「航空自衛隊(根室)のお仕事」

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地上無線整備員

地上無線整備員
【根室で勤務する場合】
 航空自衛隊の全ての基地・分屯基地は、通信回線で結ばれています。この回線は主として自衛隊独自の無線回線で構成されています。また、第26警戒隊のほか、所用の部隊には航空機と地上の間で無線通信をするための対空無線機も設置されています。これらの基地間通信機器、対空無線機等を整備するのが無線整備員です。
 通信の機能は、いわば航空自衛隊の各基地・分屯基地をつなぐための「耳」であり「口」そして「神経」です。無線は電波を利用した通信機能の一手段です。また、単に無線と言っても、音声通信だけではなく、データ通信についても無線が使われます。例えば、第26警戒隊の警戒管制レーダーで補足した航空機の情報(位置、進行方向、高度、速度等)は、根室だけではなく、基地間無線通信機器で所用の関係部隊・基地等に常時伝送されます。
 基地間無線通信機器も対空無線機器も警戒監視のために使用していることから24時間運用する必要があります。また、無線機器には、やり取りする相手が存在します。自分が保有する器材が故障した場合には、ほかのやり取りする相手にも影響を及ぼすこととなります。定期的な整備や故障したときには早急に修理する必要があります。このため、地上無線整備員は24時間の交代制で勤務しています。

【根室以外で勤務する場合】
 通信機能は航空自衛隊の全ての基地・分屯基地に必要となるため、地上無線整備員は全国に所在する航空自衛隊の基地・分屯基地で勤務するチャンスがあります。根室のようなレーダーサイト以外にも戦闘機が配備されている戦闘航空団等の飛行場のある基地でも勤務可能であり、その可能性は全国72カ所に広がります。