国際平和協力センターは、令和6年1月15日(月)から2月7日(水)までの間、第12期国際平和協力中級課程を当センター施設(市ヶ谷駐屯地F2棟)にて実施しました。
前段の1週間は、防衛省の学生に対し国際平和協力活動に係る関連法規類等の教育や部内外講師による講義が行われました。後段となる2週目以降は海外の留学生12名も合流し、米国国防省政府安全研究教育機関(ISG※)より各国の元軍人等を中心に構成された経験豊富な教官を迎えて英語による国際色豊かな教育が実施されました。
後段の教育では、国際平和協力活動に関してISG教官による専門的な講義や各学生の個々の知識及び経験を交えた活発な討議などが行われ、課程終盤の3日間においては、実際の国際平和協力活動を模した演習が行われるなど、各学生は国際平和協力活動に関する知識等をより深めることができました。
また、前回に引き続きISGのカリキュラムの一部を当センター教官が担当し、講義、演習等をより効果的に実施するとともに、ISGによる能力構築支援を通じて、今後のセンターにおける教育体制の強化に繋げることができました。
修了式ではISGプログラムマネージャーのランス氏より「国連ミッション等で活躍するために必要な知識と技能を有する人材を育成で来たことを嬉しく思う。」と挨拶が行われました。また、修了式後に行われた卒業式では、統合幕僚学校長 坂本 浩一 空将より「本課程で履修した知識技能の積極的な普及に努めるとともに、国際任務において中核となって活躍してくれることを期待する。」との式辞を国際平和協力センター長 武隈 康一 1等陸佐の代読により伝達され、学生達は、それぞれの母国や部隊等に向け、市ヶ谷を後にしました。
※ ISG(Institute for Security Governance)米国国防省政府安全研究教育機関
ISG教官
ハーレー・アルブス氏
元ブラジル陸軍大佐
スタイン・エリンセン氏
元ノルウェー陸軍中佐
松沢 朝子 氏
防衛省防衛政策局
インド太平洋地域参事官付企画官
受講風景
グループ討議の様子
総合演習時の様子
修了式の様子
卒業式の様子
国際平和協力センターは、令和6年1月15日(月)から第12期国際平和協力中級課程を当センター施設(市ヶ谷駐屯地F2棟)にて実施しています。
第1週目においては、国際平和協力活動に係る関連法規などについて、当センター職員による講義を実施したほか、部外講師として日本国際平和構築協会副理事長 井上 健 氏、部内講師として統合幕僚監部 運用部 国際協力室 境沢 樹 2等陸佐及び陸上自衛隊 国際活動教育隊 原田 寿幸 3等陸佐を招き、実体験等に基づく専門的かつ具体的な内容の講義を行っていただきました。
また、オーストラリアとの日豪防衛交流の一環として当センターと豪州平和作戦訓練センター(ADFPOTC※1)の間で教官交流を行っており、本課程において他国の職員を教官として受入れるのは当センターでは初めての取組みであるものの、国際平和協力活動等に関し豊富な経験を有するADFPOTC職員による講義によって、更に質の高い教育が行われています。
第2週目となる1月22日(月)からは、11カ国(オーストラリア、ドイツ、ヨルダン、パプアニューギニア、韓国、コソボ、シンガポール、タイ、アメリカ、ベトナム、ザンビア)からの留学生が学生として加わり、各国の元軍人等を中心に構成された経験豊富な米国国防省政府安全研究教育機関(ISG※2)教官による国連標準教材を準拠とした教育(UNSOC※3)が行われています。入校生は国際平和協力活動に精通した教官による質の高い教育を受講するとともに、識見や経験等の異なる他国の学生との意見交換等を通じて、国際平和協力活動等の職務に従事する幕僚等としての知識を深めています。
また、ISGの認証を受けた当センター職員が講義の一部を英語にて行う事で、入校生の知識等の向上を図るとともに教官としての技量向上を行っております。
課程後半には、実際の派遣等を想定した様々な内容の演習が予定されており、より一層の知識の習得が図られるよう教育を行っていきます。
※1 ADFPOTC(Australian Defence Force Peace Operations Training Centre)
※2 ISG(Institute for Security Governance)米国国防省政府安全研究教育機関
※3 UNSOC(United Nations Staff Officers Course)
部内外講師講話
日本国際平和構築協会副理事長 井上 健 氏
統合幕僚監部 運用部 国際協力室
2等陸佐 境沢 樹
陸上自衛隊 国際活動教育隊
3等陸佐 原田 寿幸
受講の様子
UNSOCオープニングセレモニー
集合写真
前列:国際平和協力センター長及びISG職員
2列目以降:教官及び学生
ISGプログラムマネージャー
ランス・セルズ 氏
統幕学校長
坂本空将
学生自己紹介
