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燃料

 

航空自衛隊の任務を達成するためには戦闘機、救難機、輸送機等の航空機、車両等を飛行または走行可能な状態に維持しなければなりません。装備品を飛行または走行可能な状態にするためには、燃料が必要であり、特に航空機は一回の飛行で多くの燃料を消費します。そのため、航空機を運用する基地では燃料を常にストックしておく必要があります。
燃料員は装備品の生命線ともいえる燃料を、契約された業者から受け入れ、貯蔵し、必要に応じ装備品に給油することが主な仕事です。
燃料員が航空機への給油を行うには、大型のタンクローリー等の燃料給油車を航空機に横付けして行うため、車両に応じた資格を保有していなければ業務が遂行できません。また、危険物である石油類を取り扱う業務であるため、国家資格である危険物取扱者(乙種四類)を取得する等、危険物に対する深い知識を求められます。
業務は屋外での作業が多く、炎天下の駐機場で給油する際には体感温度が40度を超え、冬季には風雪の吹きつける氷点下の中で作業をしなければなりません。また、ドラム缶や高圧ガス容器等の移動、燃料給油車のタイヤ交換等、重量物を取り扱う作業が多く、体力が求められる職種でもあります。しかし、大変高価な航空機も燃料員が給油しなければ飛行できないため、航空自衛隊の重要な仕事の一分野であり、航空機と一緒に仕事ができる花形的な職種です。