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【はじめに】
皆さんこんにちは。私は、飛行開発実験団 飛行実験群飛行隊Cフライト(C―2試験担当)所属の飯塚3佐です。これまで私は、輸送機操縦士として、全国を飛び回ってきました。
初任地は、小牧基地の第1輸送航空隊(C―130H)です。その後、美保基地の第3輸送航空隊にてC―2、また、入間基地の第2輸送航空隊でC―2及びU―4に搭乗してきました。一昨年の1月、岐阜に転属となり、その年の5月より、試験飛行操縦士課程(以下「TPC」という。)を約1年間履修し、その後、試験飛行操縦士(通称、テストパイロット)として勤務しております。
管制隊の皆様には、これまで多大なご支援、ご助言を頂きました。この場を借りて御礼申し上げます。
【岐阜基地の特性】
飛行開発実験団が所在する岐阜基地は、現在、日本で運用されている飛行場の中で最も古い歴史を持つ飛行場で、これまで多くの試験などが行われてきました。その岐阜基地の特徴の1つは、ほとんどの運用が、RWY28で行われていることです。また、多機種の航空機が日常的に運用されていることも、岐阜基地の特徴であると考えます。
飛行開発実験団所属の5機種(F―2、F―15、C―2、T―4、T―7)をはじめ、陸自ヘリ、海自哨戒機、岐阜県の県警ヘリ、消防ヘリ、川崎重工所属の航空機、航空教育集団の学生練習機(T―4、T―400、T―7)、更には、不整地着陸を行うC―130H等が岐阜基地にて、飛行訓練やそれぞれの任務に基づく飛行を実施しています。
このように、岐阜飛行場の管制圏内においてそれぞれの着陸の速度、高度が異なる航空機が、異常な接近もなく安全に運航できていることは、管制官各位の適切な判断、コントロールによるところが大きいと、いつも感じています。
【飛行試験部隊の特性】
飛行開発実験団が実施する飛行試験の多くは訓練エリアで行いますが、混雑した岐阜管制圏内で実施するものもあります。例えば、タワーフライバイ試験法です。
この試験法は地上からの測量によって、飛行中の航空機の高度を測定し、航空機の高度計が適切かどうかを試験するものです。試験においては測定誤差を小さくするため、できる限り低高度で飛行する必要があります。また、幅広い速度域で確認する必要もあるため、低速から高速まで何回も測定します。さらにこの試験法はTPCでも教育しており、その際は複数機で飛行場を何十周も飛行しています。
しかも、本試験では周囲の地形を考慮し、RWY10方向でのフライバイで測定しています。先述したとおり、ほぼRWY28運用の飛行場ですので、この試験間はほとんどの場合オポジットでの運用となり、管制との適切な連携が一層必要になる試験法です。
【おわりに】
各試験担当者の念入りな試験計画、そして適切な管制によって、安全に任務を遂行しています。今後も管制官とのミーティングをはじめ、連携強化を図ることにより、安全かつ迅速に試験を実施し、ひいては、我が国の防衛力の更なる強化に繋がるよう励んでいきます。
皆様こんにちは!私は、中部航空方面隊司令部支援飛行隊(以下「中司飛」という。)の工藤3佐と申します。
この度は、航空保安管制群ホームページへの投稿の機会を頂くことができ、大変光栄に思います。我々中司飛は、T-4による関東周辺で勤務する管理操縦者の技量維持を目的とした年間飛行訓練、目標機支援及びU-4による司令官等の指揮連絡に関する運航支援等を行っております。この度は、フライトを通じて私が感じる「他機情報の重要性」についてお話したいと思います。
中司飛は、入間基地に所在する部隊であります。入間基地は周辺に横田、立川及び厚木飛行場がある他に、民間の調布飛行場、本田エアポート及び妻沼滑空場などが所在し、多くの航空機等が飛行している環境であります。また、入間基地はT-4などの小型機、C-2などの大型機やCH-47などの回転翼機といった様々な種類の航空機が運航されている基地であります。そのため特にVFRで飛行している時は、他機と接近する可能性が非常に高くなります。
その一方で、T-4及びU-4(一部機体を除く。)にはレーダーやT-CAS等は搭載していないため、目視による他機の把握には限界があり、他機情報の入手手段は航空管制官からのVOICEが頼みとなり、航空管制官からのタイムリーな他機情報は、他機との接近を回避するために大変重要であります。
また、着陸時におけるファイナルの他機情報(特に機種情報)は、着陸間隔を考えるにあたり大変重要(機種に応じてファイナル速度が異なるため。)であります。幸いなことに、私が入間周辺を飛行する時には他機情報をタイムリーに発出して頂いているため、他機との接近を避けることができ、大変感謝しております。
最後になりますが、航空機を安全に運航できているのは、平素から多大なるご支援を頂いている各基地の管制隊の皆様のお陰であると痛感しております。引き続きこれからも多大なるご支援を賜りますようよろしくお願いします。
祈 飛行安全!!

