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リハビリテーション科

リハビリテーション科の紹介

 各種疾患により、筋力低下・歩行障害などの運動障害のみでなく多種多様な症状を生じます。
 循環器・呼吸器疾患では心機能低下・呼吸機能低下を、脳卒中では片麻痺や高次脳機能障害、脊髄損傷では四肢麻痺や対麻痺など疾患の数だけ色々な症状があります。
 さらに、入院や術後の活動性の低下により、筋力や耐久性は落ちやすくなっています。 それらの障害や症状を診断し患者さんを取り巻く環境を評価した上で、必要なリハビリテーションを安全に実施させ、足りない部分は補装具や福祉用具の導入やその他の社会資源を用いることで、もとの社会生活に近づけようとするのがリハビリテーション科医師の大きな役割です。

 リハビリテーションの実施により、早期に社会復帰(自宅退院・復職など)する可能性が高まります。 さらに、生活習慣病が原因とされる疾患(心筋梗塞や脳卒中)などは、リハビリテーションそのものが発症予防・再発予防となり、疾患そのものに対する重要な治療のひとつとなっています。

 当院には理学療法士(PT)4名、作業療法士(OT)2名、言語聴覚士(ST)1名がリハビリテーション技術課に在籍し、連携してリハビリテーションを実施しています。




取扱う主な病気

★脳卒中
 ・片麻痺・失語・高次脳機能障害など
★運動器疾患
★循環器・大血管疾患
 ・ 心筋梗塞
 ・ 大動脈瘤
 ・ 弁膜疾患
 ・ 心不全など
★呼吸器疾患
 ・ 肺癌
 ・ COPD
 ・ 間質性肺炎など
★切断
★脊髄損傷
★嚥下障害
 ・脳卒中や耳鼻咽喉科疾患など
  誤嚥性肺炎を防ぐため必要に応じて嚥下造影を行い、食形態や食事時の姿勢などを評価
★その他
 ・多種の疾患と症状に対し、必要なリハビリテーションを実施

 当院では入院されている方のリハビリテーション主としていますが、適宜外来診察も実施しています。 ボツリヌス療法も適宜施行しています。
 外来診療は火曜日と木曜日の午前中に行っています(予約制)。初診の方は事前に電話連絡をお願いします。場合によっては火・木以外の受診日の相談にも応じます。

☆ボトックス注射とは?
 脳卒中や脊髄損傷などの中枢神経疾患の後遺症により、上下肢の筋肉の緊張が強くなり(痙縮)、歩行や日常生活に支障をきたすことがあります。ひどくなると筋肉の短縮により関節が動かなくなる状態(拘縮)になってしまいます。
 その前に、まずは内服治療で筋肉の緊張を和らげますが、効果が低い場合はボトックス注射を考慮します。 ボツリヌス療法は、ボツリヌス菌が生み出す毒素(ボツリヌストキシン)を筋肉に注射することで筋肉の緊張を緩和させるものです。詳細は『痙縮情報ガイド』で検索してみてください。
 当院では必要に応じて、内服やフェノールブロック、装具作成も組み合わせて実施しています。 当院での加療を希望される方は、まずは当院リハビリテーション科へご連絡ください。



  






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