茨城地本だより

自衛隊とともに防災意識の向上へ

ロープワーク

令和7年2月18日、「水戸市いっせい防災訓練」に合わせて実施された水戸市立常磐小学校の防災教育に行ってきました。

1/2トラック及びオートバイの装備品を展示するほか、野外炊具1号及び1t水タンクトレーラ、野外入浴セット2型や野外洗濯セット2型等、県内各駐屯地の協力を得て防災教育が行われました。

ロープワーク

当日は、自衛隊の役割や災害派遣時の活動内容を紹介する全般説明からはじまりました。
その後、児童は2個グループに分かれ、ローテーション形式でそれぞれ装備品を見学。
防災講話では「命の大切さ」や「災害時の避難行動」について説明を受けたしたのち、実際のロープを使ったロープワークを体験しました。

児童は真剣な様子で説明に耳をかたむけ、装備品を目の前にしては目を見開き、ロープワーク体験ではグループ同士で教え合いながら熱心に取り組んでいました。

今回の防災教育は小学4年生を対象として実施しましたが、昼休みを利用して全校生徒や近隣の幼稚園児や職員も見学に訪れました。
児童からは、「自衛官の体験を聞いて、興味を持ちました。自衛隊に入ろうと思った。」などの感想があった。

茨城地本は「生活支援」という分野の自衛隊の活動を紹介するとともに、今後も防災教育に協力し、防災意識の高揚に繋がるよう尽力していきます。

※「水戸市いっせい防災訓練」は、東日本大震災を風化させることなく、市民一人一人が自分の身を守ることを意識させるため、震度6弱以上の地震を想定し、それぞれの場所で安全行動を行うことを目的とした実践的な訓練です。

「にゃっとら~ず」がロビーコンサートで熱演

ロビーコンサート

令和7年1月22日(水)、常陸太田市役所のロビーコンサートに「にゃっとらーず」が出演してきました。

「にゃっとらーず」は茨城地本が結成した三味線、トランペットからなるトリオ。

演奏のきっかけは、本部長が防衛白書の説明に常陸太田市長を表敬したときでした。
趣味がお互い三味線ということで意気投合。
「是非、毎月実施している常陸太田市役所ロビーコンサートに参加して欲しい。」
とのオファーをいただきました

当日は、地元市民のほか、常陸太田市家族会会長も鑑賞。らっぱ曲名クイズ、栄誉礼「冠譜」の紹介、本部長の津軽三味線の演奏とコンサートは進行。
特にらっぱ曲名クイズでは、正解者に広報グッズを進呈するなどして、大いに盛り上がりました。

アンコールは人気アニメのテーマソングでしめくくり、太田市役所ロビーに津軽三味線とトランペット及び信号らっぱの音色が響き渡りました。

自衛隊茨城地方協力本部は、今後もこのようなイベントに積極的に参加し、地域住民の方から自衛隊を身近に感じてもらえるよう活動していきます。

自衛官の処遇改善について その2

過去に例のない30を超える手当等の新設・金額の引き上げ等を実施します。

自衛官候補生から実現する夢

前回に引き続き自衛官候補生について詳しく紹介します。自衛官候補生は年間を通じて受付しています。

自衛官候補生

自衛官の処遇改善について

政府全体で自衛官の処遇改善に取り組んでいます。今回は、自衛官候補生(任期制自衛官)の処遇例をご紹介します。
(防衛省・自衛隊公式エックスより)

自衛官の処遇改善

JAXA筑波宇宙センター研修

JAXA筑波宇宙センター研修

2024年10月28日、茨城地本は入隊予定者2名をつくば市にある宇宙航空研究開発機構(以下「JAXA」)の研修にお連れしました。

ロケットや人工衛星等の展示物から最新技術、装備にいたるまで、JAXAの説明員から一つ一つ丁寧な解説を受けました。

航空自衛隊からJAXAに派遣されている防衛技官からは、航空自衛隊における宇宙分野での役割や各種取組等の説明がありました。

宇宙空間の安定的な利用の確保、他国との連携の重要性、スペースデブリの追跡等、今後航空自衛隊が担う宇宙領域の重要性について学ぶ良い機会となりました。

入隊予定者は、他国との連携で使用する語学の必要性や、国防における「宇宙」の重要性を肌で感じ、宇宙に対する思いを馳せながら入隊意欲を向上させ、JAXAを後にしました。

