航空自衛隊とは

航空幕僚長挨拶

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第37代航空幕僚長
内倉 浩昭
(うちくら ひろあき)

統一期87期(防衛大学校31期)
鹿児島県出身
令和5年3月 航空幕僚長に就任

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航空自衛隊ホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。

残暑お見舞い申し上げます。航空自衛隊ホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。7月26日に開幕したパリオリンピックは早くも終盤を迎えていますが、先月のイギリスで開催された国際空軍等参謀長会議に出席した際、水鳥寿思監督率いる男子体操日本代表チームと同じ飛行機になりました。「Team JAPAN」のユニフォームに身を包み、凛然とした佇まいで大会の地に向かわれる姿を間近で拝見し一国民として胸が熱くなりました。無双のチームワークで団体金メダル獲得という悲願を達成された皆様に心からお祝いを申し上げます。

航空自衛隊は、7月後半、フランス航空宇宙軍を百里基地に、スペイン航空宇宙軍及びドイツ空軍を千歳基地に、8月上旬にはイタリア空軍を三沢基地に迎え、それぞれ共同訓練を実施しました。期間の長短や内容には違いがありましたが、「欧州・大西洋とインド太平洋の安全保障は不可分」との共通認識のもと、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に寄与できるよう各種訓練に臨み、相互理解が深まり戦術技量の向上にも繋がりました。

また、ほぼ同時期に、豪北部準州ダーウィン空軍基地及び同周辺空域へ部隊を派遣し、豪空軍演習「ピッチ・ブラック24」に参加しました。オーストラリアの広大な訓練空域を活用し、参加した20か国の航空機による多数機での様々な訓練を実施し戦術技量向上のみならず、ボランティア活動等を通じて相互理解の促進及び防衛協力・交流の更なる深化が達成されたと確信しています。

最後に、今般の日本国内における一連の共同訓練は、関係自治体の皆様のご理解とご支援、並びに各省庁をはじめとする関係部署のご尽力により実現することができました。改めて関係各位のご協力に心からお礼を申し上げます。

航空自衛隊は、「空の守りと宇宙の安定利用を担う日本代表」として引き続き真摯に任務に取り組んでまいります。何卒、ご理解を賜わりますよう、よろしくお願い申し上げます。

令和6年 8月 8日 航空幕僚長 空将 内倉 浩昭

略歴

  • 昭和62年 3月
    航空自衛隊入隊
  • 平成24年12月
    第5航空団司令 兼 新田原基地司令(新田原)
  • 平成26年 8月
    航空総隊司令部防衛部長(横田)
  • 平成27年 8月
    統合幕僚監部防衛計画部副部長(市ヶ谷)
  • 平成28年 7月
    航空幕僚監部防衛部長(市ヶ谷)
  • 平成30年 8月
    防衛装備庁長官官房装備官(航空担当)(市ヶ谷)
  • 令和元年12月
    航空幕僚副長(市ヶ谷)
  • 令和 2年 8月
    航空総隊司令官(横田)
  • 令和 5年 3月
    現職