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活動状況

令和6年度防衛省・自衛隊オフィスツアー支援

国際平和協力センターは、令和6年12月17日(火)及び18日(水)に自衛隊東京地方協力本部(以下「東京地本」という。)が主催した「令和6年度防衛省・自衛隊オフィスツアー」の支援を行いました。
 本ツアーは、大学生を主な対象として自衛隊の活動等に関する理解の促進を図るために実施されたもので、当センターでは自衛隊の海外勤務の状況等に関する防衛講話及び一般大出身の幹部自衛官とのグループ懇談を実施しました。
 防衛講話では、センター長渡邉1等陸佐が国際平和協力活動に関する説明のほか、部隊長や海外勤務でのこれまでの経験談及び海外で活躍する自衛官の紹介等を行いました。講話後の質疑応答では海外勤務(言語)に関する質問や部隊長の経験に関する質問など多くの質問のやりとりが行われました。また、一般大卒で当センター職員の村岡3陸佐及び石怩R陸佐が数名ずつのグループに分かれた参加者全員と懇談しました。部隊における勤務環境をはじめ、福利厚生や家庭との両立など幅広い様々な質疑応答があり、充実した懇談となりました。

  • 講話を行う渡邉1等陸佐

  • 講話の様子



  • 質疑を行う参加者



  • 大学卒業後に入隊した自衛官との懇談


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マレーシア平和維持センターにおけるジェンダーアドバイザー課程への参加

令和6年11月4日(月)から11月15日(金)までの間、国際平和協力センター研究員 齋藤3海佐は、マレーシア平和維持センター(MPC※1)において実施されたジェンダーアドバイザー課程(GENAD※2)に参加しました。
 本課程は、参加者に対しジェンダーの基本的理念や国連平和維持活動におけるジェンダーに関する安全保障など、軍組織のあらゆるレベルでジェンダー・アドバイザーとして業務を行う上で必要な知識及び技能の付与を目的とした課程でした。諸外国の軍及び警察機関から31名が本課程に参加しました。
 課程では、特に国連安保理決議1325号「女性・平和・安全保障(WPS)」に関して、国際人道組織や現地関係者と関係した計画立案、実行についての実践的な内容を学ぶとともに、諸外国からの参加者との討議やグループワーク等を通じ、視野を拡大することができました。

※1 MPC:The Malaysian Peacekeeping Centre
※2 GENAD:Gender Advisor Course

  • 学生集合写真

  • アイスブレーカー


  • シンジケート討議

  • 座学風景


  • 修了式スピーチ

  • 修了証授与


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慶應義塾高等学校への講師派遣

令和6年11月25日(月)国際平和協力センターは、慶應義塾高等学校の2年生2個クラスに対し英語の授業の一環として国際平和協力活動等に関する講話を行いました。
 この講話は、陸上自衛隊を定年退官され現在は慶應義塾高等学校の英語教諭として勤められている三角 智子 氏から「戦争と平和」をテーマとした授業の教育効果を向上させるため、海外での勤務経験を有する自衛官から国連による平和維持活動やそれらに関する我が国の取り組み等の紹介についてご依頼を受けて実現したもので、昨年に引き続き2回目となります。
 これを踏まえて、国連本部での勤務経験のある当センター長 渡邉1陸佐が講師となり、自衛隊が行う国際平和協力活動の意義や役割、自身の国連本部勤務での経験を踏まえ講話を行いました。
 講話後の質疑応答では、海外の方との価値観の違い、相互理解についてやこれまでの勤務で最も大変だった事などの質問があり、学生に国際平和協力活動等に興味を持ってもらうとともに先方のニーズに応じた講話を行うことができました。

  • 国際平和協力センター長
    渡邉1陸佐

  • 講義の様子


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IAPTC(国際平和維持訓練センター協会)2024年次会合参加

