予備自衛官等制度

予備自衛官補制度

予備自衛官補とは

予備自衛官補制度とは、主として自衛官未経験者を予備自衛官補(一般・技能)として採用し、所定の教育訓練を経た後、予備自衛官として任用する制度です。

予備自衛官補制度のポイント

予備自衛官補の期間中は、教育訓練招集に応じる義務のみ有します。防衛招集や災害招集などに応じる義務はありません。
一般(駐屯地の警備や後方支援等の任務を実施する予備自衛官になるコース)と技能(医療従事者、語学要員等の予備自衛官になるコース)があります。
教育訓練のすべてを修了すると、予備自衛官に任用され、階級(一般:2等陸士、技能:2等陸佐~3等陸曹)が指定されます。

予備自衛官補から予備自衛官へ

予備自衛官補から予備自衛官へ

予備自衛官補の処遇

予備自衛官補の処遇

予備自衛官補の採用資格等

予備自衛官補の採用資格等
一  般 18歳以上34歳未満
技  能 18歳以上で、保有する技能に応じ53~55歳未満
試験種目
一  般 筆記試験(教養試験、作文)、口述試験、適正検査及び身体検査
技  能 筆記試験(小論文)、口述試験、適正検査及び身体検査
試験会場
一  般 都道府県ごと1か所以上で実施します。
技  能 陸上 北海道札幌市、宮城県仙台市、東京都練馬区、兵庫県伊丹市、熊本県熊本市などで実施します。
海上 大湊、横須賀、舞鶴、呉、佐世保の各地方警備区内で実施します。
採用予定の技能資格 
技能区分 技能の資格
衛生 医師、歯科医師、薬剤師、臨床心理士、理学療法士、作業療法士、臨床工学技士、診断放射線技師、臨床検査技師、看護師、
救急救命士(准看護師の資格を併せて保有する者)、栄養士、准看護師、歯科技工士、歯科衛生士
語学英語、ロシア語、中国語、韓国語、アラビア語、フランス語、ポルトガル語、スペイン語
整備1級大型又は小型自動車整備士、1級又は2級二輪自動車整備士、2級ガソリン自動車整備士、2級ジーゼル自動車整備士
システム防衛
(サイバー)
CISSP、SSCP、情報処理安全確保支援士、CSSLP、CompTIA等
情報処理システムアナリスト、プロジェクトマネージャー、テクニカルエンジニア等
通信総合無線通信士、陸上無線技術士、第1種工事担任者等
電気第1種、第2種又は第3種電気主任技術者
建設1級又は2級建築士、測量士、測量士補、1級又は2級建設機械施工技士、木造建築士、1級又は2級建築施工管理技士、
1級又は2級土木施工管理技士、1級又は2級菅工事施工管理技士、サイバー、保育士
放射線管理第1種又は2種放射線取扱主任者
法務弁護士、司法書士
人事遺体衛生保全士(エンバーマー)、納棺師、保育士
海上自衛隊
予備自衛官補
(技能)
1級海技士(航海)、1級海技士(機関)、2級海技士(航海)、2級海技士(機関)、3級海技士(航海)、3級海技士(機関)、
4級海技士(航海)、4級海技士(機関)、5級海技士(航海)、5級海技士(機関)

教育訓練場所及び教育訓練招集部隊

教育訓練場所及び教育訓練招集部隊

教育訓練の一例

予備自衛官補(一般)

3年以内に50日(A~Jタイプ)の教育訓練を実施 予備自衛官補(一般)の教育訓練

予備自衛官補(技能)

2年以内に10日(技1、技2)の教育訓練を実施 予備自衛官補(技能)の教育訓練

一般公募予備自衛官から即応予備自衛官への任用について

自衛官経験のない一般公募予備自衛官のうち即応予備自衛官への任用を志願する者に対し、所定の教育訓練を行い基本特技を習得した者を即応予備自衛官に任用

一般公募予備自衛官から即応予備自衛官への任用について