精鋭を技術で導く海洋対潜群 未知なる海に挑み続ける



艦長挨拶

わかさ艦長  本ページをご覧いただきありがとうございます。

「わかさ」は、「ふたみ」型海洋観測艦の2番艦として、艦名の由来である「若狭湾」に面した京都府舞鶴市の造船所で建造され、昭和61年の就役以来、横須賀を拠点に海洋観測の任務に従事しております。

 海洋観測は、四方を海で囲まれたわが国を護るために欠かすことのできない重要な活動であり、わが国周辺海域の海底地形や海潮流、海水温度などの海洋環境を観測し、特性を把握することにより、海上自衛隊の活動を支えております。


 「わかさ」は海上自衛隊の艦艇の中で最古参の艦となりましたが、昭和、平成、そして令和と3つの時代に渡り、わが国の海上防衛の一端を担ってきたことを誇りに、乗員一同「一丸」となって任務に邁進いたします。

 皆様には、引き続き海上自衛隊に対するご理解ご協力をお願い申し上げます。

わかさ艦長
2等海佐 佐々木 勝


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先任伍長挨拶

わかさ先任伍長 本ページをご覧いただきありがとうございます。

わかさ先任伍長の関本曹長です。

令和7年3月18日に任命されたばかりで、先任伍長として勤務するのは初めてです。今後は、より一層「わかさ」のため、海上自衛隊のために尽力していきます。

「わかさ」の概要を簡単に説明させていただきます。「わかさ」は昭和61年に就役し、就役から39年を超えた現在、海上自衛隊艦艇の中で最高齢となっております。

基準排水量2,050トン、全長97mの小さな艦のため、ひとたび外洋に出ますと、常に大きく揺れている状態が続きます。

所属する部隊は、同じ海洋観測艦の「にちなん」「しょうなん」とともに海洋業務・対潜支援群第1海洋観測隊です。

前述しましたように「わかさ」は現在、海上自衛隊艦艇の中で最高齢になりますが、就役当時から現在に至るまで、艦の機嫌を損ねないように日々丁寧に整備し、傷んだところを修復したり、お色直し(ペンキ塗り)をしたりして、いつもきれいな状態に保つことを心掛けてきたおかげで、今も美しく元気に若々しい姿で頑張っています(それでも時には艦齢を感じる不調が出てくることがあるのがたまにキズですが)。

 主な任務は、気象海洋のデータ収集で、我々の収集したデータは大変重宝されております。

 次に、わかさ乗員についてです。現在、北海道から鹿児島県まで全国津々浦々の出身者約90名(女性自衛官6名)が乗艦しています。海洋観測艦は護衛艦と比べ単独で行動することが多く、長期間同じ作業を繰り返し行うなど、地味な活動ですが、乗員は自分の仕事に誇りを持ち、日々、激しい動揺に耐えながらも任務達成のため、老若男女仲間意識を持って助け合い任務についています。

最後に、私たちが心置きなく任務に従事できるのは、ご家族のご理解やご支援があってこそです。これからも皆様の御深いご理解ご支援を賜りますよう宜しくお願いいたします。

わかさ先任伍長
海曹長 関本 陽介


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