空自空上げレシピ
七味鶏
「七味鶏」は基地の所在する京都府の食文化「京料理」を参考に、素材本来の風味と旨味を出汁で引き立てた肉汁が、2層の衣の中から溢れ出し、仕上げの「黒七味」の薫り高い風味で一度食べたらまた次が食べたくなる、シンプルな見た目に最大限の工夫を凝らした、経ヶ岬分屯基地が誇る空上げです。
材料(4人分)
- 鶏もも肉600グラム
- 鶏卵1個
- 生姜4グラム
- 小麦粉20グラム
- 片栗粉20グラム
- 白だし15cc
- 沖縄そばだし15cc
- 料理酒8cc
- 黒七味少量
- 砂糖4グラム
調理手順
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鶏モモ肉を1個40g程度に切り分けます。その際、スジや余分な脂身(切り分けた鶏モモ肉からはみ出る脂身)を切り落としておくと、より美味しく仕上がります。
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鶏モモ肉に、おろし生姜(臭み消し)、料理酒(肉を柔らかくする)、砂糖(塩味との相対効果)と卵白(水分を加える)を加え、5分間しっかりと揉みこみます。揉みこんだ後は15分ほど寝かせます。
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白だしと沖縄そばだし(なければだしの素と同量の水)を入れ、5分間揉みこみ、5分ほど寝かせます。この間に粉の準備として、バットに広げた片栗粉に少量づつ水を加えそぼろ状の粉を作っておきます。作り終えたら鶏モモ肉に卵黄を加え軽く絡めます。
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卵黄を絡めたものに小麦粉を付けます。小麦粉を付けたら小麦粉が水気を吸ってベタッとするまで数分寝かせます。前の手順で準備した片栗粉を軽く付け、鶏の皮の部分を外側に丸く成形してから170℃の油で3分半揚げます(油がはねやすいのであまり触らないように)。油から上げ3分間余熱で火を通します。
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余熱の間に油を180℃に再加熱し、2分程度揚げます。揚がったものに粉振るいで黒七味を少量振りかけます(通常の七味でも大丈夫ですが、黒七味を使用するとより香りが引き立ちます。)
シンプルな食材の組み合わせで最大限に美味しく作ることができる空上げです。衣の中に出汁と肉汁がたっぷり閉じ込められているので、調理の際は油はねに気を付けて調理してください。
経ヶ岬では、ほかにも様々な種類の空上げが提供されていますが「サクッとジューシー」「黒七味の風味がクセになる」と1番人気のメニューです。