茨城地本は、今後もより多くの人材を確保するため、茨城県内外の募集資源を有効活用して、引き続き募集活動に尽力していきます。

「防衛大学校主導型教授派遣事業」を活用した模擬授業を実施

模擬授業

2024年9月19日、茨城県立日立第一高等学校が主催する中高合同ホームルームセミナーにおいて「防衛大学校主導型教授派遣事業」を活用した模擬授業がありました。

中高合同ホームルームセミナーは、防衛大学、筑波大学、東北大学、宇都宮大学、茨城大学などの各学校教授や准教授が参加。
防衛大学校の教授は、昨今話題性のある「人工知能入門」の題名で模擬授業を2回実施しました。

各講座35名定員のところ、大変な人気で1回と2回で各33名と35名の生徒が受講しました。
「とても分かり易く、高校生の興味を掻き立てるような内容であり、大変貴重な時間でした。」
模擬授業に参加した生徒達はもちろんのこと、進路指導担当教諭からも高い評価をいただきました。

このような機会を積極的に活用することにより、防衛大学校への理解促進を図ってまいります!

茨城県自衛隊家族会による勝田駐屯研修

体力検定

令和6年9月9日、勝田駐屯地の支援を受けて茨城県自衛隊家族会の駐屯地研修を実施しました。
新隊員後期教育課程の体力検定の様子を見学したあと、防衛館へと足を運び、隊員食堂では実際に自衛官が食べているお昼ご飯を食べました。

体力検定

体力検定時は気温が30度を超え、湿度も高いなか、新隊員全員が全力で検定に取り組んでいる姿を見て、
「懸命に検定に取り組む姿に胸を打たれた。」「教官が伴走をしながら新隊員に声を掛ける余裕のある姿に、先輩隊員たちの日頃の練成の成果を感じました。」
「安全を確保する隊員や救護要員の配置が徹底されており、教育を担当している部隊に対する信頼感が深まった。」等の感想を会員のみなさんから頂きました。

防衛館では水戸で編成された歩兵第2連隊やペリリュー島での戦い、施設科の歴史について説明を受け、展示物や資料に目を凝らしていました。

また 隊員食堂での選択制のメニューには、女性の会員から「誕生日メニューや、季節を感じるものなど様々な工夫がされていることに驚いた。
栄養面だけでなく楽しみになるメニュー、駐屯地が隊員にとって生活しやすい環境にあることを知ることができた。」とのこと。

自衛官の息子や娘たちの生活勤務環境を知ることで、自衛隊に対する理解を更に深めていただけるよう、茨城県内駐屯基地の支援を受けてこうした研修を今後も実施していきます。

茨城県合同企業説明会で退職予定隊員をサポート

企業説明会

2024年9月9日、ひたちなか市のホテルにおいて、一般財団法人自衛隊援護協会東京支部が主催する令和6年度茨城県合同企業説明会を担任しました。
この説明会は、茨城県内に再就職を希望する任期満了退職予定隊員の円滑な再就職準備のために毎年実施されています

本年度は隊員23名(陸上15名、航空8名)と併せて若年定年退職予定隊員36名(陸上19名、航空17名)が参加しました。
企業側は、国土交通省運輸局など官公庁や県内の企業115社が参加しました。

隊員の視野を広げ、より選択肢を増やすために自由形式での面談を全部で6回実施。
隊員は積極的に各企業ブースを訪問して、担当者の説明を熱心に聞き、納得いくまで質問や自己PRに努めていました。

企業説明会

「様々な業種・職種を一度に知ることができ、実りのある時間だった。」と感想を述べる隊員と、「隊員さんの実直な姿勢に好印象を持った。」等の参加企業からの声が多く聞かれました。

また予備自衛官等ブースも会場に設けられ、隊員及び企業に対して担当者による制度説明もしました。
  さらに県内高校等の学校関係者に対して本説明会の案内を兼ねた研修を実施し、任期満了退職予定隊員に対する自衛隊の組織的な就職援助のしくみに対して理解促進を図りました。

