航空自衛隊について  

ホーム > 航空自衛隊について > 航空幕僚長挨拶

航空幕僚長挨拶

 

航空自衛隊ホームページをご覧の皆様、自衛隊も支援を行いました東京2020オリンピック・パラリンピックでは、奮闘する選手たちに勇気づけられた方も少なくないと思いますが、いかがお過ごしでしょうか。

さて、私は、先月24日から今月3日までの間、宇宙シンポジウム、宇宙参謀長等会議及び太平洋地域空軍参謀長等シンポジウム(PACS-21:Pacific Air Chiefs Symposium 2021)への参加のほか、コロンバス空軍基地及びマクスウェル空軍基地への訪問のため、米国に出張しました。

まず、宇宙シンポジウムにおいては、宇宙の安定利用に関して認識の共有等がなされました。私からは、宇宙に国境はないものの、地球を周回する人工衛星の管制等は国境のある地上の器材により実施されることから、多国間の協力が大切である旨発信しました。また、「International Military Collaboration(国際軍事協力)」と題したパネルディスカッションに参加し、日本の宇宙政策の概要等について紹介しました。また、米宇宙軍主催の宇宙参謀長等会議では、宇宙領域における課題や今後の防衛協力及び交流について意見交換を行いました 。さらに、PACS-21においては、インド太平洋地域の空軍参謀長等がアジア太平洋地域での安全保障環境について認識共有を図ったほか、自由で開かれたインド・太平洋の重要性について確認しました。

また、これらの会議等とは別に、コロンバス空軍基地における操縦教育現場を視察し、空自から派遣している操縦学生を激励したほか、コロンバス空軍基地司令、マクスウェル空軍基地司令及び空軍大学学校長等とそれぞれ懇談も実施しました。

出張期間中、会議等に参加している多くの方々から東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会について賛辞をいただきました。中には、「日本しか開催できなかった。」や「日本人の温かい心が伝わってきた。」など、私自身、大変、嬉しくなる言葉をいただくなど、改めて、今回の競技大会開催に携わった方々のみならず、全ての日本国民のおもてなしの気持ちが伝わったのではないかと感じました。

今回の出張を通じて約15人の各国空軍高官等と二者会談を実施するとともに、各会議等に参加していた空軍参謀長等とも意見交換を実施し、米国のみならず関係国との相互理解及び信頼を深められたことは、防衛協力及び交流を推進する上で大きな成果であったと考えています。我が国を取り巻く安全保障環境が厳しさと不確実性を増す中、地域の平和と安定及び宇宙の平和的・安定的な利用を確保するためには国際協力が不可欠であり、今回の訪米を通じて、今後の航空自衛隊の防衛協力及び交流に係る資を得ることができたと考えています。

一方、私が出張間にアフガニスタンの邦人等空輸任務や、ブルーインパルスによるスモークの不適正な使用がありました。米国でこれらについても報告を受けましたが、課題や問題点は何だったのか、早期に分析を行い、改善策や再発防止策を含めて教訓を導出し、それらを徹底していきたいと思います。

我々は、24時間365日上空を見上げ、我が国の平和と安全を守るため、任務に邁進する所存であります。航空自衛隊に対するご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

すぐそばにいる、頼もしい航空自衛隊
~ 24時間365日、上空を見上げています ~
 

令和3年9月29日 航空幕僚長 空将 井筒 俊司

     
img01 img02
宇宙ミーティング
 
航空幕僚長
 
img03 img04
比空軍司令官(左)
 
米空軍副次官(右から2人目)
 
img01 img02
仏航空宇宙軍副参謀長(右)
 
加空軍司令官(右)
 
img02
コロンバス基地司令(右)
 


略 歴

昭和61年 3月
入隊
平成23年 8月
第6航空団司令兼ねて小松基地司令(小松)
平成24年 7月
南西航空混成団副司令(那覇) ※現:南西航空方面隊
平成26年 8月
防衛監察本部監察官(市ヶ谷)
平成28年 7月
航空幕僚監部人事教育部長(市ヶ谷)
平成29年 8月
西部航空方面隊司令官(春日)
令和元年 8月
航空総隊司令官(横田)
令和 2年 8月
現職