消 化 器 内 科
消化器内科の紹介
【概要】
当科では、食道・胃・十二指腸・小腸・大腸などの消化管から、肝臓・胆のう・胆管・膵臓に至るまで、消化器全般の疾患に幅広く対応しています。急性疾患から慢性疾患、さらには悪性腫瘍まで、多様な症例に対して総合的な診療を行っています。現在、6名の消化器病専門医が常勤しており、それぞれの専門的な知識と技術を活かしながら、連携して質の高い医療を提供しています。防衛省職員及び地域の皆様に信頼される医療を目指し、日々の診療に取り組んでいます。
【消化器内科の特長】
胃腸炎や逆流性食道炎、便秘・下痢といった一般的な消化器疾患から、胃がんや大腸がんなどの悪性腫瘍まで、幅広い疾患に対応しています。また、最新の内視鏡システムを導入しており、精度の高い診断と質の高い治療を行うことが可能です。加えて、消化管出血や胆道ドレナージが必要な緊急症例にも迅速に対応できる態勢を整えています。さらに、潰瘍性大腸炎やクローン病、自己免疫性肝炎といった指定難病に対しても治療経験が豊富で、専門的かつ積極的な加療を行っています。
【内視鏡検査について】
できる限り苦痛の少ない内視鏡検査を心がけています。過去に胃カメラで嘔吐反射が強かった方には、経鼻内視鏡(鼻からの胃カメラ)を選択していただけます。また、大腸カメラでは送気ガスに二酸化炭素を使用することで苦痛の軽減を心掛けています。ご希望の患者様には鎮静剤を用いた検査を行っています。当科では、最新の超音波スコープや小腸スコープをはじめとする多様な内視鏡機器を導入しており、検査目的や患者様の状態に応じた最適な検査・治療を行うことが可能です。
【消化管がんの早期発見・早期治療】
消化管悪性腫瘍の早期発見と治療に力を入れております。内視鏡的治療の適応となる早期の食道・胃・大腸がんには内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を積極的に実施しています。大腸ポリープ切除においては、小さな病変であればほとんどは日帰りでの治療を実施しており、「cold snare polypectomy(CSP)」という方法を用いることで、安全に切除することができます。十二指腸病変に対しては浸水下で粘膜下局注を行わずに切除する「underwater EMR」を行っております。胃の消化管間質腫瘍(GIST)には当院外科と連携し、腹腔鏡・内視鏡合同手術(LECS)を行っています。
【胆膵領域の内視鏡検査・治療】
内視鏡的逆行性胆道膵管造影(ERCP)を用いた総胆管結石や胆管狭窄の治療、超音波内視鏡(EUS)による膵・胆道疾患の診断など、肝胆膵疾患にも幅広く診療に対応しています。特に、超音波内視鏡下穿刺吸引法による組織診断にも力を入れています。術後胃の患者様にも対応可能な、最新のダブルバルーン小腸スコープを用いたERCPも行っており、安全かつ的確な診断と治療を提供しています。
【肝疾患の治療】
血液検査、画像検査、肝生検等による総合的かつ的確な診断を基に下記のような疾患を主に診療しています。肝臓学会指導医・専門医も複数在籍しており、下記以外の原因不明肝障害や希少疾患にも積極的に対応しますのでご相談ください。
1. 慢性肝疾患
近年は患者数も減少しましたがB型慢性肝炎・C型慢性肝炎といったウイルス性肝疾患、自己免疫性肝炎や原発性胆汁性胆管炎を代表とする自己免疫性肝疾患、生活習慣病を基礎とした代謝異常関連脂肪肝等様々な慢性肝疾患の診療をしています。
2. 急性肝疾患
ウイルス性(E型、A型、B型)、薬物性、自己免疫性等の様々な急性肝疾患に対して軽症から劇症症例まで広く対応します。
3. 悪性腫瘍
肝臓の悪性腫瘍に対しては外科的切除、ラジオ波焼灼療法を主とした局所療法、肝動脈塞栓術等カテーテルを用いた治療、放射線療法、化学療法等の様々な治療がありますが、当科では主に局所療法を担当しながら、患者さん毎に適した治療法を外科や放射線科との連携により集学的に行っています。
【防衛医科大学校 内科学(消化器)講座との連携】
防衛医科大学校 内科学(消化器)講座と密接な連携を取っています。希少疾患や診断が難しい症例に対しては、必要に応じてクリニカルカンファレンスを実施しています。また、高度な技術を要する内視鏡治療においては、専門性の高いエキスパートを招聘し、安全かつ確実な治療の提供を心がけています。このように、学術的にも臨床的にも連携を強化することで、患者様一人ひとりに最適な医療を提供できるよう努めています。
【臨床研究】
研究命題
「過酷な状況下の消化機能障害に関する研究」
を行っています。
【消化器内科関連認定】
日本消化器病学会 認定施設
日本消化器内視鏡学会 指導施設
日本肝臓学会 認定施設
【スタッフ紹介】
常勤医師(R7.10.1現在)

非常勤医師(R7.10.1現在)