令和6年11月4日(月)から11月8日(金)までの間、国際平和協力センター長 渡邉 邦嘉 1等陸佐以下当センター職員2名は、パキスタン・イスラム共和国で開催された第28回国際平和維持訓練センター協会(IAPTC年次会合に参加しました。
 IAPTCは、平和維持活動に関する教育訓練・研究を所掌する各国の機関から構成される協会であり、教育訓練に資する情報の共有と各国・各機関のコミュニケーションの促進を通じてより効果的な平和活動に貢献することを目的として、平成7年(1995年)7月に設立され、今回の会合は世界50か国以上の平和活動の研究や教育訓練を扱うセンターや機関等から200名を超える参加がありました。
 会合では「平和作戦の進化のための教育訓練戦略」をテーマに、国連本部関係局、各地域平和維持訓練センター協会、国連ミッション司令部、派遣各国軍、関係機関等からそれぞれの取り組みや課題について講演があり、その内容に対する意見交換等により識見を深めるとともに各国PKOセンター等関連機関と良好な関係を構築することができました。
 今回の会合を通じて得た成果については、当センターが実施する教育・研究業務に反映して参ります。

※IAPTC:International Association of Peacekeeping Training Centres

第28回IAPTC年次会合の様子は下のリンク(外部リンク)よりご覧ください。
YouTubeチャンネル名:@28iaptcpak
ホームページアドレス:https://28iaptcpakistan.com/

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ガーナPKOセンター長来訪

令和6年10月22日(火)、ガーナPKOセンター長のリチャード・アドジャン陸軍少将が国際平和協力センターに来訪し、センター長 渡邉1佐及び教育・研究室長 阿久津1佐が来訪を歓迎しました。
 渡邉1佐によるブリーフィング後に行われた意見交換では双方の国際平和活動の訓練への取り組みについて相互に説明を行い、国際平和協力活動の教育に関する今後の協力等について意見交換を行いました。

  • 集合写真


  • ガーナPKOセンター長 リチャード・アドジャン陸軍少将




  • 意見交換



  • ギフト交換


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ケニア平和維特訓練センターにおける国連幕僚課程への教官派遣

令和6年8月29日(木)から9月20日(金)までの間、国際平和協力センター主任研究官 南條 衛 1等陸佐は、ケニア共和国の首都ナイロビに所在するケニア平和維特訓練センターにおいて実施されたUNSOC (国際連合幕僚課程)に教官として参加しました。
 本課程は、国連PKOミッションにおける司令部要員の候補者等に対し、国連PKO司令部の幕僚活動について理解させ、派遣準備の資とすることを目的とした課程です。
 南條1佐はケニア平和維特訓練センターからの依頼に基づき、教官交流の一環として、約1ヶ月の教育に教官として参加しました。南條1陸佐は、国際連合や平和維持活動に関する講義を受け持つとともに、図上演習においては、グループの長となり、シナリオに基づく指導を行いました。
 この様に国際平和協力センターは、諸外国の課程教育にも貢献をしています。

  • 国連の活動に係る全体講義の様子


  • 図上演習時

  • 課業外の課題作成指導


  • セクター学生との集合写真


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教訓収集

国際平和協力センターは、令和6年10月9日(水)に元海上自衛隊 第1術科学校長 海将補 落合 o 氏をお招きし、自衛隊創設以来初の海外実任務となったペルシャ湾掃海派遣部隊の指揮官としての経験や今後の国際平和協力活動等のための教訓等についてお話しを伺いました。

  • 元海上自衛隊 第1術科学校長
    海将補 落合 o 氏



  • 講義の様子


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令和6年度第2回平和活動研究会の開催

国際平和協力センターは、令和6年9月13日(金)、令和6年度第2回平和活動研究会を開催しました。 本研究会は、国際平和協力活動等に係る教育・研究に必要な知識を修得することを目的として行っており、今回は帝京大学 教授 西岡 淳 氏を講師としてお招きし、会場及びオンラインによるハイブリット形式にて実施しました。
 研究会では、「ジブチ情勢について」をテーマとした、講師の分析に基づく講話が行われました。講話後の意見交換においては参加者から様々な質疑があり活発な意見交換が行われました。

  • 帝京大学 教授 西岡 淳 氏




  • 講義の様子





  • 参加者との意見交換


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令和6年度平和活動研究会(特別会)の開催

国際平和協力センターは、令和6年9月12日(木)、令和6年度平和活動研究会特別会を開催しました。本研究会は、国際平和協力活動等に係る教育・研究に必要な技能、知識を修得することを目的として行っており、今回はニューヨークを中心に世界で表現師、女優、ダンサー等として活躍されている三宅 由利子 氏を講師としてお招きして、コミュニケーション能力向上をテーマとしたワークショップを実施しました。ワークショップでは、講師の海外での経験に基づく講話やプレゼンテーション実演指導等を通じて、教育や国際会議に有益な多くの学びを得て、参加者の表現力を向上させることができました。

