新田原管制隊
新田原管制隊長 3等空佐 杉山 聡
隊長挨拶
新田原管制隊HPにアクセス頂き、ありがとうございます。
令和5年6月1日付で新田原管制隊長を拝命しました杉山です。平素から航空自衛隊及び新田原管制隊に対するご理解、ご協力を賜り誠にありがとうございます。
新田原管制隊は、海と山に囲まれた自然豊かな宮崎県のほぼ中央に位置する航空自衛隊新田原基地において、離着陸する航空機及び周辺を飛行する航空機に対する航空交通管制業務(航空交通の安全と秩序ある流れを維持し促進する業務)を実施するとともに、管制業務に使用するレーダー等の保守装備を行っています。また、これらに加え、第5航空団の実施する対領空侵犯措置への対応を行っています。
これら重要な任務を確実に遂行するために新田原管制隊が日々実施している様々な訓練や取り組み等を、今後このホームページで紹介していきたいと思います。是非ご覧いただき、今後とも新田原管制隊に対する変わらぬご理解とご支援を賜りますよう、お願いいたします。
部隊紹介
新田原(にゅうたばる)管制隊は、昭和32年(1957年)12月に編成され、管制塔で行う飛行場管制業務とレーダーによる着陸誘導管制業務を行っています。新田原飛行場周辺の空域(進入管制区)におけるターミナル・レーダー管制業務は、国土交通省の鹿児島空港事務所によって行われています。このため、新田原管制隊は、鹿児島空港事務所との緊密な調整のもと、防空、F-15戦闘機の飛行教育及び航空救難を任務とする基地所属機をはじめ、飛行場周辺を飛行する航空機の安全確保と効率的な運航に努めています。また、対領空侵犯措置(ホット・スクランブル)や救難機の災害派遣等に対応するため、管制官・整備員(レーダー、無線)ともに24時間態勢で備えています。余暇活動も充実しており、ゴルフやサーフィン、釣り、ロードバイク等で、温暖で自然豊かな宮崎を楽しむことができます。
隊員の訓練風景
航空自衛隊には、体力測定というものがあります。
私たちはこの体力測定にむけて、日頃から駆け足訓練や、腕立て伏せや、上体起こし等の体力練成に励んでいます。特に、私たちが所属する管制群は駆け足に注力しており、各隊員に「駆け足は4級以上の級を取得」という目標を設けています。そのためか隊員の皆さんは日頃から、暇さえあれば駆け足訓練!!というような風潮があり、とても士気の高い隊員が揃っています。
駆け足訓練から帰ってきた隊員の皆さんは、とても清々しく達成感に溢れています。皆さんも是非、一歩外に出て走り出してみてはいかがでしょうか。

これは・・・自分との闘いだ!!

あぁ~、いよいよスタートか、緊張してきた。

今回の1番はもらったな。
トピックス
皆さん、こんにちは。本HPをご覧頂きありがとうございます。
7月26日から3日間、フランス航空宇宙軍が新田原基地に来基し、初の日仏共同訓練が実施されました。27日(木)の夕方、基地内で”アイスブレーカー”と称してフランス航空宇宙軍と交流会があり、太鼓部による演舞や音楽部による演奏のおもてなしで盛り上がりました。フランス語は話せないうえ英語も得意ではない私ですが、周りの隊員の方のサポートもあり、なんとか交流することが出来ました。日本人は一般的に非言語コミュニケーションが少ないと言われていますが、今回の私は、「どうにかして伝えたい!」という気持ちからジェスチャーをフル活用しました。お互いの母国語での意思疎通は難しいものの、「お互いに理解しようとする気持ち」が言語によるコミュニケーションに勝り、帰り際には写真を何枚も撮るほどの仲に。仕事の話以外にお互いの国について話したりして他国の方との異文化交流はとてもよい経験及び刺激になりました。今回の共同訓練を通じ日仏の相互理解が深まり、相互の任務遂行能力が向上したのではないかと思います。


