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航空幕僚長挨拶

 

青葉が美しい季節となりました。航空自衛隊ホームページをご覧いただいている皆様、いかがお過ごしでしょうか。

新年度が始まり、新たな門出、新たな出会い、新たな挑戦といった様々な変化を経験している方も多いかと思います。この春、新たに自衛隊員となられた皆様、おめでとうございます。高い志のもと入隊した皆さんと、仲間として勤務できることを大変嬉しく思うとともに、今後、部隊視察等を通じて会えることを楽しみにしています。また、大切な人を自衛隊員として送り出してくださった、ご家族をはじめとする皆様に心から感謝申し上げます。
    航空自衛隊は、今年度も引き続き、国民の皆様の生命と財産を守るため、即応態勢の維持、練成訓練、それらに係る後方支援等に全力で取り組んでまいります。また、良き伝統を継承しながら、様々な分野における防衛力強化の実績を着実に積み上げ、新年度においてもさらに飛躍できるよう、新たな進化を追求してまいります。

さて、4月の主な活動として、4月4日(月)から7日(木)の間、米国コロラド州において、世界各国から空軍参謀長等が参加する、宇宙シンポジウム及び宇宙参謀長等会同に参加しました。私は国際的な宇宙協力などをテーマとしたパネルディスカッションにパネリストとして参加するとともに、各国の空軍・宇宙軍高官と2者会談を行い、相互理解及び信頼関係を深めました。また、4月8日(金)には米空軍士官学校を訪問し、士官候補生に対する講演を実施しました。
    さらには、4月11日(月)、米国防省を訪問し、米空軍、米宇宙軍、米海兵隊の高官との会談を通じ、関係強化に向けた取組を一層推進していくことなどについて、意見交換しました。
4月13日(水)には、米国アラバマ州で開催されたIHR(International Honor Roll)といわれる米空軍大学卒業者で各国の空軍トップに就いた者を表彰する式典の機会を捉えて米空軍参謀総長と会談し、日米空軍種間の更なる連携の強化などについて意見交換しました。
    帰国前の検査にて新型コロナウイルスの陽性判定を受け、皆様にはご心配をおかけしましたが、本出張全般を通じ、航空自衛隊の防衛力強化、日米間をはじめとした各国との空軍・宇宙軍種間の関係深化、そして我が国を取り巻く安全保障環境の改善への寄与といった、様々な取組に資する、大変意義のある出張となりました。

新年度を迎えても、国際情勢は、変化し続けています。ウクライナ情勢については、我が国としてウクライナに対しできる限りの支援を行うという政府の方針のもと、航空自衛隊は、これまでも装備品等の提供及び輸送などの支援を実施しています。
    我が国周辺情勢に目を向ければ、4月15日(金)に令和3年度(2021年度)の緊急発進実施状況が公表されました。令和3年度の緊急発進回数は1,004回となり、平成28年度(2016年度)の緊急発進回数1,168回に次いで、過去2番目に多い回数となりました。中国機による相次ぐ沖縄本島と宮古島の間の通過、東シナ海、太平洋及び日本海における中国H-6爆撃機及びロシアTu-95爆撃機の共同飛行、太平洋航行中の中国空母からの艦載戦闘機の発艦、新型無人機の飛行といった特異な事例を確認しました。また、ロシア機による領空侵犯を2回確認しています。
    こうした周辺国の活発な軍事活動に対し、航空自衛隊は、今年度も昼夜を問わず、常時継続的な情報収集・警戒監視に万全を期し、いかなる事態にも対応できる態勢を維持し続けてまいります。

令和4年度も、危険を顧みず、国民の負託に応えるという高い使命感と責任感を持って、目の前にある困難や課題に立ち向かい、将来の脅威に備えながら様々な任務に邁進してまいります。そのためには、国民の皆様、そして自衛隊を支援してくださる皆様による支えが必要であり、引き続き、航空自衛隊に対するご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

すぐそばにいる、頼もしい航空自衛隊
~ 24時間365日、上空を見上げています ~
 

令和4年4月30日 航空幕僚長 空将 井筒 俊司

 
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宇宙シンポジウム
 
パネルディスカッション参加中の航空幕僚長
 


略 歴

昭和61年 3月
入隊
平成23年 8月
第6航空団司令兼ねて小松基地司令(小松)
平成24年 7月
南西航空混成団副司令(那覇) ※現:南西航空方面隊
平成26年 8月
防衛監察本部監察官(市ヶ谷)
平成28年 7月
航空幕僚監部人事教育部長(市ヶ谷)
平成29年 8月
西部航空方面隊司令官(春日)
令和元年 8月
航空総隊司令官(横田)
令和 2年 8月
現職
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