「航空自衛隊(根室)のお仕事」

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はじめに

はじめに
  「私たちは、航空自衛隊です。」このように言うと、多くの民間の方から「戦闘機に乗っているんですか?」「航空機整備の仕事ですか?」「航空管制の仕事ですか?」と聞かれます。たしかに、「航空自衛隊」という言葉を聞けば、そのようなイメージを持たれる方が大半だと思います。ですが、航空自衛隊の基地・分屯基地は全国に72か所あり、それぞれに個別の任務・機能があります。そして、1人1人の仕事(我々の用語で、これを「特技職」と言い、ここでは「特技」と略します。)は、幹部自衛官であれば30以上の、空士として任用されキャリアを重ねる准曹士自衛官であれば60近くの特技に分かれています。

 そして、私たち航空自衛隊の中でよく言われているのが、「航空自衛隊は掛け算の組織」ということです。つまり、「すべての特技員がそれぞれの機能を発揮しないと、組織の機能発揮はできない、つまりゼロになる。」ということです。例えば、大空を駆け巡る「戦闘機パイロット」も、隊員食堂で隊員の食事を調理する「給養員」がいなければ、機能を発揮できないのです。

 さて、根室の航空自衛隊、第26警戒隊(以下「26警隊」)は、全国28箇所あるレーダーサイトの1つとして、航空警戒監視を主たる任務とする部隊です。ですが、そこにレーダーがあって、レーダーで監視する隊員がいるだけでは、26警隊の任務は達成できません。26警隊で勤務している准曹士自衛官の特技は、実は20近くもあるのです。

 航空自衛官の身分は、特別職国家公務員です。26警隊は航空自衛隊の1つの部隊ですが、別の見方をすれば、それらの特技の内の1つの分野で、国家公務員として働く「職場」でもあります。そして、特に我々がお世話になっている根室の地域の皆様にとっては、「地元根室で航空自衛官として働くチャンスがある」ということです。

 航空自衛官の採用年齢はこれまで18歳以上27歳未満となっていましたが、自衛官候補生として入隊する場合は平成30年10月から、空曹候補生として入隊する場合は平成31年9月から、それぞれ年齢上限が32歳まで引き上げられることになりました。特技の中には、人それぞれの経験の中で培われた知識やスキルが役にたつものもあるかもしれません。

 ここでは、26警隊で航空自衛官として勤務することができる特技について紹介していきたいと思います。右側の各特技メニューのリンクから進んでいくと、それぞれの内容が簡単に紹介されていますので、是非ご覧ください。
あわせて、航空自衛隊HPの「隊員の仕事」もご覧ください。