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機上無線

 

機上無線員は、航空救難団や輸送航空隊等が保有する航空機に搭乗し、主として通信業務を実施しています。特別航空輸送隊(政府専用機運用部隊)及び輸送航空隊では国内外で運航中の輸送機と基地の間に通信を確保することは重要であり、機上無線員の責任は重大です。また、この他にも飛行点検隊の機上無線員は、航空機を援助する航法施設の精度を確保するための業務を実施しています。
航空救難団における機上無線員は、U-125A救難捜索機に搭乗し、主に捜索レーダー及び赤外線暗視装置を操作して要救助者を発見することと、無線を活用して指揮所等との情報伝達を正確迅速に実施することを任務としています。これらの業務は専門的知識と熟練した技能が要求されます。
機上無線員になるには、まずは航空自衛隊の通信員又は通信電子関連の整備員として数年間の部隊経験を積んだ後に、機上無線員の選抜試験を受験する必要があります。選抜試験に合格した後は、機上無線員の基礎課程に入校し、卒業後は、機上無線員課程に入校しなければなりません。
さらに航空救難団で勤務する場合には、全国の救難隊に機上無線員として配置された後、捜索技術講習を受講します。