自衛官は体が資本!
やはり必要十分な体力は必要です。
一応ここでもお断りしておきますが、入隊前から体力がなければだめ! というわけではありませんよ (゚Д゚;)
これから体力をアップさせていけばよいのです!
入隊すれば、男女ともに筋肉アップでカッコよく美しくなれるのです。
ちょっと話がそれましたね (^^;
では、今回のお題「体力検定」の様子をお届け。
体力検定には腕立て、腹筋、3000m走、戦技(50m走、超壕、重量物運搬)があります。
戦技は野外行動において必要な体力を測るものです。
今回は3回予定されているうちの第2回目の検定です。
果たして、どんな結果になったんでしょうかね、たのしみですね (^o^)
ちなみに1回目は4月13日でした。
雨だったんですよねぇ (-"-)
以前も触れましたが、腕立てや腹筋は基準回数を、3000m走は基準タイムを超える数字を出さなければなりません。
また戦技は決められた時間内に走る、あるいは距離を飛ぶことが必須です。
第1回が終わった後のコメントはこんな感じでした。
「(正しくできてなくて)カウントしてもらえなかったので、次こそ頑張りたい。」
「もっとできる(規定回数を達成できる)と思ってたけど、キツくてできなかった。」
「30回くらいから上げられなくなった。」
安心してください。最初はみんなこんなものですよ。
私なんて入隊当初、腕立て伏せは20回ほどしかできませんでしたから (-_-;)
ではでは、第2回体力検定はどうだったのか!?
まずは戦技から。
重量物運搬で何人かキツそうな者がいましたが、大丈夫、全員合格です。
次は腕立てと腹筋です。
もう、顔を見たら全力なのが分かりますよね !(^^)!
新型コロナウィルス感染拡大防止のため、努めてマスクを着用させていますが、各個人の体力や体調に応じて都度外させています。
この中には第1回目で腕立て伏せがわずか数回しかできなかった者がいます。
しかし、彼は日々の努力によって、「今回は27回できた」と笑顔で話しました。
回数だけ聞くと、人によっては「大したことないやん」と思うかもしれません。
でも、彼は自衛隊という場所に自ら身を置き、努力によって第1回目よりも大きく自分の壁を越えたのです。仲間の応援も力になったと思います。
きっと第3回目はもっとできるようになっていることでしょう。
また、前回、正しく実施できずにカウントしてもらえず、苦汁を嘗めた自候生も今回はバッチリすべて数えてもらえました。
しかも、前回の回数に比して、ほとんどの者が10~30回程多く実施できていました。
すごいですね!すばらしい!!
最後は3000m走です。
これも全力なのがよく分かります。
1分近くタイムを縮めたという自候生が多かったです。
まぁ、あれだけ毎日走っていますから伸びて当然かもしれませんが、それも彼らが前向きに努力すればこそです。 (^_^)
これからきっと、もっともっと速く走れるようになりますよ。
最後尾の仲間を応援している様子が伺えますね。
これに限らず、腕立てや腹筋のときもみんな応援していました。
特に “限界のあとのもう一回” というところですね (^^)
こういう応援が “1回多く、1秒早く” を可能にしていくのです。
以上が自衛隊の体力検定の全貌です。
戦技は別として、ほかの種目は、なんだか体育の授業みたいじゃないですか?
私は新隊員(※)教育隊に教育入隊中はずっとそう思っていましたね。
※当時は「自衛官候補生」という制度はなかったんです。
ちょっとしんどい授業、みたいな。
もちろん、学生の頃に受けていた授業とは違い、任務に必要な体力を養成するための体育訓練の一つなので、遊び感覚では困りますけどね (^^;)
さて、教育はこれから後半戦に突入です。
後半のメインは何と言っても戦闘訓練です。
皆さんがこれを聞いてイメージするのはやっぱりほふく前進ですかね?(笑)
ほふくもいろいろありますから、楽しみにしていてくださいね。
ではまた <(^o^)