自候生たちにとっては長い一週間だったことでしょう。
待ちにまった入隊式です。
満開になった桜は、自候生たちを祝福するかのようですね🌸
お互いに服装チェックをしていますねぇ。
こういうやりとりが今後の団結力につながっていくんです。
ネクタイを結ぶことが苦手な自候生が多かったように感じました。
靴ひもがほどけないようにしっかりと結んでいますね。
準備完了です。
いかがですか?かっこいいでしょう!
(^~ ^)
今日を迎えるにあたり、彼らは練習を重ねました。
制服の着こなしに始まり、帽子のかぶり方、国歌斉唱、目線や敬礼の動作、そして最後まで助教から指導されたのは、式中に“動かない”ことでした。
「動くな!」という助教の厳しい指導が何度も聞こえていました。
助教たちはご家族に対して、少しでも、成長したご子息をご覧いただこうと必死でした。
着座して開式を待つ彼らの姿から、その成果を感じることができました。
あ、間もなく始まります!
式の中で彼らが実施するのは、国歌斉唱、任命受け、申告、服務の宣誓(斉唱)、です。
駐屯地司令はじめ、各部隊指揮官などが見守る中、彼らは本教育間にかける意気込みを体現して見せました。
これまで国歌をこんなにしっかり歌う機会は少なかった者が多かったと思いますが、練習の成果が出ています。(動画をご覧ください。)
申告をした自候生(動画から3枚目)はマスクがずれるほど大きな声でした。
式辞を述べているのは、教育担任官である第8高射特科群長兼ねて青野原駐屯地駐屯地司令です。
入隊式は滞りなく、厳粛に挙行されました。
― 入隊式が終わった感想は?
A自候生「緊張しました。」
B自候生「緊張しました。」
C自候生「緊張しました。」
・・・緊張だけ!?
まぁ、私も昔こんな感じで難しいことは言えませんでしたけどね f(^_^;)
これから少しずつ自分たちの仕事がどういうものか覚えていき、また今日の日を思い出すことでしょう。
ただ、この儀式は彼らの気持ちを一区切りさせるには十分だったようです。
いい笑顔ですね!
さて、落ち着いている暇はありません。
自衛官候補生として新たな一歩を踏み出した彼らは、これからの訓練で彼らの分身ともいえる相棒を授与されます。
銃です。
自分の身を守るため、そして仲間や家族が暮らすこの国を守るための武器です。
彼らはこの銃の“重み”をこれからの約3か月間、教え込まれます。
銃を授与された直後、教官や助教からその取扱いについて厳しく教えられていますね。
メモを取る姿もいつも以上に真剣です。
教官、助教の厳しい監視下で銃を格納したあとは、終礼前に区隊旗の授与です。
旗は区隊の存在を周囲に知らしめるものです。
その扱いは丁重でなければならない!と、ここでも厳格に教え込まれます。
今日は最後まで厳しい環境の中で過ごすことになりましたね (;- .-)=3
彼らがこの駐屯地に来たのは3月29日です。
わずか10日足らずで、ずいぶん自候生らしくなってきました。
もちろん、私たちが彼らに要求するものはまだまだたくさんありますが、彼らの前向きな姿勢は、私たちに真にあるべき自衛官の姿を改めて考えさせる新しい風を吹き込んでくれています。
明日からいよいよ教育が本格的に始動します!
がんばれ!自衛官候補生!!
今回の最後は、ビシッと決まった国旗への敬礼です。ではまた <(^o^)