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2018.11.2
みなさん、こんにちは。
東京地本の大きな仕事の一つに退職予定自衛官に対する就職援護があります。
自衛官は組織の強さを保つために若年定年制を採っており、幹部・曹クラスの隊員は、
階級・年齢に応じて53歳から56歳までの間に定年を迎えます。
また、任期制自衛官も多くの者が20歳代で約2~3年の任期毎に退職し、
他の仕事に就きます。このような隊員が在職間に、
退職後の生活に不安を感ずることなく国防の任に専念できる環境を整えるため、
退職予定自衛官に対する職業紹介を行うのが就職援護制度です。
先日も退職予定約1年前の陸自隊員に対する定年退職予定隊員就職説明会を東京地本で開催しました。
その運営を担うのが東京地本援護センターの援護班・都内各駐屯地援護室の援護マン(ウーマン)です。
彼(女)達は、日夜、退職自衛官を雇用していただける企業や求人情報の収集にあたるとともに、
担当する退職予定隊員への援助等を専門に行っている自衛官・事務官です。
説明会における面接練習でも退職予定隊員の面接に臨む姿勢、
言葉使い、身だしなみ、履歴書の書き方、更には経歴や面接練習の様子から、
より本人に適した職業の選択肢を提示するなど、きめ細やかなアドバイスをします。
退職予定隊員はこのような援助を受けつつ自学研鑽し、
最終的に再就職先を勝ち取ります。
任期制隊員の就職援護は、首都圏では就職斡旋専門の企業に委託していますが、
任せきりではありません。地本として当該隊員とその所属部隊に直接アプローチし、
人生設計を確立するライフプラン教育の設定、就職説明会の前後のフォローなど、
こちらも万全の態勢で組織として就職の援助を行っています。
退職予定自衛官とその所属部隊の関係上司の皆さんは、
所属する駐屯地の援護室に積極的に相談して欲しいと思います。
また、様々なスキルやリーダーシップ・フォロワーシップを身につけた自衛官を雇用してみたいと思われる企業の皆様は是非とも東京地本の援護センターにご連絡下さい。
話は変りますが、10月1日より、自衛官候補生の応募資格のうち、
採用年齢の上限が従来の27歳未満から33歳未満に引き上げられました。
自衛隊に求められる多様な任務の遂行や装備品の高度化に対応できる幅広い人材の確保が狙いです。
チャレンジしてみたい、あるいは、関心のある方は、東京地本のHPにアクセスするか、
お近くの募集事務所にご連絡下さい。お待ちしております。(希望時に32歳の方は特に応募資格内容を確認して下さい)
自衛隊東京地方協力本部長 荒井 正芳
定年退職予定者説明会・面接練習
任期制隊員の就職説明会
東京地方協力本部 援護課 電 話: 03-3269-0713