待ちに待ったこの日が訪れました。

令和２年度
自衛官候補生課程修了式

彼らにとってはとても長く感じたであろう教育隊生活の日々

そして今は「あっという間だった」と感じているであろう訓練の日々

これまでの記録を改めて読み返すととても懐かしく感じます。

ではこの３か月で大きく成長した彼らをさっそく見ていただ…く前に、まずは今週（6月15日～18日）までの主な様子を簡単にご紹介しますね。

１５日（月）

最後の体力検定でした。みんな全力で取り組んでいましたよ。
3000m走ではゴール後に立てない自候生もいるほどでした。

１６日（火）

修了試験でした。

試験では、「訓練した時のことを思い出しながら（問題を）読んだら書けた。」とか「似たような言葉が多くて覚えにくく、難しかった。」などの感想がありました。

規定点数が取れないと、クリアするまで何度も追試が続くのでみんな必死でした。

ちなみに、満点もいたそうな…すごいですね！

答え合わせをしている者もいました。
感心感心(*^_^*)

１６日（火）／１８日（木）

２日間に分けて格闘訓練をしました。初日は徒手、二日目は武器を使用した訓練でした。

中には、班長の顔を想像しながらミット打ちをしていた自候生もいたとか…？

１７日（水）

最後の射撃訓練、つまり検定です。

みんななんとか的に収めていました (;-.-)-3

（ 写真はないんです…すみません m(_ _;)m ）

１８日（木）午後

教育隊長の訓話に引き続き、新任地への内示を頂きました。

ほとんどの者が希望通りの職種あるいは任地となったようです。

わずかに希望が叶わなかった自候生もいますが、なんとかそれに近いものに決まったみたいです。

このように最後まで訓練に明け暮れた１週間を過ごし、今日を迎えました。

残念ながら、梅雨時期らしく時折雨が降る曇天ではありましたが、彼らの心はきっと入隊式の時よりも晴れやかなはずです。

写真ではマスクをしているので、表情も分からないかもしれませんが、新任地への希望に満ちた彼らの目から新たな決意を感じ取っていただきたいと思います。

彼らはこの課程修了と同時に階級を付与され、２等陸士として歩き出します。

そうです、候補生ではなく、“陸上自衛官”としてのスタートラインに立ったのです。

せっかくなので、少し話を聞いてみましょうか。

…すごい優等生な回答でしたね。

“ほんとに思ってる？”と何度も聞きましたが、本心であることは間違いないようでした。

…(-"-;)もう一人聞いてみましょう。

24年前、こんなことしゃべってたかなぁ？（あ、自分の事です。）

若いのにしっかりしてますねぇ。

このあと、式で表彰された群長賞以外の各種表彰と区隊旗の返納がありました。

表彰されることは栄誉です。

群長賞はもちろん、教育隊長や区隊長から受賞した者は臆することなく誇ってほしいですね。

彼らは明日（土）から４日間の休暇を与えられます。

『新隊員特技課程（後期）』を受ける新任地が必ずしも実家の近くとはかぎりませんから、その前にしっかりと家族に自分の成長した姿を見てもらうための期間としています。

私たちが憂いなく任務に邁進するためにはご家族のご理解が不可欠です。

彼らにはこれを機会にご家族に成長した姿をしっかり見せ、親孝行をして親御さんを安心させてもらいたいですね。

・・・・・・

では次回！…最終回です！！(;＿;)

「旅立ち！新任地へ」でお会いしましょう　<(ToT)