今後も茨城地本は、再就職を希望する隊員がスムーズに活動できるよう全力でサポートするとともに、企業に対して退職自衛官の有用性をアピールしていきます。

防衛大学校学生による県知事表敬

令和6年8月7日(水)茨城県庁において防衛大学校の学生による大井川和彦茨城県知事への表敬を実施しました。

この表敬は、将来、指揮官として首長と防衛・警備や災害等への対応に関する対話をするにあたり、その雰囲気を肌で感じ将来の糧とするとともに自衛隊や防衛大学校への理解の促進を目的としています。

今年度は、茨城県出身の1学年6名と4学年の1名とそのご家族が参加しました。
今春入学した1学年の佐々木学生が号令をかけ、県知事へ出身高校、入校の動機等を報告した後、懇談に。

学生が緊張している様子を察した県知事から、
「皆さん緊張されていますね。私より4学年が居ることに緊張しているのですか?」
と問いかけられると、参加したご家族の笑いにより緊張が和らぎました。

防衛大学校の指導要領の変更、学生生活での大変な事、遠泳や校友会活動等について学生が話題に上げ、県知事からは学生に対し将来の夢は何かと問われました。

「救難ヘリのパイロットになり人命救助に携わりたい。」
「護衛艦の艦長になり日本の周辺海域の防衛や海上交通の安全確保を担いたい」

ひとりひとりの夢を聞いた県知事は、将来の夢や目標の他に、災害派遣や安全保障についても言及した姿勢に感心されているようでした。

最後に県知事から学生に対し「国防と災害に対し尽力してくれるようお願いします。」との発言により表敬が終了しました。
学生は、将来の夢を家族と県知事の前で話すことにより、防大で基礎を固め、部隊で経験を積み重ね夢を叶える決意を新たにしていました。

いばらき自衛隊EXPO

令和6年8月3日(土)、本部庁舎において、自衛隊サマキャンの一環として採用広報活動「いばらき自衛隊EXPO」を開催しました。

このイベントは、令和5年2月、現在の水戸地方合同庁舎に移転したことに伴う地本の認知度向上を目的として企画し、 茨城県警察との合同採用説明会と、総務省茨城行政相談センターによる相談会の同時開催で実施しました。

イベントの目玉として、装備品展示に陸自施設学校、武器学校、12高特隊、12化防隊及び127地区警務隊から、96式装輪装甲車、新拳銃・新小銃等の装備品展示支援を受けました。

航空自衛隊百里基地(7空団)によるVRゴーグルを使用したF-2戦闘機の飛行体験コーナーも大盛況。

厳しい暑さの中での開催でしたが、水戸市最大のお祭りである「水戸黄門まつり」の日でもあったため、多くの来場者に恵まれました。

陸海空自衛隊の迷彩服や車両の桜花マークの違い、自衛隊にも白バイがあることに対する驚き等、普段接したことがない自衛隊に対し、興味と親近感を感じてくれたようです。

茨城地本は今後も地域との交流を深め、自衛隊に対する理解と親近感を向上するために日々頑張ります!

自衛隊統合防災演習

自衛隊茨城地方協力本部は令和6年5月20日から24日の5日間にかけて、「令和6年度自衛隊統合防災演習に参加しました。
その際、指揮所見学、指揮所訓練状況のX(旧ツイッター)への投稿等、部外広報活動を実施するとともに、水戸地方合同庁舎内を含む周辺の他官署との連携強化を図り、災害対策能力を向上させました。

 

帰郷広報

令和5年8月1日(火)、茨城県出身で今春防衛大学校へ入校した1年生が県庁を訪問し、大井川知事に帰郷報告しました。
 彼らは夏季休暇に入り、茨城県への帰省に合わせて県知事のもとを訪れました。この帰郷報告は、平成25年度から行われており、今回で11回目。学校での生活や将来の目標について熱く語っていました。
県知事からは、「茨城県を代表して応援しています。引き続き学校生活を頑張ってください」という激励の言葉をいただきました。