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本部長からの市ヶ谷レターvol.02
横田本部長紹介

予備自衛官の皆さんへ

 令和6年もすでに半年が過ぎて7月となり、暑い日が続いています。
 平素から、職場、家庭とお忙しい中で、国防への高い意識を保持しつつ、 自らの意思で予備自衛官に志願され訓練に励まれている皆さんに対して、 心からの敬意と感謝を申し上げます。
 さて、我が国を取り巻く安全保障環境は、極めて速いスピードで変化し、 厳しさを増しています。さらに国内に目を転じてみても、 近年の異常気象による甚大な風水害や、全国各地で発生する地震など、 大規模災害の発生が常態化しています。
 今年元日に能登半島を中心に発生した最大震度7の大きな地震で自衛隊が出動し、 その際、予備自衛官や即応予備自衛官が招集されたことは、記憶に新しいと思います。

 また、今年の7月1日で、予備自衛官制度が発足して70年という節目の年を迎え、 これからの未来も皆で守って行こうという決意を込めて、 「守る未来、70年のその先へ」というキャッチフレーズが掲げられました。 中央訓練にあわせて行われた記念祝賀会では、 訓練に参加した東京地本所属の3名の予備自衛官と私が、皆さんを代表して出席し、 その際、木原防衛大臣から、初任務となった東日本大震災から能登半島地震などの 数々の災害派遣を通じ「予備自衛官というものが、被災者のみならず、 日本国民の中で心強い存在として認知された」とのお言葉をいただいております。
 このように予備自衛官の皆さんは、国家の緊急事態において、 必要不可欠な存在であり、我が国の安全保障の最後の砦として今後ますますの活躍が 期待されています。

 ところで皆さんは、予備自衛官に関する制度が進化し、 より志願しやすくなっていることを知っていますか。
 例えば、自衛官未経験者でも予備自衛官に志願できる予備自衛官補制度は、 予備自衛官補の採用資格のうち、年齢が一般公募の場合34才から52歳未満に大幅に 引き上げられました。
 さらに今年度中に予備自衛官制度の中で、予備自衛官の継続任用について、 62歳未満から65歳未満まで継続が可能となる予定です。
 ますます志願しやすい環境が整っていきますので、ご家族や周りに、 予備自衛官の活動に興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、 是非とも東京地本に、ご一報をお願いします。

 最後になりますが、皆さんにおかれましては、 退職年齢まで予備自衛官を続けていただき、 併せて自衛隊と国民の架け橋となっていただけるようお願い致します。
 皆さんの今後の更なるご活躍とご健康を祈念します。
 引き続き日本国のため国民のため、 そして地域の皆様のために、一丸となって頑張りましょう。

令和6年7月8日
横田 紀子