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操縦(U-125A)

千歳救難隊 1等空尉 田中 潤

 

   航空救難団には、U-125A救難捜索機が配備されており、自衛隊航空機の事故の際、搭乗員の捜索救助を行う航空救難における捜索や、患者空輸等の災害派遣などを行っています。
   要救難事態等が発生した場合、U-125A救難捜索機はUH-60J救難ヘリコプターに先行して、天候偵察などを実施しつつ迅速に現場に進出し、要救助者の捜索、発見、確保(位置の特定及び監視)を行ないます。また、要救助者を確保しつつ、UH-60J救難ヘリコプターを現場まで誘導したり、ヘリコプターが救助している間、無線中継や必要に応じて現場を統制します。その他に、地震等発生時には被害状況の偵察なども行ないます。
   このU-125Aを操縦するのがパイロットです。航空自衛隊には、固定翼機と回転翼機がありパイロットになるには、高校卒業後に受験することができる航空学生、防衛大学校の飛行要員、一般大学等を卒業後に受験できる一般幹部候補生の飛行要員の3つの道があります。
   さらに、U-125A救難捜索機のパイロットになるためには、基本的な操縦課程を経てウィングマーク(操縦資格)を取得した後に、救難操縦(U-125A)課程を修了する必要があります。
   救難教育隊は、救難任務に従事する固定翼機、回転翼機のパイロット及びクルーの教育を実施し、課程を修了した学生を部隊へ送り出す教育部隊です。ここでは、熱き救難魂を育み、卓越した技能とたぎる情熱を醸成すべく、教官と学生が、日々真剣に向き合っています。



Q.パイロットになろうと思ったきっかけを教えて下さい。

A.大学時代の就職活動の際、かっこいい仕事がしたいと思い、航空自衛隊のパイロットを目指しました。



Q.パイロットになるために必要なことがあれば教えてください。

A.健康な生活を心がけることと諦めないことが重要だと思います。



Q.パイロットになってよかったと感じることがあれば教えてください。

A.航空機を自分の意思・判断で操縦できることです。また、天気が良いときの景色は最高です。



Q.やりがいを教えてください。

A.急患空輸等の任務達成時は、自分の仕事は人々の役に立っているととても実感でき、やりがいを感じます。



Q.今後の目標を教えてください。

A.周りから信頼される操縦士になることです。