航空自衛隊とは
准曹士先任の挨拶

新隊員第235期(平成元年)
一般空曹候補学生第15期(平成2年)
福岡県出身 警戒管制
令和5年5月23日 航空自衛隊 准曹士先任に就任
航空自衛隊ホームページをご覧の皆様、謹んで新春のご挨拶を申し上げます。
航空自衛隊准曹士先任の髙着准尉です。今年も航空自衛隊HPをご覧いただきありがとうございます。
昨年は、元日に能登半島地震が発生し、甚大な人的、物的被害が発生しました。まずは、改めまして犠牲者の方々のご冥福をお祈りしますとともに、被害に遭われた方々に心からお見舞い申し上げます。
航空自衛隊准曹士先任として2年目の昨年は、航空幕僚長又は航空幕僚副長に随行し、5月に豪国キャンベラにおいてASPC24(航空宇宙パワー会同)、7月中旬に英国ロンドンにおいてGASCC(国際航空宇宙軍参謀長等会議)及びRIAT 24航空ショーへ参加しました。2国間及び多国間交流における最先任下士官等との意見交換や情報共有を通じて、同盟国及び同志国等の信頼関係及び絆を強化することができました。また、7月下旬には豪国ダーウィンにおいて豪空軍が実施した協同訓練PBK24(ピッチブラック)の航空幕僚長視察に随行し、訓練に参加している空自隊員を激励しました。8月には、米国ワシントンD.C.において米空軍最先任上級曹長及び米宇宙軍最先任上級曹長が主催するSELIS24(最先任下士官国際サミット)に参加しました。本サミットでは、全世界から約70カ国、約170名の最先任下士官等が一同に会し、「Spirit of Integration」(統合の精神)のテーマのもとに、講話、ブリーフィング及びパネルディスカッション形式での会議が実施されました。国際情勢、最先任下士官の役割及び責務等に関して、参加者と認識を共有するとともに、積極的な交流を図ることにより、航空自衛隊への理解及び信頼関係の構築を促進し、大変有意義な出張となりました。
国内においては、空自准曹士先任部隊訪問として、串本分屯基地、高蔵寺分屯基地、御前崎分屯基地、浜松基地及び静浜基地を訪問しました。それぞれの基地等において隊員たちが愚直に任務を遂行している姿を直接確認するとともに隊員懇談と声掛けを通じて激励をしましたが、逆に私が元気を頂きました。
今年も引き続き、航空自衛隊准曹士先任として、部隊訪問等の様々な機会を捉え、現場の准曹士先任や隊員の意見を聴取し、より良い職場環境の構築の一助となれるような活動を継続してまいります。また、統幕、陸自、海自及び諸外国軍の最先任下士官とも密接に連携して准曹士レベルの関係強化を図り、円滑な統合運用、日米共同作戦及び同志国等との連携の強化に寄与すべく、引き続き努力する所存です
航空自衛隊の准曹士隊員は、今年も強い使命感と責任感を持って、様々な任務にまい進してまいります。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
令和7年1月吉日 第8代航空自衛隊准曹士先任 准空尉 髙着 弘康
略歴
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平成 元年4月
入隊
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平成 元年7月
第46警戒群(佐渡)
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平成 2年3月
一般空曹候補学生として教育入隊
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平成 3年1月
第55警戒群(沖永良部島)
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平成 7年8月
西部防空管制群防空管制隊(春日)
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平成11年1月
警戒航空隊(浜松)
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平成14年8月
南西防空管制群防空管制隊(那覇)
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平成19年3月
西部防空管制群防空管制隊(春日)
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平成24年8月
航空幕僚監部(市ヶ谷)
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平成27年8月
西部防空管制群本部(春日)
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平成28年4月
西部防空管制群准曹士先任(春日)
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令和 元年8月
西部航空警戒管制団准曹士先任(春日)
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令和 3年3月
航空総隊准曹士先任(横田)
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令和 5年5月
現職