応用物理学科

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技術は常に変化を続け、単なる知識など数年を経ずに色あせていきます。
 そこで、自然法則と技術との橋渡しを担う応用物理学科では、既成の技術や特定の専門分野に偏ることなく、科学技術全般に共通する幅広い基礎知識に基づく論理的思考力と応用力を身につけた「真のゼネラリスト」の育成を目的としています。
 そのために、素粒子や物性物理学から人間情報工学や弾道学まで幅広い分野で活躍する多数の教授陣による少人数教育を実施し、カリキュラムは、科学技術における基本原理とその論理的展開を重視し、基礎的な内容から徐々に積み上げ最終目標に達するように組んでいます。
 自然法則の発見(理学)から技術的展開(工学)まで知的体系を極める喜びを応用物理学科では学生と分かち合えるような教育研究を行っています。

何を学ぶ?どう学ぶ?

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基礎の科目には演習授業を設け、学生各人が実際に問題を解いて講義内容の理解を深めることができます。また、応用物理学実験では自然現象を自ら観測しその結果から背後に潜むメカニズムを考察する能力を養います。単に色々な学問を講ずるだけでなく、特に、実験・演習に力を入れ、学生の理解と教官と学生とのふれあいを重視しています。また、安全科学プログラムとして、境界科学コース、原子力・放射線コース、爆発・衝撃破壊コース、生体機能コースを設け、「安全科学概論」等の教養教育の科目と共に、応用物理学科あるいは他学科の指定科目を履修することにより修了証書を獲得することができます。これにより、自分の専門を安全科学方面へ発展させることができます。
 4学年の卒業研究では、「人間情報工学」、「電子回路」、「高速弾道学」、「コンピュータシミュレーション科学」、「放射線科学」、「物性物理学」そして「素粒子物理学」など、基礎(理学)から応用(工学)まで幅広い分野からテーマを自由に選び、教官と1対1で研究を進めていきます。そこでは、問題点の捉え方、問題の解決法、データの収集法、論文の書き方や発表の仕方などを身につけます。

主な専門科目とその概要

応用数学

応用物理学科学生として必要な数学の基礎的素養を身につけます。

熱力学

熱力学の基本原理を理解し、その応用についての知識を学びます。

力学

体系化された古典力学、すなわち解析力学を学びます。

電磁気学

真空中の電磁気学と相対論について理解します。

回路論

電気回路に関する計算法や諸定理を理解し、電気・機械振動や波動の解析への応用の基礎的事項を学びます。

統計力学

平衡状態の統計力学に関する基礎的知識を学びます。

連続体力学

流動物質の力学的挙動の基礎について理解し、連続体力学の主要な法則・解析法を学びます。

量子力学

現代の科学技術の基礎である量子力学を学びます。量子力学の基礎的な考え方になれた後、現実の量子現象を説明します。

バイオメカニクス

生体内の様々な生理学的作用を力学的な視点で捉え、生命現象を理解します。

放射線計測

各種放射線の性質、検出手段および放射線防護について学びます。

応用物理学実験Ⅰ、Ⅱ

応用物理学に関する基礎的及び応用的実験を実施し、講義内容の理解を深めるとともに、基本的測定技術を身につけます。

応用物理学演習Ⅰ、Ⅱ

講義内容の理解を深めるため、みずから問題を解きます。

卒業研究

応用物理学の中で自由にテーマを選び、教官と1対1で研究を進め、テーマの選び方から問題点の捉え方、問題の解決法、データの収集法、論文の書き方、発表の仕方などを身につけ、総合的に4年間の防大教育の実をあげます。

授業科目と単位数

教育・訓練