松島管制隊
松島管制隊長 3等空佐 山下 健
隊長挨拶
松島管制隊ホームページへようこそ。隊長の山下です。
松島管制隊は、宮城県東松島市にある松島基地とその周辺を飛行する航空機が安全かつ効率的に運航できるよう24時間体制で業務を行っております。
本ホームページでは、部隊の行事や隊員の活動状況などを紹介しますので、松島管制隊を身近に感じていただければ幸いです。
今後とも松島管制隊をよろしくお願いいたします。
部隊紹介
松島管制隊は、宮城県東松島市の松島基地に所在し、主として第4航空団の支援戦闘機F-2、練習機T-4、松島救難隊の救難機U-125、救難ヘリUH-60及び飛行場周辺を運航する航空機に対し管制業務を実施しております。東日本大震災で被害を受けた管制塔及びレーダー施設もお陰様で平成26年に換装され、現在では大きな不具合もなく、安定した管制業務を実施することができています。ご存知の方も多いとは思いますが、松島基地には航空自衛隊が誇るアクロバット・チーム「ブルーインパルス」が所属しております。航空祭等で華麗な演技を披露してくれる彼らの訓練場所が松島飛行場上空及び周辺空域です。私どもは、週に数回はその飛行を見ることができます。また、牡鹿半島や松島海岸(日本三景の1つ)の近傍ということもあり管制塔からの眺望は絶景であります。
隊員の訓練風景
松島管制隊ホームページをご覧の皆様、こんにちは。
管制隊における航空管制の訓練生について紹介します。彼は、陸海空自衛隊の航空管制官の養成機関である第5術科学校において、約1年の教育を終了し、令和5年7月に松島管制隊に初級航空管制専門員として配置されました。
初めは、学校と部隊の違いに戸惑い、不安な気持ちが大きかったようですが、職場の先輩や航空管制業務の指導員から段階的かつ丁寧に仕事内容や部隊等のことを教えてもらい、今では、24時間態勢である管制塔のシフト勤務員として活躍しています。
また、彼は、自衛官としても防衛に関する知識、自衛隊法の理解、警備能力及び体力の向上など様々な分野で大きく成長しています。
彼は、令和6年9月に国土交通省の実施する航空管制官の試験を受験する予定ですので、航空管制官の資格の取得を目指し、知識面では、航空法、気象、地理及び航空機特性などを学び実技面では、無線機を使用した航空機及び車両等に対する管制要領について訓練中です。
彼が、一日でも早く一人前の航空管制官になれるよう、部隊全体で支えていきます。

航空自衛隊への入隊を検討している方々へ
松島管制隊では、航空自衛隊への入隊を検討している方やその友人、親御さんへ向けて、管制業務や自衛隊生活の魅力等、入隊後の生活をイメージしていただけるような見学ツアーを計画しています。ツアーでは管制塔及びレーダー管制室において航空管制官の働いている様子をご覧いただけるほか、管制に関する質問にもお答えします。
1 申し込み先
MAEDAd6v@inet.aci.mod.go.jp(松島管制隊 広報担当者)
2 必要事項
・見学を希望する理由
・代表者住所、氏名、電話番号
・同行者住所、氏名、入隊希望者との関係
・来隊手段(車両の場合は、ナンバー、車種、色)
・見学希望日
※見学のお申し込みは原則、見学希望日の1ケ月前迄にお願いします。
※天候や任務等の都合上、希望日時等に沿えない場合がありますが、ご了承ください。
トピックス
今月のトピックス
1 慰霊碑清掃
2 第21飛行隊研修
1 慰霊碑清掃
松島基地の正門近くには、殉職した松島基地の隊員全員を祀る慰霊碑が建立されています。
この慰霊碑のある広場において、毎月殉職月に合わせて各殉職隊員に対する追悼式が行われています。また、毎年ご遺族等に参加いただき、合同追悼式も行われています。基地ではこの慰霊碑地区の清掃日を毎週木曜日と定め、松島基地司令を始め多くの隊員がその美観を保っており、松島管制隊員も、殉職隊員への敬意を表すと同時に安全への祈り及び願いを込めて清掃に参加しています。
季節はすっかり冬となり、司令部庁舎よりも高くそびえる銀杏の巨木からは大量の枯れ葉が落ちていましたが、黙々と清掃に取り組む隊員のおかげで、慰霊碑地区はいつも通りの美しさを取り戻しました。

2 第21飛行隊研修
松島管制隊では、円滑な業務調整及び相互協力体制の強化による任務遂行能力の向上を目的に、基地内の職種の異なる部隊間で相互研修を行っています。
今回、研修した第21飛行隊は、F-2B戦闘機を使用した戦闘機操縦課程の教育を行っている部隊です。
研修では、学生操縦者等に対するフライト前のブリーフィングの様子、緊急脱出時に操縦者の命を救う救命装備品、そして駐機場におけるF-2Bの機体見学をしました。ブリーフィングでは、訓練環境から飛行訓練の目的に至るまで、あらゆる打ち合わせが綿密に話し合われていました。救命装備品や機体の整備業務については、航空機が一度離陸してしまうと手直しができない人命に直接関わる任務であるため、ミスが許されない緊張感を直に感じることができました。
今回の研修で得た理解と知見を部隊内に広めることで自隊の業務に生かし、飛行安全の確保、円滑な業務調整及び相互協力体制の更なる強化に努めていきます。
