２０２０年受講者所感

私は、第１９回国際平和協力基礎講習に参加できる機会を得て、本講習を受講しました。
　教育では知識・経験ともに豊富な教官方の講義や派遣隊員、ＮＧＯ関係者の講話を通じ、国連の編成や活動の変遷・実績、国内外における法規等の枠組みや要請受けから派遣までの過程等について学ぶことができ、イラク復興支援活動に従事して以来の念願であった当時の背景等についても、理解を深めることができました。
　また、陸海空自衛隊及び防衛省、内閣府から参加した同期達と課外遅くまで取り組んだ想定訓練を通じ、講義内容の理解促進を図れただけでなく、グループ作業を通じ平素の任務や文化の違い等、相互理解を深めることができたことは、私の一生の財産です。
　今後は、本講習で得た知識を更に広げるとともに語学の自学研鑽に励み、海外派遣任務に即応できる態勢構築をしていきたいと思います。

私は、陸上自衛隊の国際活動教育隊で評価幹部としてＰＫＯに関する業務に従事しています。２０２０年９月、コロナウイルス感染症が拡大するなか、第１９回国際平和協力基礎講習の実施、あるいは当該講習の遠方からの参加が危ぶまれていましたが、徹底した感染対策の下、当該講習が開催され、その講習に参加できたことはとても幸運でした。知性に溢れた教官をはじめ、各種国際経験を有する多様な参加者の方々との交流は自らの見識を広め、多角的な視点の涵養に繋がりました。また、この機会で得た人脈は最も大きな成果の一つだと確信しています。
　今回得た経験を今後の勤務に活かして参りたいと思います。

私は、第１９回国際平和協力基礎講習に参加する機会を得ました。本講習の成果は２つあります。１つは、経験豊富な教官陣から国際平和協力活動等に関する体系的な知識を学べたことです。もう１つは、陸海空自衛官のほか、内閣府等からの参加者との交流を通じて、多様な人脈を構築できることです。
　統合のみならず省庁横断的な国際平和協力活動等の重要性がより一層増している状況下において、本講習の経験を活用し、今後の勤務に邁進していきます。

私は、本講習を通して国際平和協力関連の法律及び国連の活動状況等についての幅広い知識を身に付けることができました。また、本講習では知識を定着させるための機会として討論や課題研究が設けられており、効率的に取り組むことができる学習カリキュラムであると感じました。
　今後は本講習で得た知識をさらに拡充させ、輸送機操縦者として海外へ派遣される際は、今回得た知識及び経験を活かして任務に邁進していく所存です。

複雑化・長期化する現代の紛争にあり、国際平和協力は「人道と開発と平和の連携」という新たなアプローチのもと、より高い視座から持続可能な平和の構築に取り組むことが求められています。
　文民として、民軍の有機的協働のあり方を模索していたところ、本講習へ参加する機会をいただきました。豊富な経験を有する教官による総合的知識の教授に加え、各方面で活躍する自衛官の意見や疑問点からも大変多くの示唆を得ることができました。

光栄にも、ここ日本で２０２０年の第８期国際平和協力中級課程に参加することができました。質の高い運営、職員（ＪＰＣと委託教官両方）の能力、実用的かつ詳細にわたる指導、講義で学んだ内容を倍加させる演習に深い感銘を受けました。国連で経験を積んだ一流の教官、現代的で優れた学習環境、８か国からの素晴らしい同僚らのおかげで、この課程に専念することができました。第８期国際平和協力中級課程は、私にとって素晴らしい経験であり、将来の国連司令部要員として知識と能力が高まったと感じています。この素晴らしい課程に参加する機会を下さったＪＰＣに大変感謝しています。