航空自衛隊とは

航空幕僚長挨拶

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第37代航空幕僚長
内倉 浩昭
(うちくら ひろあき)

統一期87期(防衛大学校31期)
鹿児島県出身
令和5年3月 航空幕僚長に就任

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航空自衛隊ホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。

本年度、航空自衛隊は創設70周年を迎えます。まずはこれまでの航空自衛隊の活動に対するご理解、ご支援に深く感謝申し上げます。70周年という節目に航空自衛隊がこれまで築き上げてきました歴史を振り返り、良き伝統を継承するとともに、宇宙領域を含む航空自衛隊の進化に向けた各種取組を進めてまいる所存です。併せまして、同盟国や同志国との連携の強化及び国民の皆様の更なる理解の促進と信頼の醸成に努めてまいります。

航空自衛隊は、昭和29年7月1日に保安隊及び海上警備隊がそれぞれ陸上自衛隊、海上自衛隊と改称され、防衛庁が設置されるのと時を同じくして創設されました。

創設以来、我が国を取り巻く安全保障環境は変化を続け、航空自衛隊は、その時代時代において求められる役割を果たしてまいりました。

冷戦構造の中では、米国の協力を得つつ、ひたすらにその実力を高め、我が国周辺に「力の空白」を作らない努力を重ねてまいりました。

昭和62年にはソ連機が沖縄上空を領空侵犯し、昭和33年に航空自衛隊が対領空侵犯措置を開始して以来、初めてとなる信号射撃による警告を行いました。

平成10年には北朝鮮が日本上空を超える弾道ミサイルの発射を行い、今や防空の要となっているBMDシステムの整備を推進させる契機となりました。

平成15年にはイラク人道復興支援法に基づく対応措置の命令を受けて輸送航空隊を編成し、初の長期に渡る海外での活動を行いました。期間にして約5年間、計16次にもわたる派遣活動でしたが、この間、大きな事故を1件も生起させることなく任務を完遂しました。

近年に目を向けますと、令和2年に宇宙領域専門の部隊を立ち上げ、昨年から宇宙領域把握に関する任務を開始し、宇宙の安定利用のため、米国及び同志国、更には関係機関等と一層連携を強化しております。

このように航空自衛隊の任務は、周辺情勢に対応し、その範囲を我が国周辺から海外へ、そして宇宙へと拡大してまいりました。今後、宇宙領域における作戦を航空作戦と並び立つ主要な任務と位置付け、「航空自衛隊」という名称も「航空宇宙自衛隊」と改称することを予定しております。その名に相応しい組織となれるよう、引き続き空の守りと宇宙空間の安定利用に寄与する任務を実直に遂行してまいります。

航空自衛隊は、安全保障に関する諸課題に真摯に向き合いながら、「大空とその先へ」向けて、目の前の試練を乗り越えれば明るい未来が待っているという意味の「雲外蒼天」と、やるべきことを見失わずに弛まず努力を続けるという意味の「万里一空」という空に纏わる2つの言葉を胸に刻み、隊員一同、心を一つにして互いに鼓舞しながら各種任務や訓練に自信をもって臨める宇宙作戦能力を含む航空防衛力を引き続き造成していく所存です。

今回の70周年は、航空自衛隊として迎える最後の節目であり、このような機会に改めて愛する家族、大切な仲間を含む国民の皆様の平和な暮らしを断固として守り抜くため、「強さ」と「優しさ」を併せ持った組織を造り上げていく決意を新たにするとともに、航空自衛隊の発展に多大なご尽力を賜りました全ての皆様方に心から御礼申し上げます。引き続き航空自衛隊に対し、ご理解を賜わりますよう、よろしくお願い申し上げます。

令和6年 4月25日 航空幕僚長 空将 内倉 浩昭

略歴

  • 昭和62年 3月
    航空自衛隊入隊
  • 平成24年12月
    第5航空団司令 兼 新田原基地司令(新田原)
  • 平成26年 8月
    航空総隊司令部防衛部長(横田)
  • 平成27年 8月
    統合幕僚監部防衛計画部副部長(市ヶ谷)
  • 平成28年 7月
    航空幕僚監部防衛部長(市ヶ谷)
  • 平成30年 8月
    防衛装備庁長官官房装備官(航空担当)(市ヶ谷)
  • 令和元年12月
    航空幕僚副長(市ヶ谷)
  • 令和 2年 8月
    航空総隊司令官(横田)
  • 令和 5年 3月
    現職