飛行管理隊
飛行管理隊長 2等空佐 鈴木 良典
隊長挨拶
飛行管理隊のホームページをご覧いただきありがとうございます。
令和7年8月1日付で第30代飛行管理隊長を拝命しました鈴木です。
飛行管理隊は、昭和33年に部隊を創設、昭和35年米軍から業務を継承して以来、主として陸海空自衛隊の各飛行場において操縦者から提出された飛行計画の点検、飛行計画の関係機関への配信及び日本上空を航行する航空機の運航状況の監視等を行うことで、日本の空の平和と安全を担っております。
国交省と連接した飛行計画等を処理するシステムを使用し、飛行管理員及び整備員等が日夜、やりがいと誇りをもって任務に邁進しています。
本ホームページでは、こうした隊員の活躍や部隊行事、訓練等について紹介していきます。本ホームページをご覧いただき、今後とも飛行管理隊に対する変わらぬご理解を賜りますようお願い申し上げます。
部隊紹介
航空機が安全に飛行するためには、正確な運航情報が必要となります。例えば、出発時刻、目的地、飛行経路、巡航高度や飛行場の工事、滑走路の閉鎖などの情報です。飛行管理隊では、航空機の運航に不可欠なこれらの情報をFADP(ファダップ:Flight Service &AmisDataProcessing System)と呼ばれる飛行管理情報処理システムを運用することにより、飛行部隊や管制機関などすべての運航関連の発信元と受信先を繋ぐ中継役となって、必要とするそれぞれの機関へ提供しています。
飛行管理隊員は中継する際に、これらの情報に間違いはないか確認して調整をしたり、また、到着予定時刻を過ぎても目的地に着陸しない航空機を、関係するあらゆる機関に問い合わせて捜索する業務を行っています。また、日本の領空を不法に侵入しようとする航空機の領空侵犯を防ぐため、領空に侵入する可能性のある航空機の情報を関係部隊へ通報する役割も担っています。
隊員の訓練風景
中管気基地現地訓練
みなさんは、防衛省がある市ヶ谷基地(駐屯地)を訪れたことがありますか。市ヶ谷基地(駐屯地)には、多くの陸上・海上・航空自衛隊の自衛官、事務官が勤務しています。飛行管理隊は、先月、市ヶ谷基地(駐屯地)にある陸上自衛隊の部隊「中央管制気象隊」を訪問し、業務研修や意見交換を行いました。
飛行管理隊では、自衛隊機及び米軍機に関する運航情報等の管理や情報共有を「FADP」というシステムにより運用しています。一方、陸上自衛隊では「GFS」というシステムを使用して航空機の運航情報等の管理を行っており、市ヶ谷基地(駐屯地)に所在する中央管制気象隊が管理・運用しています。
飛行管理隊と中央管制気象隊は、日頃から調整を行うなど業務上の関わりが深く、密接に連携して任務を遂行しています。陸上自衛隊は多数のヘリコプターを保有していることから、低空飛行に関する地図の整備に力を入れているほか、野外においても継続的な活動が可能となる移動式器材を運用するなど、陸上自衛隊特有の運用を行っています。このような違いを相互に理解することで、陸上自衛隊に対する信頼を深め、より円滑な任務遂行につながっていきます。
今後も相互の交流と理解を深め、より緊密な連携を図ることで、航空自衛隊と陸上自衛隊の航空機のさらなる円滑な運用を行ってまいります。

トピックス
日本科学未来博物館特別展「南極展」
飛行管理隊では、休養日に職場の気の合う仲間が集まり、江東区にある日本科学未来館の特別展「南極展」に行ってきました。
この特別展は、日本の南極観測70周年を記念して開催(7/1~9/27)されているもので、南極観測が天候予測や気候変動の解明などに大きく貢献してきたことを学ぶことができます。中でも、海上自衛隊が砕氷艦「しらせ」により実施している南極観測支援の展示もあり、観測隊員や燃料、食料などの輸送を担ってきた海上自衛隊の活動も知ることができます。
この展示を通じて私たちは、自衛隊とも深い関わりのある南極観測に興味が湧き、これまでの観測成果や過酷な任務環境について学ぶ中で、観測隊員や観測支援の任務に従事する海上自衛隊員に対する敬意を深めることができました。
また、今回の展示の目玉として本物の南極の氷に触れる体験コーナーもあり、何百年も前の空気を閉じ込めた氷に触れることができます。実際に触るとその閉じこめられた空気が弾けてパチパチと音を立てるので、南極の厳しい自然の一端を実感することができ、非常に印象に残りました。
今回の見学を通じて、日本のために尽力してきた先人たちの努力に触れ、70年にもわたる南極観測が日本の気象予測や地球環境研究の発展につながっている功績の大きさに深い敬意と誇りを感じるとともに、日本への愛着をより深めることができた良い機会となりました。また、同じ自衛隊員の活躍する姿にふれ、改めて自衛隊の任務の重要性も認識しました。今後も自衛隊員としてしっかりと自身の任務に邁進していきたいと思います。
