青野原駐屯地
~ 入隊の軌跡 ~
自衛官候補生
黙々と!10㎞行進訓練
2020.4.15
8AAGp Training Unit
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桜が残る駐屯地内をひたすら歩いて、最後はお約束の・・・

今日は、10㎞行進訓練の様子を紹介します。


・・・ひたすらに歩く。黙々と歩く・・・


今回の訓練はそんな訓練です。また、この教育期間の後半に予定されている25㎞行進訓練のための準備訓練でもあります。


 


 

訓練は午後からなので、午前中の間に行進の目的や要領、鉄帽のかぶり方から背のう(リュック)の入組品のことなどを教えられています。


「弾帯(ベルトのようなもの)が緩いぞ」

「負いひもの付け方、間違ってるぞ」

「水筒は満水にしておくように」

「よし、入組品は全部入っているな」


などなど、班長の指導があちこちで聞こえてきました。

準備01

準備02

準備03

準備04

指導を受けたらすぐ修正です。


お互いに助け合っていますね。

準備05

準備06

準備07

準備08

なんとか修正が終わって、お昼ごはんには間に合いました A(;^ .^)=3


午前中、「集合時間に間に合わせるように」と班長から厳しく言われていましたので、みんな早めに集合完了、報告に間に合いました。


そして、区隊長の行進命令をしっかり聞いています。

集合09

集合10

集合11

集合12

命令・指示が終わればすぐ出発です。


ちょうど八重桜が満開を迎えようとしていました。

集合13

集合14

歩き出しました。


最初はみんな余裕があります。

行進15

行進16

行進17

行進18

行進19

行進20

行進21

行進22

行進23

行進24

8枚目の写真↑は、隊列の最後尾から見た景色です。

自候生たちはひたすら前の者の背中を見て歩いています。


ある自候生は頭の中で「服務の宣誓」を何度も繰り返して、無心で歩いたそうですよ (^_^)

休憩の場面です。


この中には、体力に自信がある自候生もいましたが、ほとんどはこういう経験がない者ばかりです。

休憩中、着替えたり、靴擦れを手当てしてもらったりしていました。


― 歩いてみた感想を聞かせてくれる?(この時点で6㎞程度歩いてます)


A自候生
「(背のうが)手に持った時は普通(相応の重さ)だと思ったけど、背負ってみたら負いひもが肩に食い込んで結構痛かった。」


B自候生
「まだ大丈夫です。あと(駐屯地を)3周くらいはいけます。」


C自候生
「靴擦れで足も痛いし、銃も重たいです。」


まだ不慣れな半長靴(ブーツ)を履き、重量物を持って無言で歩くんですからしんどい、つらいというのが普通でしょうね。


よく頑張っていました!

休憩25

休憩26

休憩27

このあともひたすら歩いて、ようやく終了です。


到着したころには西日が差していました。


全員、完歩でしたよ!

到着28

休憩29

そして・・・


やはりハイポートが待っていました。


「ええ~」という声が聞こえてきそうですね。


まずは1区隊からご覧ください  (^o^)

今回は、急な上り坂を懸命に駆け上がっていますよ!

到着28

休憩29

続いて2区隊です。


動画は撮れなかったんですが、写真でも十分伝わるほど気合の入った表情を見せていますね!

到着28

休憩29

休憩29

今日は歩き回って、走り回って、自候生たちにとってはキツい一日でした。


でもハイポートの後は、いつも厳しい区隊長から「よくがんばった!」と称賛されていましたよ。


“がんばり”が報われる瞬間です。

世の中が大変な時ですが、だからこそ、そばで彼らを見ていると “訓練ができるありがたさ” を痛感しますし、私たちは真摯に訓練に取り組まなければならないと強く感じます。


そして、彼らの必死に頑張る姿が、ご覧いただいている皆さんの気持ちを少しでも明るく元気にすることができればうれしく思います。



今日もよく頑張ったぞ、自候生!

ではまた! <(^o^)

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