「航空自衛隊(根室)のお仕事」

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警備員

警備員
【根室で勤務する場合】
 第26警戒隊は、レーダーを使用して航空警戒監視をしています。空を守るためにはレーダーだけでなく、様々な機械や器材が必要であり、根室分屯基地の人や物などの出入りを管理して、基地を警備するのが我々「警備員」です。我々警備員は、監視カメラなどの各種器材や、軽装甲機動車をはじめとした車両などを使用して、昼夜を問わず警備するため交代制で勤務しています。
 2001年9月11日にアメリカ合衆国で発生した同時多発テロ事件以降、同種事態に対する手段を講じるために必要かつ特殊な訓練等を受け、特に対策・対処をする職でもあります。そのため、各種小火器(銃器)の知識や技能、徒手格闘や銃剣格闘という近接戦闘技術、特殊武器に対する必要な防護の知識を普及します。その他に、出入門の際や非常事態を知らせる「らっぱ」を吹く職でもあります。これは、音楽隊の他に楽器を用いて勤務する数少ない職です。

【根室以外で勤務する場合】
 警備の職務上、一部の場所を除いて全国の基地等で勤務することができます。その地域の特性による勤務形態を採りますが、「警備」という職能上、各種の訓練等を全国の部隊に進出し、実施することがあります。これは、変化する情勢に対応するため、最新の知識や技能を継続的に普及するためです。このような普及や研究をする部隊や、教官として、新たな警備員を育成する場所もあります。また、警察犬と同等の能力を備えた「警備犬」と共に行動する事もあります。昨今発生した震災においても警備犬が災害捜索を実施し、行方不明者の発見に貢献しました。今後においては2020東京オリンピックでのテロ対策として、爆発物捜査での活躍も期待されています。