築城管制隊
築城管制隊長 3等空佐 柳沢 茂喜
隊長挨拶
築城管制隊ホームページにようこそ。
築城管制隊長の柳沢です。
築城管制隊は、築城飛行場に離着陸する第8航空団所属機等空自機の発進帰投に関する航空交通管制業務をはじめ、周防灘周辺の北九州空港や山口宇部空港の民航機、防府飛行場及び小月飛行場に離着陸する航空機に対してもターミナルレーダー管制業務を提供しています。私達は、空の平和と安全を守るため一丸となって任務に励んでいます。
本ホームページでは、部隊行事、隊員の活動状況などを適宜紹介してまいります。築城管制隊を身近に感じていただければ幸いです。
今後とも皆様の変わらぬご支援、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
部隊紹介
築城管制隊は、航空交通管制を主な任務とし、築城基地における飛行場管制や築城進入管制区(九州北東部から山口県西部にわたる空域)に係わるターミナル・レーダー管制(広域管制)などを行っています。広域管制のエリア内には、築城飛行場のほか、北九州空港や山口宇部空港、小月飛行場(海自)や防府飛行場(空自)が所在しており、それぞれ発着する航空機も管制業務の対象になっています。戦闘機をはじめ、民間旅客機や小型練習機など様々なトラフィックを扱うことも築城管制隊の特色の一つです。一方、それぞれの飛行場や空港では運用態様が異なるため、飛行経路や管制方式も複雑になります。このため、特にチームワークや相互の意思疎通を大切にしつつ安全で円滑な航空交通の確保に努めています。築城管制隊は、24時間態勢で管制施設を運用することにより、戦闘機の緊急発進(スクランブル)や災害対応、深夜便の運航などに備えつつ、日夜、空の安全を支えています。
隊員の訓練風景
航空保安管制群ホームページをご覧の皆さん、こんにちは。今回は、令和5年7月に築城管制隊に配属された隊員について紹介します。
彼は、航空管制官になるための基礎を第5術学校(愛知県小牧市の小牧基地に所在する教育機関)で学び、卒業後、築城管制隊へ配属されました。これからは管制塔で飛行する航空機に対して管制業務を実施する飛行場管制業務という資格の取得に向け、訓練に励んでいきます。
管制塔での訓練を開始する前に、築城飛行場の概要や所属している航空機、局地特性といった基礎的な知識事項を習得する必要があります。また、パイロットとの交信で使用する基本的な管制用語をスムーズに口に出せるようにボイストレーニングも行っていきます。
彼は「第5術科学校で行われたシミュレーションによる管制業務の実習がとても楽しかった。」と述べており、生き生きとボイストレーニングに取り組んでいました。先輩管制官の説明を聞きながら、航空法や関係規則を勉強する姿も非常に真剣であり、これからの活躍を期待させてくれます。
彼は、「築城管制隊は先輩達が丁寧に教えてくれるため、とても雰囲気の良い部隊だと感じた。」、「同期の隊員達と切磋琢磨して実力をつけていきたい。」と、前向きな気持ちを表明していました。築城管制隊は、今後も新しい仲間が一人前の管制官へ成長できるように、全力でサポートしていきます。


トピックス
築城基地が所在する町には、地域に密着した情報を提供する番組を放送しているラジオ放送局「スターコーンFM」があります。この番組には、人気番組の広報ラジオ「ホットスクランブル」があり、航空自衛隊築城基地が京築地域の皆さんとコミュニケーションを図るため、現役自衛官がパーソナリティを務め、自衛隊のお仕事やイベント紹介、専門的な話題などを楽しく放送しています。
その人気番組にゲスト出演として築城管制隊の隊員が参加することになりました。自己紹介から始まり、入隊の動機、部隊の紹介や趣味等について学生時代の放送部で培った経験を活かし、伝わりやすい言葉で発信しました。
このように築城管制隊は広報活動にも積極的に取り組んでいます。自衛隊に興味のある方や入隊を考えている方は遠慮なく各基地の広報班又は地方協力本部に連絡ください。
「ホットスクランブル」の放送は毎週金曜日20:00~20:30に行っています。

ラジオ局での収録の様子
(記事の隊員は中央)