飛行情報隊
飛行情報隊長 3等空佐 田中 結実
隊長挨拶
みなさんこんにちは。
令和6年3月15日付で隊長に着任しました田中です。
飛行情報隊ホームページをご覧いただきましてありがとうございます。
さて、みなさんはドライブはお好きですか?
ドライブに出発する前にはカーナビで最適ルートをセットしたり、出発後は渋滞や工事などリアルタイムの交通状況をラジオや標識で確認したりしませんか?
飛行情報隊では、空のナビゲーションに必要な地図(地上では道路地図ですね)や、飛行場からの出発や着陸方法を示す図面などを作成しているほか、空の混雑状況や経路上の標識の使用可否、駐機場所に関する最新情報などをリアルタイムでデータ配信しています。そのような飛行情報隊は、実は、陸海空自衛隊機の安全で効率的な空の移動を「情報」で支えるオンリーワンの部隊です。
このホームページでは、オンリーワンな部隊で働く隊員の日常を紹介していきますので、親近感を感じていただければと思います。
部隊紹介
飛行情報隊は、NOTAM(ノータム)業務、及び飛行情報出版物編集・校正業務を実施する自衛隊唯一の部隊です。
NOTAMとは、航空機が運航する際に必要な航空情報の一つで、飛行場及びその周辺の特異な情報(場内の工事や周辺の花火大会等)、航空保安無線施設の運用状況など、パイロットにとって必要不可欠なものです。飛行情報隊では、陸・海・空の自衛隊から送られてくる情報について審査し、国土交通省の航空情報センターを通じて全国に発信しています。
飛行情報出版物編集・校正業務とは、自衛隊の飛行関係部隊が使用する航空図や空域図又は飛行場の諸元等を編集した航空路図などを飛行情報出版物といい、これら出版物の原稿を編集及び校正し、印刷を担当する部隊を通じて陸・海・空の部隊に配布しています。


隊員の訓練風景
全力疾走の春🌸
4月の暖かい日差しが降り注ぐ中、飛行情報隊の隊員達は毎年恒例である体力測定のための訓練を行っています。5月下旬の測定を控え、桜の咲く頃から日々持久力や瞬発力のトレーニングを積み重ね、去年より1秒でもいいタイムが、また、1回でも多く腹筋などができるように頑張っています。写真は、大型連休直後の練習の様子です。

スタート前にリラックスした表情を見せてくれた隊員がいる一方で険しい表情の隊員も見られました。

スタート後は、自分のぺースを意識しながら走ります。周囲のペースに合わせてしまうと終盤に影響が出てしまうので、全力疾走と言えどマイペースは非常に大切です。隊長(左端)も全力です!

先にゴールした隊員は、全力疾走からすぐに全力応援にまわり、みんなで好記録を狙います。
自衛隊入隊に興味はあるけど「足が速くないとダメなのかな・・」「走るの苦手だな・・」と不安な気持ちのそこのアナタ! 大丈夫ですよ☆
航空自衛隊の強化選手や、走るのが得意な隊員達が、結果にコミットできるトレーニングメニューを考えてくれるので、だんだんと不安が少なくなっていきます。そして「もっと速くなりたい!」「先輩に勝ちたい!」と新たな目標ができ、前向きにもなれますので、ぜひ私達と一緒に走りましょう!
ちなみに、隊長の目標は「より美しく」だそうです。叶うといいですね。
トピックス
今月のトピックス
1 安全祈願に行って来ました
2 連覇!!群QCサークル大会に参加しました
1 安全祈願に行って来ました
1月中旬、東京都日野市にある高幡不動へ安全祈願に行って来ました。
1年間無事に過ごすことができた感謝と今年の飛行安全と地上安全を祈願しました。
高幡不動は正式には高幡山明王院金剛寺というお寺です。京王線の高幡不動駅の改札を出て徒歩5分の場所にあります。関東三大不動のうちの一つで「1100年前に不動明王をご安置したのに始まる。(高幡不動HPより)」という歴史のあるお寺です。さらに新選組ゆかりのお寺でもありますので歴史や御朱印巡り等々がお好きな方、是非いらしてみてください。

2 連覇!!群QCサークル大会に参加しました
1/27航空保安管制群内のQCサークル大会が開催されました。この大会は書類選考を勝ち抜いた上位5チームが出場し、群司令の前で発表を行うことができる大会です。この大会に飛行情報隊のHallengersが出場しました。テーマは『ノータム指導回数の削減』です。
出場するにあたりメンバーはシフト勤務の合間に練習を行いました。練習には隊長を始め前回大会ゴールド賞受賞及び航空自衛隊QCサークル大会出場のメンバーも参加し、質疑応答の練習や抑揚の付け方をアドバイスしました。
迎えた本番当日。メンバーは発表会場である航空保安管制群本部の会議室に向かいました。他の隊員はVTCで発表の様子を見守りました。練習の成果を存分に発揮し、発表後はホッとした表情で帰ってきました。夕方になりメンバーは閉会式に参加するため再び会議室へ。ゴールド賞1チーム、シルバー賞が2チームに授与されます。「まだ閉会式から帰って来ない?」「そろそろ結果発表かな?」と落ち着かない様子で待っていました。戻ってきたメンバーの第一声「ゴールドでした!!!」
みんな大喜び!!
大会に参加したメンバーは「みなさんのおかげでゴールド賞をいただきました。ありがとうございます。」とコメント。本当にお疲れ様でした。

