百里管制隊  

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百里管制隊

百里管制隊長

百里管制隊長 2等空佐 水山 好弘

隊長挨拶

 

百里管制隊ホームページにようこそ。隊長の水山2佐です。
油断大敵の日々ですが、我々も感染拡大防止に努めながら日夜、任務を遂行しています。百里管制隊は、百里基地において航空交通管制業務を実施する部隊です。これからも国防と空の安全に貢献してまいりますので、ご理解とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
当ホームページは、地域の方々、隊員のご家族、入隊を検討中の方等、多くの方々にお楽しみ頂けるよう努めてまいります。是非、ご覧ください。

百里基地HP

  

部隊紹介

  

百里管制隊は、百里飛行場における航空交通管制業務の専任部隊で、昭和40年に創設されました。隊が所在する百里基地は茨城県小美玉市にあり、北に日本3名園の偕楽園、南に国内で2番目に大きい湖霞ケ浦、そして西には1番低い百名山筑波山と、県内の名所に囲まれています。百里基地では、首都圏防空を担う第7航空団と航空救難を担う百里救難隊の所属機が飛行しています。平成22年に滑走路が2本化され、官民共用飛行場として国内外への民間定期便も発着するようになりました。羽田及び成田空港が近く、周辺空域では航空交通が輻輳しています。このような中、我々は日夜、任務を遂行しています。

隊員の訓練風景

訓練風景

本シリーズは、隊員が一人前の航空管制官になるまでの軌跡を辿るものです。毎月更新しますので、お楽しみください。

  

Chapter9:訓練!訓練!訓練!
PYさんの管制塔訓練は、着実に進捗しています。訓練開始から約7か月、業務にも慣れてきました。
年明けの3月に予定されている国家試験に万全を期すため、訓練の進捗度を確認してみましょう。
副管制席については、基本的な業務が身に付いてきました。


訓練風景


地上管制席においては、他席の管制官と積極的に調整できるようになりました。航空機でも車両でも、滑走路の使用については飛行場管制席の管制官が許可権限を持っています。作業車両から滑走路の横断等を要求された際は、事前に許可を得て中継します。


訓練風景

飛行場管制席の業務についても日々上達していますが、国家試験に確実に合格するためには、もう少し訓練を重ねる必要があるようです。
PYさんもかなり航空管制官らしくなってきましたが、飛行場管制席は航空機との交信や他席と調整する機会が最も多く、訓練に時間がかかるのです。


訓練風景


訓練風景

重責を感じつつ、PYさんの訓練は順調に進んでいます。
今後もPYさんの成長にご期待ください。



これまでの道のり(バックナンバー)

Chapter 1

Chapter 2

Chapter 3

Chapter 4

Chapter 5

Chapter 6

Chapter 7

Chapter 8

 

トピックス

一隅を照らす(職務紹介)


隊員の職務について、個人にフォーカスして紹介しているコーナーです。


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「空自航空管制官への道」バックナンバー

  

Chapter1:訓練準備
彼女はこの春、百里管制隊に着任しました。

訓練風景



これから一人前の管制官になるべく、訓練を開始します。
空自航空管制官に必要な国家資格は4つあります。これから約1年、1つ目の「飛行場管制業務(管制塔)」について訓練します。
今回はそれに先立ち、実際の現場を見学し、百里飛行場や器材の概要、業務内容等について、先輩から説明を受けました。

訓練風景

訓練風景


実際に航空機と交信する訓練に至るまでには、まだいくつかのカリキュラムが残されています。来月は、そのカリキュラムについて紹介します。
なお、世界中、全ての航空管制官は、アルファベット2文字の業務用個別イニシャルを保有し、業務上の調整や書類を記入する際は、氏名ではなく当該イニシャルを使用します。
彼女の業務用イニシャルは「PY」になりました。以後、「PYさん」として紹介します。

訓練風景





  

Chapter2:勉強三昧
いよいよ管制塔で訓練!!……の前にお勉強です。
航空管制官の国家試験には「実技試験」のほか、試験官の質問に回答する「口述試験」、各種チャートを制限時間内に書き上げる「筆記試験」の3つがあり、いずれも記憶力と理解力が試されます。

航空管制は、多くの専門的知識を必要とするため、実技訓練に入る前に、必要な基礎知識を身につける必要があります。PYさんも必死で勉強しています。

訓練風景訓練風景
教官が定期的に習得度をチェックします。

訓練風景訓練風景
結果は如何に?

今後のPYさんの成長に乞うご期待!

訓練風景





  

Chapter3:滑走路点検の研修
航空機の安全運航のため、飛行場では毎日滑走路点検が実施されています。滑走路点検は、他部隊が実施するのですが、滑走路はご存じのとおり、航空機が離着陸する、航空管制官と密接な関係のある飛行場施設であることから、理解を深めるため点検車両に同乗し、研修を行いました。


それでは、出発です。
訓練風景

滑走路上に設置された、ワイヤーについての説明を受けています。
訓練風景

滑走路の一部には、「水はけ」をよくするために、細かい溝が掘ってあります。
訓練風景

滑走路の長さと幅を実感。管制塔からの景色との違いにびっくり。
訓練風景

管制塔から見ても分からない滑走路面の状況や、周辺に設置されている様々な装置等を実際に見て確認し、理解を深めることができました。PYさんは一歩ずつ管制官への道を歩んでいます。今後の更なる成長に乞うご期待!
訓練風景




  

Chapter4:現場での訓練開始
いよいよ現場での訓練(OJT)が始まりました。これまでの机上訓練や蓄えた知識をもとに、本格的な訓練に入っていきます。まずは、地上管制席の訓練から開始しました。


