防府管制隊
防府管制隊長 3等空佐 外 健二
隊長挨拶
防府管制隊ホームページへようこそ。令和6年3月1日付で防府管制隊長を拝命した外(ほか)3佐です。
平素から航空自衛隊及び防府管制隊に対するご理解、ご協力を賜り誠にありがとうございます。
防府管制隊は防府飛行場を離着陸する航空機及びその周辺空域を飛行する航空機に対する管制業務並びに管制業務で使用する器材の保守、整備を任務としております。
本ホームページでは任務や訓練に取り組む隊員の様子を紹介してまいりますので是非ご覧ください。
部隊紹介
防府管制隊の任務は、飛行場管制業務の実施及び保有器材の保守整備であり、航空自衛隊第12飛行教育団の操縦士育成等の訓練機及び陸上自衛隊第13飛行隊の実任務等機並びに近隣飛行場から飛行する海自及び民間航空機等の管制圏通過機に対する管制業務を安全かつ的確に行っております。また、飛行場管制業務を実施する上で、飛行関係部隊及び機関との情報の共有に務め、部隊の任務を円滑に遂行しております。これも皆様の平素からの安全に対するご理解とご支援の賜物と深く感謝申し上げます。我が隊は、少数精鋭の部隊であり暖かな家庭的な雰囲気のある部隊です。今後は、更に管制隊員の技量向上に努め、管制器材の運用中断の局限を図り、管制隊一丸となって任務の完遂に邁進する所存です。皆様の防府管制隊に対するご支援、ご協力を引き続き宜しく御願いします。
隊員の訓練風景
体力測定の季節
少しずつ夏の気配を感じ始める6月、防府管制隊では体力測定が実施されました。管制隊といえば管制業務をはじめ、インドアの任務も多く、運動とは縁の無いイメージが先行しがちですが、我々も自衛官の一員として日頃から心身を鍛錬しています。

体力測定には3km走、腕立て伏せ、腹筋という必須の3種目があり、若年層はこれに加えて懸垂、ソフトボール投げ、走り幅跳びを行います。この日も30度に迫る気温でしたが、隊員は暑さや疲労を感じさせないパフォーマンスを披露し、日頃の鍛錬の成果を存分に発揮しておりました。

「健全な精神は健全な肉体に宿る」という言葉もありますが、心身が充実している事が優れた自衛官の条件であると考えられています。防府管制隊では、怪我や熱中症などに気を付けながら、これからも体力向上に励んでいきたいと思います。皆様も、健康に差しつかえない範囲で運動を楽しんでみてはいかがでしょうか。
トピックス
今月のトピックス
1 築城管制隊との交流会
2 角島ドライブ
1 築城管制隊との交流会
梅雨入りの知らせが各地から届き始める6月、皆様はいかがお過ごしでしょうか。プロ野球ではセ・パ交流戦が盛り上がっていますが、ここ防府管制隊でも刺激的な交流が企画されました。今回のトピックでは、現地訓練に訪れた築城管制隊員の歓迎及び彼らとの意見交換の様子を紹介します。

築城管制隊と防府管制隊は、普段から業務において深い係わりがある事をご存知でしょうか。防府管制隊は航空管制用のレーダーを保有していないため、計器飛行方式により飛行する航空機の間隔設定や管制塔の業務範囲外を飛行する航空機については築城管制隊のレーダー管制官が取り扱っています。それらの航空機と防府管制隊の取り扱う航空機が接近しないように、密接に連携を取り合う必要があるのです。今回の現地訓練は、双方の局地特性や任務の性質を理解し、認識の乖離を防ぐために企画されました。

築城管制隊員は先ず防府管制隊の任務について説明を受けた後、実際に管制塔へ上がり勤務の様子を見学しました。業務がひと段落した際には防府北基地所属機の飛行訓練の種類や、周辺における航空機の動きについて議論を交わし、お互いの業務について理解を深めました。調整席の直通電話によるコミュニケーションではなく、実際に顔を合わせて話し合うことで相手に対する興味や敬意が生まれ、より強固な絆を育むことができたのではないかと思います。今後も、防府管制隊は近隣の機関と積極的に交流を図り、「自由で開かれた瀬戸内海」の航空交通をより安全なものとするために邁進してまいります。
2 角島ドライブ
続いてのトピックでは、夏本番に先駆けて賑わいを増す山口ナンバーワン絶景スポット「角島」についてご紹介します。エメラルドグリーンとコバルトブルーが織りなす見事なグラデーションは、バリやハワイといった名だたるビーチリゾートと並べても遜色がないほどに美しく、その眩いほどの輝きに引き寄せられるように毎年多くの観光客で賑わっております。海水浴やキャンプ、釣りなどのレジャーはもちろん、ゆっくり心を休めたい時やふと思い立った時のドライブなどにもうってつけの場所となっております。

角島の看板ともいえる角島大橋ですが、この橋の開通に伴い島の様相は一変したと言われています。この美しい橋は、角島の美しい海の上をあたかも滑るかのように架かっており、四季折々軽やかに姿を変えるので、春夏秋冬を通して絶えず人々を魅了しているのです。春は菜の花が咲くことで、ささやかな黄色と海の色とが美しいコントラストを、夏は敢えて言葉にするまでもありません。秋は黄昏時に薄明かりが朱く灯り、非常に情緒的でどこか果敢ない全く違った表情を楽しむ事ができます。冬に見られる、降り頻る雪がすべてを包み込む姿も、おもわず口をぽっかりとあけてしまうほど幻想的で、一度見たら一生涯忘れることが無い程に、人々の記憶の海深くに刻まれることと思います。

今回初めて角島を訪れた隊員は、日常的に美しい風景や夜景を見ることを趣味としていますが、彼が目にしてきた数多の絶景地の中でも、指折りの美しさであったと嬉しそうに話していました。角島を一望できるレストランで食べた海鮮丼もまた天下一品で、山口県の魅力的な海の幸を堪能したようです。皆様も、今日まで頑張った自分へのご褒美に、そして明日からも頑張る自分への架け橋として、一度訪れてみてはいかがでしょうか。

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