ホーム > 今年受講者所感 > 2023年受講者所感

2023年受講者所感

第26回国際平和協力基礎講習入講者所感
第26回国際平和協力基礎講習の様子はこちらをご覧ください。

榊野1尉顔
陸上自衛隊 国際活動教育隊(受講時)

1等陸尉 榊野 竜也

「国際平和協力基礎講習に参加して」

本講習を履修する機会をいただいた事は、以前より参加を熱望していた私にとって、非常に嬉しいものでした。講習の各課目を通じて、国連組織、国際平和協力活動等の歴史やその概要、これに関わる法律、女性・平和・安全保障に関する日本の取組みなど、新たな知識と既知の事項を再整理することが出来ました。
 特に国際平和協力活動等に実際に参加をされた講師による実体験に基づく講話は、生きた教訓を学習する大変貴重な機会でした。また、海上自衛官や航空自衛官の参加者とのグループ討議や意見交換の場は、互いの組織文化や考え方の違い等を理解し合う正に「統合」について体験できる楽しい時間でした。
 最後に、本講習で得た知識や経験を踏まえて更なる知識の向上に努めるとともに、今後の業務に邁進していきたいと思います。

  • 榊野1尉様子1
  • 榊野1尉様子2

  • 第26回国際平和協力基礎講習受講時


堀1尉顔
海上自衛隊 第1海上訓練支援隊(受講時)

1等海尉 堀 由季

「国際平和協力基礎講習を受講して」

今回の受講で私が学んだことは、「多様性を受け入れることの重要性」です。昨今、LGBTQやダイバーシティという言葉が一般的となってきているなか、多様性を受け入れることは、特に国際平和協力活動に従事しようとする者として、必要不可欠であると感じました。
 私が本講習において多様性について考えるきっかけとなったのは、本講習受講者が陸海空自衛隊員で構成されていたことです。統合運用という観点においても多様性に対する受容の必要性を感じるとともに、本講習に携わる教官、部外講師及び受講生との関わり合いのなかで、平和への第1歩として、自分と他者との違いを受け入れ、認め合うことが大切であると感じました。
 本講習を通じて感じたこと、学んだこと、出会った方々との縁を忘れずに今後の勤務に邁進したいと思います。JPCの皆様、貴重な機会をいただきありがとうございました。

  • 堀1尉様子1
  • 堀1尉様子2

  • 第26回国際平和協力基礎講習受講時


原1尉顔
航空自衛隊 航空支援集団司令部 防衛部(受講時)

1等空尉 原  豊

「知識の獲得から実践へ」

約6年間、国際平和協力基礎講習の受講を希望し続け、幸いにも受講する機会を得ました。本講習では、国際平和協力活動に係る基礎的な法体系、活動の概要等を学ぶことができました。特に、これまで実施されてきた、国際平和協力活動等を題材としたケーススタディでは、各活動の特色、問題点及び教訓事項を多角的に学ぶことができ、大変有意義でした。
 また、私自身これまでに、国際緊急援助活動及び在外邦人等輸送の派遣要員並びに指揮所勤務要員としての経験があったものの、グループワークを通じて共有された、他の講習参加者の体験談や教訓事項は極めて貴重なものとなりました。
 現在、講習受講後1か月以内に、実践の機会を得たため、本講習で得た知識及び教訓事項を最大限活用したいと思います。

  • 原1尉様子1
  • 原1尉様子2

  • 第26回国際平和協力基礎講習受講時


↑このページの先頭へ

第12期国際平和協力上級課程入校者所感
第12期国際平和協力上級課程の様子はこちらをご覧ください。

阿部2佐顔
航空自衛隊 幹部学校

航空研究センター(入校時)

2等空佐 阿部 竹浩

「第12期国際平和協力上級課程を履修して」

私は航空自衛隊の法務幹部として平素は法令の調査研究をしておりますが、本課程では法令がどのように国連PKOにおいて活用されているかを学ぶことができました。また、本課程では、経験豊富な教官から現在の国連PKOが直面している課題を学び、必ずしも正解の存在しない問題について考える好機を得ることができました。扱う話題も国連PKOの原則やマンデートの読み方といった基本的な事項から、環境保護といった最新の事項まで幅広く、学び方についても講義を受けるのみではなく交渉のロールプレイのように実践的な方法も含まれていました。本課程で学んだことを今後の業務に活かすとともに、貴重な機会を与えてくれた方々に感謝を申し上げ、また、興味のある方には本課程の履修を強くお勧めします。