管制官は業務を実施する際、必ず使用する器材の点検を実施します。無線機以外にも無線機が故障したときに使う指向信号灯(ライトガン)等、正常に使用できるかをチェックします。
訓練風景

地上管制席は、航空機だけでなく、車両とも交信を行い、安全を確保しています。交信する際は、誤解等ないよう決められた用語を使います。
訓練風景


空の安全を守るため、常に四周警戒!
訓練風景
訓練風景


実業務を通じて、ちょっとした達成感を感じるPYさん。
PYさんのこれからの成長にご期待ください。
訓練風景




  

Chapter5:管制塔(副管制席)での訓練
今回は、副管制席の訓練です。

副管制席は、航空機の離着陸時刻を記録したり、管制承認の受領や伝達等の基本的な業務のほか、航空機の離着陸順序について関係機関と調整する管制席です。航空管制は、パイロットと交信するだけではありません。国土交通省管轄の機関や関係部隊等との調整業務が必要であり、副管制席がそれを担います。
訓練風景

管制承認は、航空機が飛行する経路、高度等を指定するもので、航空機間の間隔をとるのに重要なため、確実に航空機に伝達しなければなりません。専門用語で伝達された内容を、ストリップと呼ばれる細長い紙片(運航票)に書き取ります。
訓練風景


パイロットに管制承認を伝達するため、地上管制席にストリップを渡します。
訓練風景


また、トラブル等が発生した際に関係機関と速やかに連携できるよう、毎日定時に回線チェックを実施しています。
訓練風景

ホッとする間もなく、航空機の着陸時刻を関係機関に伝達します。航空交通は常に進行しています。また、電話調整の最後には、必ず相互にイニシャルを交換し、誰と誰が調整したのかを記録します。
訓練風景
訓練風景

PYさんのこれからの成長にご期待ください。






Chapter6:管制塔(飛行場管制席)での訓練
いよいよ、飛行場管制席の訓練です。


飛行場管制席は、滑走路上の安全を確認するとともに、航空機同士の安全な間隔を確保しつつ、航空機に対して離着陸の許可を出す管制席です。航空機はスピードが速いため、素早く正確な判断が求められます。
航空機から離陸準備完了の連絡がくると、滑走路の安全を再確認し、離陸許可を出します。
訓練風景


訓練風景


無事に離陸したことを確認したら、次の空域を担当する管制官に引き継ぎます。
訓練風景


飛行場管制は、基本的に航空機を目視確認しながら管制します。
そのため、できるだけ早く、航空機を見つけることが重要になります。
訓練風景


訓練風景


訓練後は、その日の訓練について振り返りながら、監督者の指導を受ける等、次はもっと上達できるよう努めます。一人前の管制官になるまでの道のりは、その繰り返しです。
訓練風景

PYさんのこれからの成長にご期待ください。






Chapter7:航空管制器材研修(Part1)
いよいよ、飛行場管制席の訓練です。


管制隊は、航空管制業務を実施するだけではなく、業務に必要な各種器材の保守整備も行っています。今回PYさんは、いつも使用している器材がどのように保守整備されているかを知るために研修しました。
器材は24時間365日、正常に使用できることが求められており、整備を担当する隊員は日夜、器材を点検し、異常がないか確認するとともに、必要な整備を実施しています。


まず、空港監視レーダー(ASR)の研修をしました。建物頂点の球体の中には、旋回する大きなアンテナがあります。このアンテナからの電波によって、飛行する航空機の位置を把握することができます。PYさんは管制塔から目視で航空機を探しますが、遠過ぎて見えない航空機の位置も、この器材があれば把握することができます。


訓練風景


次に、飛行場内に設置されている「ローカライザー」という器材を研修しました。これは、天気が悪い時に着陸する航空機を真っ直ぐ滑走路に誘導するための器材です。


訓練風景


同じく、飛行場内に設置されている「グライドパス」という器材も研修しました。これは、着陸する航空機が、滑走路に向かって滑らかに高度を下げていくために必要な器材です。航空機はこの器材からの電波を受信し、コックピット内の計器に表示します。パイロットは、それを確認しながら安全に着陸するのです。

訓練風景

訓練風景


複雑な機械の話が苦手なPYさんは帰ろうとしていますが、研修はまだ終わりません。次回も航空管制に必要な器材研修について紹介します。
PYさんの成長にご期待ください。






Chapter8:航空管制器材研修(Part2)
前回に引き続き、PYさんによる器材研修の模様を紹介します。


訓練風景


今回、まず紹介するのは、TACAN(タカン)と呼ばれる器材です。
これは、航空機に対し、TACANからの位置情報を提供する器材で、飛行を援助する器材です。


訓練風景

次に研修したのは、精測レーダー(PAR)装置です。
本器材は、到着機が滑走路に向かって進入する際、航空管制官が進入経路や降下角度について精密な指示を発出するために必要な器材です。主として、悪天候の日に活躍します。


訓練風景

次に受信所を研修しました。
航空管制官がパイロットと交信するために必要な施設です。アンテナは、高い鉄塔の上に設置されています。

訓練風景

最後に、受配電室を研修しました。
全ての施設及び器材は、電気がなければ運用できません。その電力供給を賄っている施設です。停電時も、バッテリーや発電機により、途切れなく電力を供給することができます。
航空交通管制業務を実施するためには、たくさんの施設や器材、そして熟練の整備員が必要です。PYさんは、研修を通じてそれを実感することができました。
管制塔での訓練もずいぶん上達してきました。
PYさんの成長にご期待ください。