自衛隊(じえいたい)は、大規模(だいきぼ)な災害(さいがい)が発生した時には、地方公共団体(だんたい)などと連携(れんけい)・協力しながら、被災者(ひさいしゃ)の捜索(そうさく)・救助や医療(いりょう)支援(しえん)、水や食事の支援(しえん)など、様々(さまざま)な活動を行っています。
自衛隊(じえいたい)の災害(さいがい)派遣(はけん)は、都道府県知事などが自衛隊(じえいたい)の災害(さいがい)派遣(はけん)が必要だとお願いをして、これについて防衛(ぼうえい)大臣などが自衛隊(じえいたい)を派遣(はけん)するしかないと判断(はんだん)した場合に行うことが原則(げんそく)となっています。
ただし、大規模(だいきぼ)な災害(さいがい)が発生したときには、その都道府県が混乱(こんらん)していて、自衛隊(じえいたい)の派遣(はけん)をお願いする余裕(よゆう)がない場合も考えられます。自衛隊(じえいたい)では、全国各地の駐屯地(ちゅうとんち)や基地(きち)に、災害(さいがい)が起きればすぐに対応(たいおう)する部隊を待機させて、お願いを待つだけではなく、自衛隊(じえいたい)の方から支援(しえん)を提案(ていあん)できるようにしています。
また、災害(さいがい)派遣(はけん)においては、人命救助や食事の提供(ていきょう)、医療(いりょう)支援(しえん)など被災者(ひさいしゃ)に対していろんな手助けを行っています。
新型コロナウイルスの感染(かんせん)が日本全国に広がっていますが、自衛隊(じえいたい)では、都道府県知事などからの要請(ようせい)を受け、看護(かんご)師(し)(看護(かんご)官)を病院へ派遣(はけん)したり、離島(りとう)で発生した救急患者(かんじゃ)の方を航空機などで輸送(ゆそう)しています。