精鋭を技術で導く海洋対潜群 未知なる海に挑み続ける



艦長挨拶

にちなん艦長 令和6年6月に、「にちなん」艦長に就任しました小畑です。「にちなん」ホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

海洋観測艦「にちなん」は、平成11年3月に就役し、対潜水艦戦に関連する「海洋データ」の収集を主な任務として、日夜、各種海洋観測業務に従事しております。

この任務を遂行するため、「にちなん」には、一般海洋観測装置のほか、無人潜水装置(ROV)や、艦影の特徴となっている観測装置を投入・揚収するためのガントリークレーン、バウシーブなど、他艦ではあまり見られない装置も装備しています。

我々が、安心して任務に従事できるのは、ご家族や地域の方々をはじめとする国民の皆様のご理解とご支援のおかげであり、心より感謝申し上げます。


今後も、国民の皆様の期待に応えられますよう、乗員一丸となって精進して参りますので、引き続き、海上自衛隊、本艦の任務に対するご理解を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

海洋観測艦「にちなん」艦長
2等海佐 小畑 桂子


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先任伍長挨拶

にちなん先任伍長 本ページをご覧いただきありがとうございます。

令和6年7月31日に「海洋観測艦にちなん」第12代先任伍長に任命されました榊原曹長です。

「にちなん」は、三菱重工下関造船所にて建造され、平成11年3月の就役とともに海洋業務群に編入されました。その後、部隊改変により海洋業務・対潜支援群第1海洋観測隊に所属となり、横須賀を母港としています。

艦名の「にちなん」は宮崎県の日南海岸に由来しています。

 本艦は、日本近海における対潜戦や機雷戦に必要な海洋データ(海底の地形、水温、塩分濃度、潮流等)の収集等を主な任務としています。

また、定員数が約80名と大型の護衛艦等と比べ乗組員は少ないですが、その分、分隊や科といった垣根を越えて乗員間のコミュニケーションがとりやすい家庭的な雰囲気が特徴です。

海洋観測という任務は一見地味であり目立たないものではありますが、刻々と変化し続ける海洋環境を相手にする作業は予測が難しく、危険を伴うこともあります。

「我々の存在なしに対潜戦は成り立たない。」という気概を持ち「海洋のスペシャリスト」として、前線部隊の下支えとなるべく尽力しています。

海洋観測艦は、任務上、残念ながら一般の方々の目に直接触れるということは少ないかもしれませんが、国民の皆様の負託に応えるべく任務に邁進してまいりますので、引き続きご理解ご協力をよろしくお願いします。

海洋観測艦「にちなん」先任伍長
海曹長 榊原 里志


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