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平成27年の活動状況

ASEANピースキーピングセンターフォーラムへの参加

平成27年12月3日(木)から12月5日(土)までの間、国際平和協力センター総括主任研究官の中林健技官は、マレーシアで開催されたASEAN※ピースキーピングセンターフォーラムに参加しました。
 ASEANピースキーピングセンターフォーラムは、ASEAN諸国等が実施する平和維持活動の課題や取り組みについて、情報を共有する場です。マレーシア国軍からの依頼を受け、中林技官は国際平和協力センターの取り組みについて講演し、ASEAN各国等参加者の理解を得るとともに、意見交換を実施しました。

※ASEAN:Association of South East Asian Nations 東南アジア諸国連合

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マレーシアPKOセンター訪問

平成27年10月27日(火)から10月31日(土)までの間、国際平和協力センター長の山ア義浩1等陸佐ほか1名は、マレーシアPKOセンター(MPC)を訪問しました。
 MPCは、1995年にその前身が設立され、平和維持任務に携わるマレーシア軍人の訓練を主な任務としています。今回の訪問では、MPCの状況を現地で確認することができました。また、日本とマレーシア両国のセンター長間で、今後の国際平和協力活動等に有益な情報を交換することができました。

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国連平和維持活動教官要員訓練の国連との共催

平成27年10月12日(月)から10月23日(金)までの間、国際平和協力センターは、国連平和維持活動教官要員訓練を国連と共催しました。
 本訓練は、国連平和維持活動に関する教官要員を養成するため、国連と加盟国が共催して実施するもので、今回が日本における初の開催となります。訓練は民軍連携(UN−CIMIC※)について行われ、国連から教官等5名が来日したほか、日本を含めアジア太平洋地域及び中東から14カ国27名が参加しました。日本からは、陸上自衛官4名(うち1名は国際平和協力センター研究員)、海上及び航空自衛官それぞれ1名が参加しました。
 訓練は全て英語で実施され、国連教官による講義のほか、グループ討議や発表が行われました。訓練生は、当初こそ若干緊張していたものの、すぐに打ち解けて活発なグループ討議や意見交換が行われ、教官として必要な知識及び技能を修得することができました。
 当センターでは、今後もより一層、世のため人のために役立つ「人づくり」(人材育成)に邁進し、我が国の国際平和協力活動等に貢献して参ります。

※UN−CIMIC:United Nations Civil-Military Coordination

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IAPTC年次会合への参加

平成27年9月28日(月)から10月1日(木)までの間、国際平和協力センター主任研究官の一木秀徳1等空佐は、ブラジル連邦共和国で国連平和維持訓練センター協会(IAPTC※)が主催する2015年度年次会合に参加しました。
 IAPTCは、各国の国連平和維持活動の教育・研究関係者(軍、警察、教育機関、その他の文民組織の関係者)の間の情報交換と意思疎通を目的として、毎年年次会合を実施しています。今年度は「パートナーシップ、統合及び評価を通じた効果的な訓練の促進」というテーマのもと、世界52か国から218名に及ぶ多数の参加者が一堂に会し、各種情報や教訓等の収集のみならず、人的ネットワークの拡大、国際平和協力センターの理解促進を行うことができました。

※IAPTC:International Association of Peacekeeping Training Centers

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ジェンダー・フィールド・アドバイザー課程への参加

平成27年8月24日から9月4日までの間、国際平和協力センター研究員の田中孝明3等陸佐は、スウェーデン国防軍国際センター(SWEDINT)で開催されたジェンダー・フィールド・アドバイザー※課程に学生として参加しました。本課程は、ジェンダー・フィールド・アドバイザーとして必要な知識及び技能の修得を図るためのもので、21カ国から31名(男性12名、女性19名)が参加しました。
 当センターは、こうした課程教育への参加を通じて今後も教官要員の知識及び技能を向上させることにより、世のため、人のために役立つ「人作り」(人材育成)に邁進し、我が国の国際平和協力活動等に貢献して参ります。

 ※ジェンダー・フィールド・アドバイザー:部隊における指揮官等に対し、作戦や業務のすべてにジェンダー視点を反映させることについて、助言を行う役割を担うスタッフのこと。

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アフリカ連合委員会平和安全保障委員のスメイル・チェルギ氏の来訪

平成27年3月6日(金)統合幕僚学校国際平和協力センターに、アフリカ連合委員会(AUC:African Union Commission)平和安全保障委員のスメイル・チェルギ氏(Smail Chergui) が来訪されました。
 チェルギ委員は、当初、学校長を表敬され、自衛隊のソマリア沖・アデン湾における海賊対処行動、南スーダンにおける国連平和維持活動等に関して感謝を述べられました。
 続いて行われた概要説明、懇談では、限られた時間の中、国際平和協力センターの課程教育における演習実施要領、アジア太平洋地域内各国のPKOセンターとの協力関係等について質問され、 日本の国際平和協力センターに対する関心の高さが窺われました。
 国際平和協力センターは、平成22年8月以降、現在までに、アフリカ諸国の、マリ共和国、ガーナ共和国、エジプト・アラブ共和国、ケニア共和国、 南アフリカ共和国の各PKOセンターに定期的に教官を派遣して講義を行っております。

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ラドスース国連PKO担当事務次長の来訪

平成27年1月14日(水)国連平和維持活動担当事務次長のエルベ・ラドスース氏が統合幕僚学校国際平和協力センターを訪問されました。
 今回の来日は、外務省と内閣府国際平和協力本部事務局の合同招聘によるもので来日期間中、ラドスース事務次長は、PKOに携わる政府関係者等との意見交換を行い、 その一環として、防衛省を訪問され、PKO要員等の教育、人材育成を担任している統合幕僚学校国際平和協力センターを訪問されました。
 昨年12月に統合幕僚学校が主催した「第4回国際平和と安全シンポジウム」では、ラドスース事務次長が担当する部局から、 軍事顧問のマクスード陸軍中将を特別講演者にお招きしており、国連平和維持活動局と統合幕僚学校との関係は一層緊密になっています。
 学校長との意見交換、国際平和協力センターの現状説明後の質疑応答では、国連として、日本国が積極的平和主義の下、 ますます国際の平和と安全に寄与する諸活動に貢献することを期待していることが強調されるとともに、 センターが軍人・警察官・文民の教育のメッカとなることに強い期待が示されました。
 今後も国際平和協力センターでは、国連PKOミッションの統合化にあわせて、国際平和協力活動に携わる要員の養成に向けて尽力し、国連の大きな期待に応えて参ります。

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