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「嗚呼、母なる料理ボルガライスよ」
今回は、私の故郷である福井県越前市を紹介します。
越前市。人口8万人弱の小さな市に、ボルガライスという魅力的なソウルフードがあります。洋食の一種で、オムライスにデミグラスソースをかけたトンカツを乗せるという、ボリューム感たっぷりの、まさしく「カロリー爆弾」と呼ぶに相応しい料理であり、越前市の一部の料理店で提供されていますが、発祥も名称の由来もよく分かっていない謎多き料理です。
実はバリエーションも豊富で、店によってトンカツではなくメンチカツを乗せたり、ご飯を炒飯に変えたり、ソースの代わりにあんをかけて天津飯風にしたもの等があります。
私には、幼少期に食べた際の今でも忘れられない思い出があります。ちょうどテレビ番組で取り上げられ、「私も食べたい!」と思っていたときに、偶然にも父が店に連れていってくれたことです。いざ、目の前に出された瞬間、オムライスとトンカツ、子供の好きなものが見事に合体した料理を前に、病みつきになったことは言うまでもありません。油や塩分、そしてカロリーなど気にもせず、旨味の暴力に呑まれ、あっという間に平らげてしまいました。
こうして執筆していると、次の帰省時にまた食べたい気持ちが湧きますが…昨日お腹を触った時の“ふにっ”とした感触を思い出したので、運動量を増やした後、食べに行くことにします…。
ボルガライスは、老若男女問わずそそる料理だと思います。記事をご覧の皆さんも、越前市を訪れた際はぜひご賞味あれ。

春の風吹き桜舞う時節、舞散る花がかつて勤務した久米島の日々を想起させます。久米島は沖縄県那覇市から西100kmほどに位置する6000人程度の島民が住む小さな島です。久米という名は火山岩からなる島で水が豊富で稲作が盛んだったことから由来となっています。
そんな久米島には久米島固有種の天然記念物「クメノサクラ」が自生しています。沖縄県では背の低い緋寒桜が広く親しまれていますが、この「クメノサクラ」は寒緋桜と異なる姿をしておりヤマザクラによく似ています。通常、ヤマザクラ等の背の高い桜は沖縄県のような温暖な地域では花がつきにくいのですが、久米島は一桁台まで気温が下がるため自然環境下でも花をつけることができるそうです。
クメノサクラは咲き始めには白く、散る間際には濃いピンク色になることが大きな特徴です。久米島内ではアーラ林道や久米島分屯基地内に自生しており、春の雨と共に島民たちに春の訪れを告げてくれます。国頭郡の本部町でもクメノサクラの桜祭が行われているそうです。久米島へ行くよりも気軽に花を楽しめるので、3月の沖縄にお立ち寄りの際にはぜひ観桜してみてください。

大荒れのケラマブルー、那覇行きのフェリーから。
季節によってはクジラに遭遇することも。

溶岩が固まってできた裂け目、潮が引くと様々な表情をみせる。

クメノサクラ
(2022年3月 久米島分屯基地内にて)

ヒカンザクラ(緋寒桜)(カンヒザクラとも言う)は早咲きの桜のため、年明けの風物詩