専門基礎(人文・社会科学専攻)

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国際的な場でも活躍しなければならない幹部自衛官として、幅広い知識と教養を身につけるために必須となる基礎知識を修得することが目的となっています。
 また、3つの専門分野の導入、紹介という意味もあり、いずれも第1学年で履修しますから、進むべき専門を選択するための充分な知識の獲得が可能です。

何を学ぶ?どう学ぶ?

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1学年で履修する科目の殆どは言うまでもなく、高等学校までに勉強したことを基礎として授業が進められますから、受験科目だけではなく、高校での主要な科目については、すべて学習しておく必要があります。
 理工系では、数学Ⅲまでは当然とし、採用試験で化学を選択した学生も物理Ⅰ程度は履修しておかなければなりません。化学Ⅰについても同様です。
 人文・社会科学専攻の学生についても、専門基礎ではありませんが、教養教育の必須科目として数学、物理、化学があるため数学ⅠA・ⅡBなどもよく理解しておいてください。

主な専門科目とその概要

歴史学

歴史学とはどのような特質をもった学問なのか、どのように発展してきたのか、そして他の諸科学とどのように関わってきたのかなどの原理的・基礎的な事柄について学びます。歴史家が研究の際に行うテーマの選定、文献目録の作成、史料の選定、収集、分析、歴史補助学の利用などについても講義します。

人間学

「人間とは何か」という問いに対する、哲学と心理学というふたつの学問によるアプローチを学びます。この問題に関しては、古来、哲学・倫理学においてさまざまな考察が展開されてきましたが、講義ではそのなかからとくに現代のわれわれの人間観にも大きな影響を与えている要素を重点的に取り上げます。また今日の人間理解の形成にあたっては、人間に関する科学的探究の成果を無視することはできませんが、講義ではこうした観点から心理学の基礎についても学びます。

政治学

議会、行政、政党、選挙など現代政治学の基本的問題を取り上げ、時事問題にも触れながら幅広く講義します。さらには国内政治と国際政治との相違や、政治と防衛との関わりについても学び、政治にいかに向き合うかを考究していきます。

経済学

不景気、デフレ、失業などの「経済現象」を正確に理解・説明するために経済学と基本原理を、題材を絞って学びます。

憲法

日本国憲法の重要原理である平和主義や基本的人権の意義、国家統治機構のメカニズムなどについて基礎理論を説明し、時事問題と関連づけながら今日の憲法問題に対する意識を喚起します。

国際法概論

国家や国際機構とは何かより始まり、条約、国家領域、海・空・宇宙、人権保障、紛争処理、安全保障や戦争などに関する規則を学びます。

授業科目と単位数

教育・訓練