病 理 診 断 科
病理診断科の紹介
胃・大腸カメラや手術等で組織が採取されると、その組織は病理検査室に運ばれ、病理医が顕微鏡等を用いて詳しく検索し、診断されます。
それが「病理診断」で、①手術や内視鏡から得られた組織を検索する「組織診断」、②喀痰、尿などからがん細胞等を見つけ出す「細胞診断」、③手術中に凍結検体を作成してがん細胞の有無等を調べる「術中迅速診断」などがあります。
特に①は、病気の最終診断、治療方針の決定や治療効果判定に直結することがほとんどです。病理医は、診療科の医師とは異なり、ほとんど患者さんの眼の前に現れませんが、病院診療には欠かせない大切な機能を担っております。
特に当科では、質が高く、迅速な病理診断を心がけ、小さな内視鏡検体等であれば、翌日には提出医に診断提出ができる態勢整備に努力しています。
平成19年から、全国的に、内科や外科等の診療各科と同列に「病理診断科」の標榜が認められ、当院でも平成27年から「病理診断科」を掲示し、週一回、「病理外来」を開設しています。この病理外来は、病理診断の内容について、病理医が、あらゆる質問に答えつつ、直接患者さんに説明するものです。
各診療科の主治医を通じた完全予約制ですので、病理医から説明をお聞きされたい患者さんは、検査を担当した臨床医を通じて、ご予約ください。
ただし、訴訟目的等の対応はいたしておりませんのでご了承ください。
スタッフ紹介
病理検査を担当する病理医を紹介いたします (*病理外来担当)