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新年明けましておめでとうございます。
皆様におかれましては、穏やかな新年を迎えられたこととお慶び申し上げます。
東京地本は、今年65周年を迎えます。
これも地域の皆様のご理解、協力諸団体等の皆様のご協力、そして諸先輩方の努力の賜物です。
昨年8月に着任してから募集案内所等、援護室を訪れましたが、
東京地本がいかに多くの方々に支えられてきたか、を強く認識しました。心から御礼申し上げます。
さて、東京地本は全国最大の地方協力本部として、
世界有数のメガシティにおける武力攻撃等事態等における自治体等との連絡、
国民保護等業務に加え、自衛官の募集・採用、退職自衛官の就職援護、
予備自衛官等の業務といった自衛隊の人的戦闘力充実の核となることが期待されています。
多様化する自衛隊の任務を支えているのは「人」であり、
将来の我が国の安全を保障するためには「人」の充実は最優先です。
東京地本を取り巻く環境は激変をしています。
厳しい安全保障環境における任務を果たしうる「人」の質の充実、
新型コロナウイルス禍での任務遂行、景気動向や少子高齢化の中での募集・援護、
首都直下地震など大規模災害等への対応、SNSの発達等メディア変化への適合です。
- これら変化を踏まえ五つにチャレンジします。
- 一、各種事態等における東京地本の役割をいかに果たすか?
- 二、厳しい募集環境、新型コロナ禍において、いかに質の高い人材を確保するか?
- 三、雇用情勢の悪化が予想される中、定年多数期に向けた援護をいかに強化するか?
- 四、即自、予備自、予備自補、の勢力確保、招集時における実効性をいかに高めるか?
- 五、募集、援護、予備自業務に資する広報をいかに充実するか?
変えてはならないもの、それは「人」と「人」との関係を大事にすること、
そして地本の使命である自衛隊の「人」の充実に関わる誇りと矜持を持ち役割を果たすことです。
この思いを胸に任務を遂行します。
今年もよろしくお願いします。
令和3年1月1日
牧野 雄三