皆さんこんにちは!私は航空自衛隊 第5航空団 飛行群 第305飛行隊で勤務している小林1尉です。この度は航空保安管制群ホームページへの投稿の機会を頂きありがとうございます。
我々305飛行隊はF-15戦闘機を運用し、対領空侵犯措置任務や防空戦闘を主任務として日々任務及び訓練に従事しております。
さて、今回は日頃フライトする上で、私が心掛けている「コミュニケーション」の方法についてお話したいと思います。「コミュニケーション」とは、互いの考えや気持ちを伝えあう意思疎通や情報伝達のことであり、身振り手振りや表情の要素も含まれます。つまり、普段人と対面で会話する際は、多くの情報を基にコミュニケーションをとっています。
しかしながら、我々操縦者が管制官と無線で交話する際には、意思疎通のツールは音声のみに限定されます。その上で、自分なりに一番納得し心掛けていることが、「相手の立場を理解して話す」ことです。会話は独りよがりでは相手に伝わりません。相手の立場(状況)を考えて話すことで最も正確に伝えることができると考えています。
以前、飛行場周辺に多数の在空機がいた際に、状況を考えず長く交話をしてしまったあげく、私の意思が正確に伝わらず、管制官及び周辺の在空機を混乱させてしまったことがありました。状況に応じたコミュニケーションの重要性を強く認識した出来事でした。空の安全を守る者同士、思いやりの気持ちを持って今後もコミュニケーションをとっていきたいと考えます。
最後になりますが、我々操縦者の安全を確保した上で任務、訓練にまい進できるのは、平素から多大なるご支援を頂いている各基地の管制隊の皆様のおかげであると痛感しております。そのご支援に応えるべく、円滑なコミュニケーションに努めつつ、更なる精強化に向けて精進してまいりますので、引き続きご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。

皆さんこんにちは。私は、千歳基地第2航空団第203飛行隊所属の小林2尉と申します。この度は寄稿の機会をいただきありがとうございます。
平素より、管制官の方々には飛行訓練をはじめとし、対領空侵犯措置等において多大なるご支援をいただいております。この場をお借りして、感謝申し上げます。
寄稿にあたり、千歳基地のトラフィックパターンについて紹介したいと思います。千歳基地は、新千歳空港と隣接しており、官民ともに多くの航空機が在空する地域となっています。
また、その飛行経路は隣接している別々の滑走路に民航機、自衛隊機がそれぞれアプローチするという独特な部分があります。
一例として、VFRでIPからイニシャルへ進入する自衛隊機は民航機のファイナルアプローチ経路の上を交差して飛行します。この際、不必要な接近を防止するためF-15やT-4等のジェット機は、IPからの進入時にファイナルを飛行している民航機の位置情報を入手します。
目視による間隔を設定しなければイニシャルへ進入を継続することはできず、目視できない場合には一度離脱をしてIPから再進入しなければいけません。
そして、IPから進入を開始した以降は、民航機の目視を維持したまま、定められた飛行方式に従い高度2,500フィートと針路を保持します。
使用滑走路がRWY18の場合、自衛隊機と民航機の経路が交差する位置は、ファイナルの民航機が高度2,000フィートからの降下を開始した直後辺りであり、状況によっては、民航機を直下に視認しながら飛行することになります。
そのため、高度を厳格に保持しながらも管制官からの位置情報を活用し、パイロットの眼で必ず確認し、その状況を管制官に伝えます。
このように、IPからの進入ひとつをとっても、管制官との密接な連携が不可欠であり、パイロットと管制官が同じ眼を持っていなければ飛行安全は成り立たないのだと感じています。
初めて千歳上空を飛行した際、自機の直下を飛行する民航機を見ながら、定められた飛行方式を厳守する重要性を肝に銘じました。その初心をこれからも忘れることなく、管制官の皆さんと協力しながら任務遂行に努めて参ります。今後ともよろしくお願いいたします。

はじめまして。私は三沢ヘリコプター空輸隊(以下、「三ヘリ隊」)で、CH-47Jの操縦士として勤務しています。三ヘリ隊では、主に北東北及び北海道の空輸を行っている他、震災や林野火災に対する災害派遣要請に応じた活動も実施しています。
管制群の皆様におかれましては、三ヘリ隊への日々のご支援、ご協力にこの場をお借りして感謝申し上げます。
今回は私たちが搭乗する、CH-47Jの運用及び三ヘリ隊について説明します。CH-47Jには操縦士の他、機上整備員、空中輸送員がクルーとして搭乗しています。
各クルーは自らの任務を遂行しつつ、管制官とのやり取りも聴取しています。全てのクルーが聴取しているため、誤認識や聞き逃しがないか認識を共有することができ、安全な運航に繋がっています。
三ヘリ隊では、クルー間の積極的なコミュニケーションを生むために、地上でも部隊の団結を深めています。特に三ヘリ隊の野球部は長年続く活動の一つであり、市内の朝野球大会に出場しています。そんな三ヘリ隊野球部のライバルチームに三沢管制隊があります。両チームは同じリーグに所属し、大会以外でも交流試合をする等、切磋琢磨し絆も深まっていると私自身感じています。
三沢管制隊とは、パイコンミーティングや管制隊の見学等の交流もさせていただき相互理解も深めています。今後も様々な活動を通して交流し、さらに団結を深めさせていただき、飛行安全に寄与できればと思っています。
