国際平和協力センター(センター長:長田 英一郎1等陸佐)は、令和3年12月15日(水)、国際連合本部オペレーション支援局でメディカル・トレーニング・オフィサーとして勤務される 川崎 真知子 2等陸佐を講師としてお招きし、令和3年度第3回平和活動研究会を開催しました。
本研究会は、国際平和協力活動等に係る教育・研究に必要な知識を修得することを目的として実施しているものであり、今回は、国際連合本部のあるニューヨークからオンラインにて講師より講義を頂くとともに、特別ゲストとして同じく国際連合本部オペレーション支援局の伊東 孝一氏及び丸ア 玲氏にもご参加頂きました。
新型コロナウイルス感染防止のため、会場での参加者を当センターのほか、内部部局、統合幕僚監部などの防衛省職員等に限定するとともに、オンラインにより内閣府国際平和協力本部事務局及び外務省総合外交政策局等の関係府省職員に参加して頂くハイブリッド方式にて実施しました。
研究会では、「国連三角パートナーシップ・プロジェクトの動向 〜国連TPPの最新動向と日本の今後の取組〜」をテーマとし、講師より国連TPPの現状、今後の方向性及び今後の日本の取組等について、国際連合本部職員及び防衛省・自衛隊職員としての両方の視点からの示唆に富むお話を頂いた後、会場及び特別ゲストを含むオンライン参加者による活発な質疑及び意見交換が行われました。
本研究会の成果については、当センターにおける今後の教育・研究に反映して参ります。
国際連合本部(ニューヨーク)からオンライン講義・意見交換を行う川崎2陸佐
伊東 孝一 氏
丸ア 玲 氏
国際連合本部(ニューヨーク)からのゲスト参加(オンライン)
研究会の様子
意見交換の様子
令和3年10月4日(月)から14日(木)までの間、国際平和協力センター研究員 渡邊 健太 3等海佐は、フィンランド共和国首都ヘルシンキ近傍に所在するフィンランド国防軍国際センター(FINCENT *2)において実施された平和支援作戦協力課程教育に参加しました。
本課程では、国際平和協力活動を実施する際の民軍の連携要領について学ぶとともに、諸外国の軍人や警察からの参加者との討議等を通じ、視野を拡大することができました。
また、本課程への参加は、新型コロナウイルスの影響により国際平和協力センターとして2年ぶりの海外出張であり、コロナ禍において停滞していた諸外国との交流再開という観点でも意義がある出張でした。
本課程を通じて得た成果については、当センターが実施する教育・研究業務に 反映して参ります。
フィンランド国防軍国際センター長への挨拶
(記念撮影時のみマスクを外して撮影)
記念品の贈呈
(記念撮影時のみマスクを外して撮影)
グループワークを行う渡邊3海佐
課程履修の様子
国際平和協力センターは、令和3年10月16日(土)に自衛隊東京地方協力本部(以下「東京地本」という。)が開催した「第6回防衛省・自衛隊オフィスツアー及び第2回防衛セミナー」(以下、「ツアー等」という。)の支援を行いました。
今回のツアー等は、大学生等を対象にインターンシップの一環として行われたものであり、自衛隊における「国際平和協力活動」をテーマとした防衛講話及びグループワーク(集団討議)が実施されました(第2回防衛セミナーは、オンラインを活用し
た防衛講話の聴講のみ)。
防衛講話では、東京地本からの支援依頼にもとづき、当センターの研究員である荒木 順子2等陸佐が自らの海外派遣、留学経験等をもとに自衛隊の国際貢献、国際分野の活動概要等についての講話を行いました。
質疑応答の際には、予定時間を大幅に超える質問が行われ、参加者の自衛隊に対する関心の高さが伺えました。
グループワークにおいては、東京地本が主導し、国際平和協力活動における幕僚の活動を題材として、参加者による積極的な集団討議が行われました。グループワークの最後に荒木2佐が講評等を行い、参加者は皆、充実した表情にてセンターを後にしました。
防衛講話を行う荒木2佐
防衛セミナー参加者向けの
オンラインによる同時配信
質疑応答において質問をする参加者
熱心にグループワークを行う参加者
代表者によるグループ毎の発表
広報展示物の見学
各自衛隊の作業服を試着しての
記念撮影
集合写真
令和3年9月30日(木)、在京オーストラリア大使館国防武官ソニア・ハロラン空軍大佐が国際平和協力センターへ来訪されました。
国際平和協力センター到着後、課程教育に関する意見交換が行われ、ハロラン大佐から両国の国際平和協力活動分野における協力・交流が更に深まることに期待するとともに、オーストラリア武官としても積極的に当センターの教育・研究に協力していく旨の言及がありました。