  • 阿部2佐様子1
  • 阿部2佐様子2

  • 第12期国際平和協力上級課程入校時


マックスミラー中佐顔
ケニア共和国

マックスミラー・ムボーン・ルシート 陸軍中佐

第12期国際平和協力上級課程は、上級軍人が派遣部隊指揮官の役割について学ぶ絶好の機会を提供し、国際平和協力センターも本課程の参加者の一人として受け入れて頂きました。
 プログラムには、多次元平和維持活動に展開する部隊の指揮、統制、指導、管理に適用できる詳細かつ適切な内容が盛り込まれていました。実践的な演習の設定により、学生はミッション地域の典型的なシナリオの実践例を学ぶことができました。
 講義陣には退役将官や上級軍人が名を連ねており、軍派遣や民間人派遣での実体験を話して頂けました。これにより、軍と民間の複雑な作業システム、調整、指揮、統制の明確な姿が浮き彫りになりました。
 この課程で得た知識は、統合的で多次元的な平和維持活動、特に統制と調整に関する私の理解を広げました。
 将来、派遣部隊の指揮官や訓練担当として、或いはPKOに関連した派遣のいずれかに参加する際に、この知識を活かせるようになることが私の望みです。
 最後に、多様な国際文化や経験を学び、ネットワーキングし、交流し、共有する機会を与えてくれた国際平和協力センター長とスタッフに感謝します。

  • マックスミラー中佐様子1
  • マックスミラー中佐様子2

  • 第12期国際平和協力上級課程入校時


ヒアリー中佐顔
ニュージーランド

ジェイソン・マイケル・ヒアリー 陸軍中佐

第12期国際平和協力上級課程(12th PKOCCC)に参加する機会を得たことは、素晴らしい学習経験と文化に触れる機会を与えてくれたので、非常に歓迎すべきことであった。この課程は、経験豊富な武官を対象に、現代の国連平和維持環境における派遣指揮官の役割と責任について学ぶことを目的としている。
 課程の教材は包括的で適切な詳細さだった。また、教官は経験豊富で、講義の進め方も巧みだった。理論的な授業は、現在の平和維持ミッションの実際のシナリオを使った実例や実践的な演習によって非常に良くサポートされていた。
 この課程は、国連の総合的かつ多次元的な平和維持活動に対する私の理解を広めるとともに、日本だけでなく世界各国から集まった仲間達の豊富な経験も貴重なものだった。彼らとの知識の共有と親睦は、私にとってハイライトだった。
 この課程の運営、組織、サポートに尽力してくれたJPCの優秀なスタッフに感謝したい。

  • ヒアリー中佐様子1
  • ヒアリー中佐様子2

  • 第12期国際平和協力上級課程入校時


↑このページの先頭へ

第25回国際平和協力基礎講習入講者所感
第25回国際平和協力基礎講習の様子はこちらをご覧ください。

深澤1尉顔
陸上自衛隊 第101不発弾処理隊(受講時)

1等陸尉 深澤 洋平

「国際平和協力基礎講習を受講して」

第25回国際平和協力基礎講習を受講し、各種課目を通じて国際平和協力活動に必要な理念、法的根拠、人種及びジェンダー理解等の基礎的事項を体系的に学ぶことができ、大変有意義な講習でした。
 特に豊富な知識を有する教官陣、部外講師及び各種国際任務を経験された方々の講義は、この講習でしか拝聴することができない貴重なものでした。
 また、本講習には陸海空自衛官や内閣府の事務官の方も参加しており、課業内外を問わない積極的な意見交換の中で、相互理解を深めるとともに同じ講習を受けた同期としての絆を深めることができ、大きな財産の1つとなりました。
 今後は本講習で得た知識を最大限に活かして、日々の業務に邁進したいと思います。

  • 深澤1尉様子1
  • 深澤1尉様子2

  • 第25回国際平和協力基礎講習受講時


東3佐顔
海上自衛隊 補給艦「おうみ」(受講時)

3等海佐 東 賢二郎

「第25回国際平和協力基礎講習を受講して」

本講習は、国際平和協力活動や国際緊急援助活動等について、その活動の根拠となる国連憲章、或いは、その活動の概要について学ぶものであり、実際に国際緊急援助活動に従事する可能性のある私にとって、とても有意義な講習でした。特に、PKOの司令部要員として参加した自衛官や、派出計画を立案する統合幕僚監部からの講師の派遣もあり、それぞれが自らの経験を基に、現場しか分からない苦労や教訓を共有してもらうなど、講習内容も充実しています。また、他省庁からの参加もあり、これらの活動に従事する上での貴重な人脈作りにもなったと感じています。国際平和協力活動や国際緊急援助活動に興味のある方、或いは、これらの活動に参加する機会のある方、本講習に参加することをお勧めします。

  • 東3佐様子1
  • 東3佐様子2

  • 第25回国際平和協力基礎講習受講時


大野3佐顔
航空自衛隊 航空支援集団司令部 装備部(受講時)

3等空佐 大野 康明

「第25回国際平和協力基礎講習を受講して」

本講習は、陸海空、他機関等からの教官及び学生がおり、空自隊員に囲まれて勤務している普段の環境とは異なる雰囲気で入講期間を過ごさせていただきました。教育内容は、豊富な経験を持つ教官によって試行錯誤され、密度の濃い内容でした。海外派遣任務が主の教育内容であるがゆえに、緊迫した空気が漂うこともありました。平和を必要とする地域に、如何にして平和構築をするのか、過去の国際組織の経験等を学び、任務達成の厳しさを感じることができました。本講習の実施に携わっていただいた国際平和協力センター職員、部内外講師の方々に大変感謝いたします。最後に、国際平和協力活動等に関心のある方は是非、受講を希望してください。人と知識との出会いが貴方の視野を広げてくれるはずです。

