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機上電子整備

救難団整備群 装備隊 3等空曹 高橋 杏奈

機上電子整備員は、航空機に搭載されている通信電子機器の整備を主な任務としています。
搭載通信電子機器は大きく分けて、通信装置、航法装置等に分類されます。簡単に説明しますと、通信装置は無線機で、航法装置はカーナビゲーションシステムのような装置です。更に、航空救難団に所属する航空機においては、要救助者を捜索・発見するための捜索レーダーや、赤外線暗視装置といった任務遂行に欠かすことのできない装備品もあり、これも通信電子機器に含まれます。
また、航空救難団整備群装備隊には、各救難隊で故障した装備品の故障探求や修理を行い、使用可能品にするといった任務もあります。
このような重要な任務を担っている航空救難団整備群装備隊の一員であることを常に意識して、日々整備に励んでいます。




Q.機上電子整備員になろうと思ったきっかけを教えて下さい。

A.入隊した当初は、今の特技を希望しようと思ってはいませんでしたが、教育隊での訓練を重ねていくうちに、「航空自衛隊に入隊したからには、航空機に携さわれる職種にしよう」と思い、機上電子整備員を希望しました。



Q.今の任務について教えて下さい。

A.主に、航空機に搭載されている「通信装置、航法装置、及び捜索機器等」の整備を行っています。また、全国に所在する各救難隊及びヘリコプター空輸隊が、自隊では整備できない装備品や用途廃止機の装備品の整備等も行っています。



Q.機上電子整備員として勤務していて、感じたことや心に残ったことがあれば教えて下さい。

A.災害派遣等で、自分が整備した航空機が活躍している姿を見ると、「頑張れ!」「私が携わった航空機が活躍している!」と感じます。そのようなときには、仕事に対して大きなやりがいを覚えます。

 

Q.今後の目標を教えて下さい。

A.今後の私の目標は、「海外訓練に参加すること。」です。航空救難団が参加している日米豪共同訓練「コープ・ノース・グアム」の一員に加われるよう、今後は、更に整備と英語の能力を向上させ、目標を達成できるよう頑張ります。