春日管制隊
春日管制隊長 2等空佐 大塚 昭文
隊長挨拶
春日管制隊ホームページへようこそ。
我々は福岡県にある航空自衛隊春日基地において、春日飛行管理中枢担当区域(西部防衛区域)における運航情報と航空機移動情報に関する業務を行っています。これは、自衛隊機等の運航の安全と彼我不明機の識別等に直結する重要な任務であり、隊員一丸となって24時間体制で取り組んでいます。ここでは、そうした隊員の日々の活動状況や部隊の行事などを紹介してまいります。
部隊紹介
春日管制隊は、主に九州方面において、自衛隊等の航空機に係る運航情報を処理し、関係部隊及び機関等に中継する飛行管理中枢業務を、任務の1つとしています。担当する空域は、朝鮮半島、中国大陸及び台湾に隣接していることから航空機の運航情報等の取扱に際し、他部隊以上に正確性及び迅速性が求められます。また、春日管制隊は、地震等が発生した場合でも飛行管理隊(東京都府中市)と連携し、陸海空自衛隊各部隊に対する航空機の運航情報に関する処理中継を継続いたします。航空機の運航情報は、自衛隊の各種任務遂行に必要不可欠であることから、私達が担う責任は非常に重いものと考えております。隊員は、そのような責任の重さをしっかりと受け止めつつ、重要な任務に携わることのできる喜びと矜持を胸に、知識及び技術の向上に日々努めています。我々春日管制隊は、引き続き西部防衛区域における方面管制隊として、西部航空方面隊司令部に対する支援の他、福岡ACCをはじめ西部航空警戒管制団や各管制隊等と緊密に連携し、飛行管理中枢業務等をしっかり実施していきます。「西の防人」として、明朗闊達、一層精強な部隊を目指して活動する春日管制隊を今後とも宜しくお願いいたします。
隊員の訓練風景
「英語教育」
春日管制隊は、全隊員の英語能力の底上げのため、終礼前の10分間を使って英語教育を実施しています。
訓練は、離れた勤務場所においても同等の教育を受けられるようビデオ会議システムを使用します。

教官によるオンライン指導
内容は、TOEIC受験と同程度の4択式の問題を毎回3~4問出題、これを一定時間内に回答し、配布された教育資料を見て復習する形をとっています。

問題を解く隊員
訓練に使用する問題及び資料は教官が作成したもので、特に英文法の構成に着眼した内容になっています。

オリジナルの訓練資料でおさらい
英語表記のソフトウェアの操作及びマニュアルの読解、他省庁及び米軍との航空機に関する情報の共有等、業務上英語の必要性が高まる中、春日管制隊においても年間の訓練目標に英語能力の向上を掲げており、その目標の達成のため私たちは日々訓練を重ねています。
自衛隊の訓練というと体力向上のためのものだけと思われがちですが、実は英語能力向上にも力を入れているのです。
トピックス
「管制群司令部隊視察」
先日、春日管制隊は、航空保安管制群司令の部隊視察を受けました。
視察の1日目は、幹部挨拶及び状況報告、曹士隊員との懇談に続いて基地談話室で懇親会を行い、2日目は、各施設の巡察後、全隊員に対する訓示を行いました。
曹士隊員との懇談は和やかな雰囲気で進み、管制群司令は隊員一人ひとりの声に耳を傾けていました。

和やかな雰囲気の曹士懇談
また2日目の施設巡視で、識別不明機対処に関する業務を展示しました。オペレーターには若手の隊員を配置し、日頃の訓練等で培った練度を確認していただきました。
全隊員に対する訓示では、「一人ひとりの役割が重要である。隊長を軸として、隊員一人ひとりがしっかりと自分の持ち場を守ってくれていることが確認できた、今後も管制群及び春日基地のOne Teamとして頑張ってもらいたい。」との激励を受けました。

識別不明機対処展示に臨む隊員
2日間の視察を終え、管制群司令は終始笑顔で基地を後にしました。
管制群司令の下、管制群の一員として団結を強くして、より進化を遂げる部隊にしていこうと決意を新たにした2日間でした。
【春日基地リンク】

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