国際平和協力センターは、令和6年1月15日(月)に第12期国際平和協力中級課程入校式を当センター施設(市ヶ谷駐屯地F2棟)で実施しました。
国際平和協力中級課程は、「国際平和協力活動等への派遣部隊等において当該活動を企画・立案する幕僚等としての職務を遂行するに必要な国際平和協力活動等に関する知識及び技能を修得させること」を目的として、年1回実施しています。
入校式では、将来派遣部隊等司令部の幕僚として活躍が期待される学生に対し、統合幕僚学校長 坂本 浩一 空将より、現在の国連PKOは一層複雑化しており、現地では困難な任務への対処が求められることから、本課程を通じて学生個々が自身の能力を「更なる高み」に向上させ、いかなる状況にも力強く対処し得る素地を修得するとともに、立場や軍種の異なる学生間で知識の共有と融合を図り、幅広い視野とバランス感覚を兼ね備えた人材へと成長するよう要望されました。
これから約3週間の課程が開始となり、来週からは留学生も参加し、経験豊富な外国人講師による教育が行われます。
集合写真
入校式の様子
国際平和協力センターは、令和5年1月16日(月)から2月8日(水)までの間、第11期国際平和協力中級課程を当センター施設(市ヶ谷駐屯地F2棟)にて実施しました。
第1週目は、防衛省の学生に対する国際平和協力活動に係る関連法規などについての講義や部内外講師による講義が行われ、第2週目以降については内閣府国際平和協力本部事務局からの参加のほか、3年ぶりとなる海外からの留学生及び各国の元軍人等を中心に構成された経験豊富なISG※ 教官を迎えて全て英語による国際色豊かな教育が実施されました。
後段の教育では、国際平和協力活動に関してISG教官による専門的な講義や各学生の個々の知識及び経験を交えた活発な討議などが行われ、課程終盤の3日間においては、実際の国際平和協力活動を模した演習が行われるなど、各学生は国際平和協力活動に関する知識等をより深めることができました。
また、今回初めてISGのカリキュラムの講義の一部を当センター教官が担当し、講義、演習等をより効果的に実施するとともに、ISGによる能力構築支援を通じて、今後のセンターにおける教育体制の強化に繋げることができました。
卒業式では、統合幕僚学校長 二川 達也 海将より「本課程で履修した知識技能の積極的な普及に努めるとともに、国際任務において中核となって活躍してくれることを期待する。」と式辞が述べられ、学生達は、それぞれの部隊等に向け、市ヶ谷を後にしました。
※ISG(Institute for Security Governance)米国国防安全保障協力庁セキュリティガバナンス研究所
集合写真(写真撮影時のみマスクを外して撮影)
前列:国際平和協力センター長及びISG職員
2列目以降:国際平和協力センター職員及び学生
ISG教官
スタイン・エリングセン氏
元ノルウェー陸軍中佐
平井 礼子氏
コンサルタントとして
人道支援や開発支援に従事
ハーレー・アルブス氏
元ブラジル陸軍大佐
ヒラリー・ニコルソン氏
元オーストラリア陸軍中佐
受講風景
グループ討議の様子
総合演習時の様子
修了式の様子
卒業式の様子
国際平和協力センターは、令和5年1月16日(月)から第11期国際平和協力中級課程を当センター施設(市ヶ谷駐屯地F2棟)にて実施しています。
第1週目においては、国際平和協力活動に係る関連法規などについて、当センター職員による講義を実施したほか、1月17日(火)に東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授 篠田 英朗 氏を部外講師として、1月19日(木)には統合幕僚監部 運用部 国際協力室 薗田 直隆 2等陸佐を部内講師として招き、実体験等に基づく専門的かつ具体的な内容の講義を行っていただきました。
また、第2週目となる1月23日(月)からは、6カ国(オーストラリア、ケニア、マレーシア、カタール、シンガポール、イギリス)からの留学生及び各国の元軍人等を中心に構成された経験豊富なISG*教官を迎え教育が行われており、入校生は国際平和協力活動に精通した教官による質の高い教育を受講するとともに、識見や経験等の異なる他国の学生との意見交換等を通じて、国際平和協力活動等の職務に従事する中級幕僚等として必要な知識を深めています。
特に今回の特徴として、初めてカリキュラムの講義の一部を当センター教官が英語により行っております。
課程後半には、実際の派遣等を想定した様々な内容の演習が予定されており、より一層の知識の習得が図られるよう教育を行っていきます。
※ISG(Institute for Security Governance)米国国防安全保障協力庁セキュリティガバナンス研究所
部内外講師講話
東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授 篠田 英朗 氏
統合幕僚監部 運用部 国際協力室 2等陸佐 薗田 直隆
受講時における学生間の討議の様子
