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本部長からの市ヶ谷レターvol.19

2019.12.12

岸良本部長紹介

 みなさん、こんにちは。
 寒さが厳しい季節になりました。
 先日の11月30日(土)2200、長野県知事からの災害派遣撤収要請を松本駐屯地司令(第13普通科連隊長)が受理し、 台風19号に係る災害派遣が終了しました。 1日も早い被災地の復興及び被災者の方々が笑顔で元の生活に戻られますことをお祈り致します。
 台風19号に係る災害派遣に関しては、10月14日に予備自衛官等の招集が閣議決定され、 東部方面隊及び東北方面隊管内の即応予備自衛官約370名、 予備自衛官約50名が招集されて、活動に従事しました。
 東京地本においては、予備自衛官16名が東日本大震災以来2度目の招集、 即応予備自衛官23名が初の招集となり、被災各地における入浴支援、 道路啓開に従事するとともに、陸上総隊司令部において法律、医療、広報等の業務支援を実施しました。
 また、今回の活動においては、女性の予備自衛官等も多く活躍しており、 男性と同様に任務を遂行できる力強さと女性ならではのきめ細やかさをもって幅広い活動に従事しました。 東京地本からも8名の女性が従事しましたが、その中の一人に即応予備自衛官と女子プロボクサーを両立している田中美樹さんという方がいらっしゃいます。 可憐な見た目とは一転して、勇ましく戦う正統派ボクサーとして活躍されていますが、今回の活動においても、 男性と同様に瓦礫の撤去や道路啓開に従事してその任務を見事に完遂しました。 田中さんは元自衛官で立川駐屯地にある第一飛行隊で勤務していた経歴があり、プロボクサーの夢を実現させるため自衛隊を退職しましたが、 国防及び社会貢献への意欲が高く、昨年度、即応予備自衛官として志願されました。 田中さんの活動状況を動画にして東京地本のSNSで投稿したところ約7000の「いいね」を獲得する等、 広報活動にも寄与して頂いております。
 手当てに関してですが、即応予備自衛官や予備自衛官が災害招集された場合、 本人に対しては、自衛官の給与を日割りで支給されますとともに、企業に対しては、 雇用企業給付金として一人当たり日額34,000円が支給されます。
 東京地本としては、引き続き予備自衛官等の実運用のための即応態勢基盤の整備と、 あらゆる活動を通じた予備戦力の充実に努めてまいります。
 予備自衛官になりたい、あるいは予備自衛官を雇用したいなど、 ご興味のある方は、是非、東京地本にご連絡下さい。

自衛隊東京地方協力本部長 岸良 知樹

田中さん
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