自衛隊中央病院エンブレム
自衛隊中央病院タイトル
サブメニュー

耳 鼻 咽 喉 科

耳鼻咽喉科の紹介

 

当科の概要
 当科では防衛省管轄の職域病院として防衛省職員を中心に関東一円から患者を受け入れているほか、世田谷、目黒地域の総合病院として近隣地域の方々の診療を数多く実施しており、診療所からの受診のご紹介に随時対応しています。
 当科では耳鼻咽喉、頭頸部疾患全般の外来診療、および救急患者、手術患者に対する入院診療を実施しており、すべての皆様に丁寧な説明と最新で質の高い医療の提供を心がけています。
 外来受付時間は平日8:30~11:30です。午後は手術、検査、予約診療のみとなっていますが、急患の紹介受診には随時対応しています。
 夜間、休日はオンコール態勢をとっており、外来は救急科による初期対応となりますが、耳鼻科医による即時対応が必要な方のご紹介については電話にて病診連携窓口にお問い合わせください。また不定期で耳鼻科医による救急担当日があります。

当科の特色
・ 慢性副鼻腔炎、好酸球性副鼻腔炎などに対する副鼻腔手術は、現在内視鏡手術が主流です。当科では最新の手術ナビゲーションシステムを必要に応じて併用しており、高精細電子内視鏡システム、デブリッダー/ドリルシステム等と合わせて、手術の安全性を向上しつつ高精度で低侵襲な治療を実施しています。
・ 咽頭、喉頭(のど)の腫瘍の診断に、高精細NBI(狭帯域光観察)電子内視鏡システムを使用しており、内視鏡下生検や声帯病変に対する喉頭ストロボスコピーなどと組み合わせて、癌の早期発見にも努めています。
・ アレルギー性鼻炎に対しては、最新のガイドラインに沿った標準治療のほか、舌下免疫療法(スギ、ダニ抗原)の導入、日帰り手術(アルゴンプラズマ治療)、入院手術(下鼻甲介手術)にも対応しています。
・ 甲状腺や唾液腺(耳下腺など)手術においては、神経モニタリングシステムを使用しており、手術による神経合併症の低減に努めています。
・ 睡眠時無呼吸症候群の可能性がある方に対しては、簡易型アプノモニター(またはPSG)および睡眠内視鏡検査による手術適応の判断を行っています。当院ではいずれも一泊入院の検査となります。nCPAP治療は現在患者数が多いため、防衛省職員のみを対象としていますことをご了承ください。




主な対象疾患

・鼻・副鼻腔疾患 : 慢性副鼻腔炎(好酸球性を含む)、副鼻腔真菌症、上顎嚢胞、良性腫瘍、鼻中隔弯曲症、急性、慢性鼻炎、アレルギー性鼻炎、鼻骨骨折など
・内耳疾患 : 突発性難聴、音響外傷、耳性めまい(BPPV、メニエール)など
・中耳疾患 : 急性中耳炎、慢性中耳炎、滲出性中耳炎、真珠腫性中耳炎など
・外耳疾患 : 先天性耳瘻孔、外耳血腫など
・喉頭疾患 : 嗄声(声帯ポリープ、声帯結節、反回神経麻痺など)、発声障害、腫瘍など
・口腔咽頭疾患 : 急性、習慣性扁桃炎、扁桃周囲膿瘍、唾石症、味覚障害、舌・口腔・咽頭腫瘍、嚥下障害など
・頭頸部疾患 : 顔面神経麻痺、頸部腫瘤(耳下腺、顎下腺、甲状腺、リンパ節)の診断治療、 頸部嚢胞性疾患など



当科で実施可能な主な検査

・各種聴力検査(標準純音聴力、語音聴力、自記聴力、耳鳴ピッチマッチ検査、 ラウドネスバランス検査)
・インピーダンスオージオメトリー(ティンパノメトリー、あぶみ骨筋反射検査)
・耳管機能検査
・聴性脳幹反応検査(ABR)
・電気眼振検査(ENG)
・赤外線フレンツェル検査
・重心動揺計検査
・顔面神経誘発筋電図(ENoG)
・静脈性嗅覚検査
・高精細電子内視鏡システム(NBI、生検)
・喉頭ストロボ検査装置
・簡易アプノモニター
・ポリソムノグラム(PSG)など