「航空自衛隊(根室)のお仕事」

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給養員

給養員
【根室で勤務する場合】
「医食同源」という言葉があります。病気を治すのも食事をするのも、生命を養い健康を保つためで、その本質は同じだという意味です。つまりどんな人でも食事で栄養を摂らなければ健康は保てません。それは自衛隊員も同じで、第26警戒隊の任務である空の警戒監視を行う隊員も、健康でいるためには食事は必要不可欠です。
 給養員の仕事は、毎日3食、決まった時間に隊員に向けて栄養バランスの取れた食事を提供することです。提供時間は早くても遅くてもいけません。数名の給養員が少数の限られた器材を使い、時間内に約100名を超える隊員に食事を提供するシビアな仕事です。そして、料理を作成するのはもちろん、食材業者との購入調整及びそれに付随する書類等の作成、食材の仕入れ及び適温保存、調理器具の整備、衛生の管理といった幅広い仕事を同時に進行させることで、初めて隊員に美味しい食事を出すことができるのです。
 毎日が多忙ですが、自分達の働きがあってこそ第26警戒隊は任務遂行が可能なのだ。この誇りを胸に、給養員は今日も厨房と事務所で汗を流しています。

【根室以外で勤務する場合】
 給養員は全国の航空自衛隊の基地で、隊員が笑顔に過ごせるような料理を作成しています。時には日本全国で食べられる料理、時にはご当地の特産品を活用した料理を作成し、隊員を飽きさせないよう日々の努力を重ねています。給養員としてのメリットは、やはり調理技術の大幅な向上です。料理のできる者は老若男女、好かれます。また、技術を磨けば調理師免許の取得もできます。自衛隊を退職した後も、給養で培った技術は活かしていくことができるのです。