集合写真(写真撮影時のみマスクを外して撮影)
意見交換の様子
ギフト贈呈
令和3年9月29日(水)、在京フィンランド大使館国防武官キンモ・タルヴァイネン陸軍大佐が国際平和協力センターへ来訪されました。
教育・研究室長から国際平和協力センターの概況説明が行われ、説明終了後に課程教育に関する意見交換が行われました。
意見交換においては、タルヴァイネン大佐から両国の国際平和協力活動に関する教育における交流の重要性及び今後の発展について言及がなされました。
これらの交流を通じて得られる成果については、今後も積極的に当センターの教育・研究に反映していく所存です。
集合写真(写真撮影時のみマスクを外して撮影)
意見交換の様子
ギフト交換
(写真撮影時のみマスクを外して撮影)
展示品視察
国際平和協力センター(センター長:長田 英一郎1等陸佐)は、令和3年9月2日(木)、防衛省防衛研究所 地域研究部 中国研究室 主任研究官 増田 雅之 氏を講師としてお招きして、令和3年度第2回平和活動研究会を開催しました。
本研究会は、国際平和協力活動等に係る教育・研究に必要な知識を修得することを目的として実施しているものであり、今回は「中国の国連PKO政策と取組みの現状について」をテーマとし、当センターのほか、内閣府国際平和協力本部事務局、外務省総合外交政策局、内部部局防衛政策局及び統合幕僚監部等の職員が参加して行われました。
研究会では、講師より豊富な専門的研究活動に基づく講義を頂いた後、参加者による活発な質疑及び意見交換が行われました。
なお、新型コロナウイルス感染防止のため、開催に際しては参加人数を限定するとともに、「三つの密」の回避等、十分な感染防止対策の下で実施しました。
本研究会の成果については、センターにおける今後の教育・研究に反映して参ります。
防衛省防衛研究所 地域研究部 中国研究室 主任研究官 増田 雅之 氏
(別室からのリモートによる講義)
研究会の様子
意見交換の様子
国際平和協力センター(センター長:長田 英一郎1等陸佐)は、令和3年6月24日(木)、東京大学 特任研究員 キ築 正泰 氏を講師としてお招きして、令和3年度第1回平和活動研究会を開催しました。
本研究会は、国際平和協力活動等に係る教育・研究に必要な知識を修得することを目的として実施しているものであり、今回は「国家安全保障戦略としての国際平和協力」をテーマとし、当センターのほか、内閣府国際平和協力本部事務局、外務省総合外交政策局、内部部局防衛政策局及び統合幕僚監部等の職員が参加して行われました。
研究会では、講師より豊富な専門的研究活動に基づく講義を頂いた後、参加者による活発な質疑及び意見交換が行われました。
なお、新型コロナウイルス感染防止のため、開催に際しては参加人数を限定するとともに、「三つの密」の回避等、十分な感染防止対策の下で実施しました。
本研究会の成果については、今後のセンターにおける教育・研究に反映して参ります。
東京大学 特任研究員 キ築 正泰 氏
(別室からのリモートによる講義)
研究会の様子
意見交換の様子
国際平和協力センター主任研究官 瀧川 寛子2等海佐は、令和3年6月1日(火)から6月3日(木)までの間、当センター施設(市ヶ谷駐屯地F2棟)において、北欧軍事ジェンダーセンター主催の※ジェンダーフォーカルポイント課程(オンライン)へ参加しました。
本課程は、NATO(北大西洋条約機構)、PKO(国連平和維持活動)参加部隊等のジェンダー担当官が適切に任務を遂行できるよう育成することを目的に行われました。
オンラインでの講義のほか、個人課題の作成、小グループによるケーススタディー等の各カリキュラム及び各国受講者との意見交換等を通じて、ジェンダー担当官として必要な知識・技能を取得することができました。
なお、本課程は各課題、グループ討議及び筆記試験により評価が行われ、瀧川2海佐は本課程修了の到達基準に達しているとして、修了グレード「Successfully completed」を獲得することができました。
本課程で得た知識等を今後の教育等に反映していく所存です。
※ジェンダーフォーカルポイントとは、ジェンダー担当官をいう。
オンライン課程を受講する主任研究官 瀧川2海佐
令和3年4月6日(火)に行われた、拡大ASEAN国防相会議(ADMMプラス:ASEAN Defence Ministers’Meeting Plus)PKO専門家会合(EWG:Experts’Working Group)に関する記事が朝雲新聞及び防衛ホームにて掲載されました。 教育内容に関する詳しい情報ついては、こちらからご覧ください。
朝雲新聞第3455号