  • 三宅 由利子 氏




  • 講義の様子






  • 参加者による実演を交えたプレゼン要領の様子


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学生新聞の取材受け

国際平和協力センターは、令和6年7月17日(水)に東部方面総監部からの依頼に基づき学生新聞の取材を受けました。
 今回の取材は、学生新聞において掲載が予定されている「知っているようで知らない職種」として海外で活躍する自衛官に焦点をあてた記事に関するもので、様々な国際任務等経験者が所属する当センターへ依頼があり、国連本部での勤務経験のある国際平和協力センター長 渡邉1佐が取材を受けました。
 学生新聞の発行企業であるTOP CONNECT株式会社の編集長の他、大学生や高校生に対して、当センター長より国際平和協力センターの概要や自衛隊の海外での活動について説明を行い、その後、学生から国際任務等に関する活発な質問を頂きました。


  • インタビューの様子


  • インタビュー後の記念撮影


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モロッコ王国軍総司令部からの来訪

令和6年7月12日(金)、モロッコ王国軍総司令部所属のイリアス・ラムドール陸軍大佐及びリチャード・エルアブディ陸軍大佐が国際平和協力センターに来訪し、センター長 渡邉1佐及び教育・研究室長 阿久津1佐が来訪を歓迎しました。
 懇談では双方の国際平和活動の訓練への取り組みについて相互に説明を行い、国際平和協力活動の教育に関する今後の協力等について意見交換を行いました。

  • 集合写真


  • モロッコ王国軍 イリアス・ラムドール 陸軍大佐



  • 懇談の様子



  • ギフト交換


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国際連合平和活動局職員とのワークショップの開催

令和6年6月17日(月)から6月21日(金)までの間、国際平和協力センターは、当センター職員と国際連合平和活動局職員との間でワークショップを実施しました。
 本ワークショップでは、現代の国連平和維持活動の状況や課題について意見交換を行い、国際連合が担当する国際平和活動に関する教育で使用する資料等の作成に資する議論を実施しました。

  • 集合写真




  • ワークショップの様子


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AAPTC2024年次会合参加

令和6年5月27日(月)から30日(木)までの間、バングラデシュ ダッカにおいてアジア太平洋平和活動訓練センター協会(AAPTC)2024年次会合が開催されたところ、国際平和協力センター長 渡邉 邦嘉1等陸佐及び同主任研究官 南條 衛1等陸佐が本会合に参加しました。
 AAPTCは、アジア太平洋地域の24か国の平和活動訓練センターが加盟し、年1回の年次会合を開催して、国連平和維持活動に係る教育訓練、相互交流等について議論・意見交換等を行っており、今回の会合には日本を含め26か国の加盟国、国連等機関が参加しました。当センターから参加したセンター長及び主任研究官が国際平和協力の教育訓練に係る日本の取り組みを紹介し、参加者との討議を通じて、各国センターとの関係をさらに強固にすることができました。

※AAPTC(Association of Asia-Pacific Peace Operations Training Centers)

  • 年次会合の様子


  • 会場の様子

  • バングラデシュ平和支援活動訓練センター長
    との記念撮影


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豪州平和作戦訓練センターにおける国連幕僚課程への教官派遣

令和6年5月13日(月)から5月29日(水)までの間、国際平和協力センター研究員 石塚 徳善3等陸佐は、オーストラリアキャンベラ市内に所在するオーストラリア平和作戦訓練センター(ADFPOTCにおいて実施された国連幕僚課程(UNSOC)に教官として参加しました。本課程は、国連PKOミッションにおける司令部要員の候補者等に対し、国連PKO司令部の幕僚活動について理解させ、派遣準備の資とすることを目的とした課程であり、オーストラリア平和作戦訓練センターとの教官交流の一環として、2週間の教育に石塚3陸佐が教官として参加しました。
 この課程では、石怩R陸佐が、これまでの平和活動経験や国際平和協力センター勤務における経験や知識をもって、ストレス管理や司令部の組織、機能について講義を行うとともに、他の教官や諸外国の軍人参加者との討議、グループワーク等を通じ、様々な視点から意見交換を行いました。