  • 小出3佐様子1
  • 小出3佐様子2

  • 第25回国際平和協力基礎講習受講時


山田研究員顔
内閣府 国際平和協力本部事務局(受講時)

国際平和協力研究員 山田 彩乃

「自衛隊のご知見と組織を超えた交流を得られる貴重な場」

本講習は、日本の国際平和協力活動に関わる上で必要となる幅広い範囲を網羅し、それをご経験豊かな講師陣が実例を交えてわかりやすくご解説くださる、他にない有意義な講習であると感じました。わが国の法律や規則と実際の現場での状況に折り合いをつけながら最善を尽くして活動をしてきた自衛隊のご知見は、日本の国際貢献を行うにあたり欠かせないものであると再認識しました。講習を通じて様々な立場の方とお話しできることも大きな魅力の一つで、各組織の違いを超えて協力することの重要性や、自衛隊の皆様の志や日ごろの鍛錬を知ることができ、今後の組織を超えた関係強化に貢献していきたいと感じました。

  • 山田研究員様子1
  • 山田研究員様子2

  • 第25回国際平和協力基礎講習受講時


↑このページの先頭へ

第11期国際平和協力中級課程入校者(留学生)所感
第11期国際平和協力中級課程の様子はこちらをご覧ください。

ドショ中佐顔
ケニア共和国

サイディ・ドジョ・ムワシナロ陸軍中佐

国際平和協力センターは、プロフェッショナルなファシリテーター達による導きと相まって、素晴らしく効果的な学習環境を提供しています。おかげさまで良い学習の機会となりました。私が参加した国際平和協力中級課程(UNSOC)は、常に変化し続ける平和支援活動環境における現代の要求に非常に応えてくれるものだと思いました。更に、教育間に実施される演習により、課程による教育内容が実際的で理解しやすいものになっていました。ケニアは国際平和協力センターにもっと多くの学生を送るべきだと思います。
 国際平和協力センターの皆様、この様に素晴らしい教育を実現された事に対してお喜び申し上げます。これからもよろしくお願いします。

  • ドショ中佐様子1
  • ドショ中佐様子2

  • 第11期国際平和協力中級課程入校時


タン少佐顔
シンガポール共和国

フェイティン・タン海軍少佐

2023年の国際平和協力中級課程(UNSOC)は、非常に有意義な教育でした。講義と資料が充実しており勉強になりました。教官、職員及び参加学生から国際活動で得た経験を共有することができ、平和維持活動における複雑さや課題をより理解できる様になりました。
 滞在期間中は、国際平和協力センターの職員が参加者全員を歓迎するような、気さくで丁寧な対応をしてくれました。この様な機会とおもてなしに深く感謝いたします。

  • タン少佐様子1
  • タン少佐様子2

  • 第11期国際平和協力中級課程入校時


↑このページの先頭へ

第11期国際平和協力中級課程入校者(日本人学生)所感
(令和5年1月16日〜2月8日)
第11期国際平和協力中級課程の様子はこちらをご覧ください。

小出3佐顔
陸上自衛隊 富士学校 普通科部 教育課(入校時)

3等陸佐 小出 健一郎

「国際平和協力中級課程を履修して」

この度、約4週に亘り、統合幕僚学校国際平和協力センターにおいて、我が国を含む7か国の学生とともに、国際平和協力中級課程を履修する機会をいただきました。
 最大の成果は、PKOミッション軍司令部における国連標準の幕僚活動要領が体得できたことです。
 特に、計画策定及びその後の状況判断要領として、米軍のJPP(ジョイント・プランニング・プロセス)に近いMCPP(ミリタリー・コンポーネント・プランニング・プロセス)を修得できたことは、大変有意義でした。
 入校間、各国の教官・学生の言動からは、世界における自衛隊の更なる活躍への熱い期待を感じました。語学等のハードルはあるものの、若い人に是非、挑戦して欲しいと思うとともに、私も世界の第一線の土俵で通用する佐官であるべく、引き続き精進します。

  • 小出3佐様子1
  • 小出3佐様子2

  • 第11期国際平和協力中級課程入校時


福永研究員顔
内閣府国際平和協力本部事務局
国際平和協力研究員(入校時)

福永 守雄

「シビリアンとしての参加メリット」

私は研究員として、国連平和維持活動(国連PKO)などに派遣される司令部要員のための派遣前研修などにこれまでかかわってきました。司令部要員が勤務する軍事部門について理解を深めるため、国際平和協力中級課程に参加させていただきましたが、実体験を交えた講義や、活発な課題研究や総合実習などに恵まれ、これら体験は今後の業務を進めるうえで大いに参考になりました。
 私のような文民が軍事部門で働くようなケースはほとんどないと思いますが、現在展開している国連PKOの大半は軍人と文民がともに働く統合型ミッションですので、より実態感のある環境で軍民関係を学び、人脈を構築できる本課程は本当に貴重だと思います。

  • 福永研究員様子1
  • 福永研究員様子2

  • 第11期国際平和協力中級課程入校時


↑このページの先頭へ

ナビゲーションその他年度の受講者所感