令和3年6月3日発行
防衛ホーム第1052号
令和3年6月1日発行
令和3年5月10日(月)統合幕僚学校国際平和協力センターは、EUが進めるESIWA(Enhancing Security Cooperation in and with Asia(アジアにおける欧州連合とアジアの安全保障協力の強化))プロジェクトからの依頼により、防衛政策局国際政策課と連携し、オンラインによる担当者ミーティングを実施しました。
本ミーティングは、日EU間の協力強化を目的に行われ、はじめにESIWAプロジェクト担当者のフィリップ・シェトラ−ジョーンズ氏より、ESIWAプロジェクトの概要について説明を受け、その後当センターの概要の説明を中居 景2等空佐が行いました。
それぞれの概要説明後の意見交換では、日EU間の協力可能分野について活発な意見交換が交わされました。
今後も国際平和協力センターは、関係国際機関との交流を積極的に行い、成果を教育・研究に反映していく所存です。
オンラインミーティングの様子
オンラインを通じて意見交換を行う
海老澤総括主任研究官及び中居2空佐
シェトラ−ジョーンズ氏による
概要説明の様子
令和3年3月15日(月)及び16日(火)に当センターにおいて行われた、ヨルダン軍への教育支援に関する記事が朝雲新聞及び防衛ホームにて掲載されました。
教育内容に関する詳しい情報ついては、こちらからご覧ください。
朝雲新聞第3450号
令和3年4月22日発行
令和3年4月6日(火)、国際平和協力センターは、拡大ASEAN国防相会議(ADMMプラス:ASEAN Defence Ministers’Meeting Plus)PKO専門家会合(EWG:Experts’Working Group)にオンラインで参加しました。
本会合は、インド太平洋地域の安全保障課題に対し、実践的な取組を行うため、拡大ASEAN国防相会議の下に7つの専門家会合の1つとして設置され、令和3年から3年間、ベトナムと共に日本が共同議長を務めています。
今回の議題は、「国連PKOにおける女性・平和・安全保障(WPS:Women, Peace and Security)」であり、参加国とPKOの現場経験豊かな専門家との活発な議論を通して、参加国の取り組みや課題を共有しました。
当センターからは、PKOの現場において問題となっている性的搾取・虐待(SEA:Sexual Exploitation and Abuse)対策に関する教訓や課題について発表し、参加国のWPSに対する認識・理解の向上に貢献しました。
本会合の成果については、今後のセンターにおける教育・研究に反映して参ります。
拡大ASEAN国防相会議
PKO専門家会合参加時の様子
専門家会合にて発表するセンター職員
令和3年3月15日(月)及び16日(火)の両日、統合幕僚学校国際平和協力センターは、ヨルダン軍からの依頼により、防衛政策局参事官付と連携し、同軍が主催する国際平和協力活動に関する教育に講師としてオンラインで参加しました。
今回の教育支援は3月15日(月)に「国連PKOの派遣3原則及び法的枠組み」についての教育を中居 景2等空佐が、16日(火)に「文民保護の基礎」についての教育を小川 哲3等陸佐がそれぞれ国連の教材に基づき英語を用いて行いました。
オンラインによる、他国の軍に対しての国連教育は初の試みでしたが、参加者からの積極的な質疑が行われるなど、終始活発な雰囲気の中で教育支援を行うことができました。
今後も国際平和協力センターは、国外への教育支援に積極的に協力していく所存です。
教育を実施する国際平和協力センター職員
ヨルダン軍の教育受講状況
令和3年2月19日(金)、国際平和協力センターは、陸上自衛隊国際活動教育隊
が主催する国際平和協力活動セミナーにオンラインで参加しました。
本セミナーは、昨今の国際情勢や新型コロナウィルスの影響を踏まえつつ、国際活動に係る現在の問題点と今後の展望について自衛隊員と国際平和協力活動等に関する研究機関等職員との意見交換、討議等を通して、相互理解の促進を図るとともに、隊員の識能向上を目的として行われています。
今回は「新型コロナウィルスによる国際活動への影響とウィズ・コロナ時代での可能性」をテーマにした討議が行われ、活発な意見交換を交わすことが出来ました。
本セミナーの成果については、今後のセンターにおける教育・研究に反映して参ま
す。
オンラインでセミナーに参加するセンター職員
防衛省 統合幕僚学校 国際平和協力センター
〒162-8805 東京都新宿区市谷本村町5番1号F−2棟1階
電話:03-3268-3111(代)内線32216
FAX:内線32249