※ ADFPOTC:Australia Defence Force Peace Operations Training Centre

  • 講義を行う石怩R陸佐


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令和6年度第1回平和活動研究会の開催

国際平和協力センターは、令和6年6月7日(金)、令和6年度第1回平和活動研究会を開催しました。 本研究会は、国際平和協力活動等に係る教育・研究に必要な知識を修得することを目的として行っており、今回は東洋学園大学 教授 井上 実佳 氏を講師としてお招きし、会場及びオンラインによるハイブリット形式にて実施しました。研究会では、「『新・平和への課題』とアフリカの国際平和活動 」をテーマとした、講師の分析に基づく講話が行われた後、テーマに係る今後の取組等について参加者による活発な質疑及び意見交換が行われました。

  • 東洋学園大学 教授 井上 実佳 氏





  • 講義の様子






  • 参加者との意見交換


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大学生を対象とした安全保障講話への講師派遣

令和6年6月6日(木)国際平和協力センターは、東京地方協力本部からの依頼を受け、本年8月に米国で計画されている日米学生会議に参加する大学生に対し、国際平和協力センター長 渡邉 邦嘉 1等陸佐ほか2名を部外講師として派遣しました。
 当日は、様々な国際活動経験を有する当センター職員から海外活動での経験談や国際的な安全保障に関する講話の後、数名のグループに分かれてのグループ懇談を行いました。質疑応答やグループ懇談では、日本がPKOに参加する意義や実際の海外勤務での実相等多岐にわたる意見交換となり、防衛省自衛隊が取り組んでいる国際平和活動等への理解を得る機会となりました。

  • 講話を行う国際平和協力センター長 渡邉1佐



  • 海外での活動経験を交えた講話を行う当センター職員







  • グループに分かれての懇談の様子


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オーストラリア国防軍訓練センター長来訪

令和6年5月20日(月)、当センターは、オーストラリア国防軍訓練センター長 ガイ・ブラックバーン海軍大佐及び平和活動訓練センター長 マイケル・ウェッブ陸軍中佐の来訪を受けました。センター長 渡邉1佐が来訪を歓迎するとともに、教育・研究室長 阿久津1佐が国際平和協力センターの概要を説明しました。両国センター参加者間で意見交換を行い、双方の国際平和協力活動等の訓練に関する情報を共有し、交流の推進について懇談しました。

  • 集合写真




  • オーストラリア国防軍訓練センター長 ガイ・ブラックバーン 海軍大佐





  • 懇談の様子





  • ギフト交換


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令和5年度第4回平和活動研究会の開催

国際平和協力センターは、令和6年3月13日(水)、令和5年度第4回平和活動研究会を開催しました。
 本研究会は、国際平和協力活動等に係る教育・研究に必要な知識を修得することを目的として行っており、今回は静岡県立大学 教授 山下 光 氏を講師としてお招きし、会場及びオンラインによるハイブリット形式にて実施しました。
 研究会では、「平和維持活動の変化と展望 −国連PKOの「停滞」を契機として 」をテーマとした、講師の分析に基づく講話が行われた後、テーマに係る今後の取組等について参加者による活発な質疑及び意見交換が行われました。
 本研究会の成果については、当センターにおける今後の教育・研究に反映して参ります。

  • 静岡県立大学 教授 山下 光 氏





  • 講義の様子






  • 参加者との意見交換


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教訓収集

国際平和協力センターは、令和6年1月24日(水)に元陸上自衛隊東部方面総監 陸将 磯部 晃一 氏を講師としてお招きし、国際平和協力活動に関するお話しを伺いました。
 磯部氏からは、自衛隊による初めてのカンボジアPKOミッションへの参加にご尽力された経験や、今後の国際平和協力活動等のための教訓等について、貴重なご意見を伺うことができました。
 今回伺ったご意見は、当センターにおける今後の教育・研究に反映して参ります。

  • 元東部方面総監
    陸将 磯部 晃一 氏



  • 懇談の様子


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