UNSOCオープニングセレモニー
ISG副プログラムマネージャー
キャリー・オコーネル氏
国際平和協力センター長
武隈1陸佐
オープニンングセレモニーの様子
センター教官による講義の様子
国際平和協力センターは、令和5年1月16日(月)に第11期国際平和協力中級課程入校式を当センター施設(市ヶ谷駐屯地F2棟)で実施しました。
国際平和協力中級課程は、「国際平和協力活動等への派遣部隊等において当該活動を企画・立案する中級幕僚等としての職務を遂行するに必要な国際平和協力活動等に関する知識及び技能を修得させること」を目的として、年1回実施しています。
入校式では、来るべき任務において派遣部隊の中級幕僚として任務遂行に必要な企画の立案を行う事が期待されている学生に対し、統合幕僚学校長 二川 達也海将より「今回は3年ぶりに外国人留学生が教育に参加することになる。多様な経歴を持つ学生同士、自己に足らざるものを積極的に吸収し合い、幅広い視野とバランス感覚を兼ね備えた国際平和協力活動に相応しい人材に成長してもらいたい。」と要望事項が式辞で述べられました。
これから約3週間の課程が開始となり、来週からは留学生も参加し、経験豊富な外国人講師による教育が行われます。
集合写真(写真撮影時のみマスクを外して撮影)
前列:統合幕僚学校長以下国際平和協力センター職員、後列:学生
入校式の様子
国際平和協力センターは、令和4年1月24日(月)から2月4日(金)までの間、令和3年度国際平和協力中級課程(特別)を国際平和協力センター(市ヶ谷)で行いました。
今回の課程は新型コロナウイルスの影響により、前年度に引き続き外国人委託教官、外国人留学生及び他府省庁からの参加者を見送り、令和4年度中の派遣要員候補者を含む陸海空自衛官及び事務官等の計7名が履修しました。
課程教育では、当センター職員のよる講義のほか、部内外から講師として大野 曜子 氏(UNHCR*1駐日事務所渉外担当官)及び竹田津 佑介3等陸佐(陸上幕僚監部人事教育部)並びに米国からオンラインで新井 信裕1等陸佐(国連本部平和活動局)、川崎 真知子2等陸佐(国連本部オペレーション支援局)を招き、国連等勤務や派遣経験等にもとづく、より専門的かつ効果的な講義をしていただき、活発な意見交換を行いました。また、実情に即したグループワークでの幕僚研究等を通じて、国際平和協力活動等の職務に従事する中級幕僚等として必要な知識を主体にその概要を修得させることができました。
なお、課程期間中においては、3密を回避する等、新型コロナウイルス感染症対策を万全に行い、講義等を実施しました。
当センターでは、今後も多様化・複雑化する現在の国際平和協力活動のニーズに応えるべく派遣ミッションにおける指揮官・司令部幕僚要員等の育成に努めるとともに、国際平和協力活動等における調査研究にも貢献して参ります。
集合写真(写真撮影時のみマスクを外して撮影)
前列:統合幕僚学校長以下国際平和協力センター職員、後列:課程学生
部内外講師による講義風景
UNHCR駐日事務所渉外担当官
大野 曜子 氏
国連本部平和活動局
(オンライン講義)
新井 信裕1等陸佐
国連本部オペレーション支援局
(オンライン講義)
川崎 真知子2等陸佐
陸上幕僚監部 人事教育部 補任課
竹田津 佑介3等陸佐
受講風景
幕僚研究及び発表風景
国際平和協力センターは、令和3年3月1日(月)から3月12日(金)までの
間、令和2年度国際平和協力中級課程(特別)を国際平和協力センター(市ヶ谷)で行いました。
部内講師として陸上幕僚監部 人事教育部 補任課 川本 祥彰2等陸佐に講義をしていただきました。
今回の課程は新型コロナウイルスの影響により、令和3年3月1日(月)から3月5日(金)の間の教育を国際平和協力基礎講習と合同で行うとともに、外国人委託教官及び外国人留学生、他府省庁からの受講生の参加を見送り、令和3年度中の派遣要員候補者等陸上自衛官6名が履修しました。
また、名称についても、例年とは教育期間等が異なることから「令和2年度国際平和協力中級課程(特別)」と変更して行いました。
履修生は教育を通じて、国際平和協力活動等の職務に従事する中級幕僚等としての知識及び技能を得ることができました。
当センターでは、今後も多様化・複雑化する現在の国際平和協力活動のニーズに応えるべく派遣ミッションにおける指揮官・司令部幕僚要員などの育成に努め、我が国の国際平和協力活動等に貢献して参ります。
集合写真(写真撮影時のみマスクを外して撮影)
前列:統合幕僚学校長以下国際平和協力センター職員、2列目以降:課程学生
部内講師による講義風景
陸上幕僚監部 人事教育部 補任課
川本 祥彰2等陸佐
受講風景
幕僚研究及び発表風景
国際平和協力センターは、令和2年1月27日(月)から同年2月19日(水)までの間、第8期国際平和協力中級課程を実施しました。
今期の課程は、陸海空の自衛官9名及び防衛事務官1名が履修した他、ドイツ連邦共和国等7か国7名の留学生、内閣府2名及び外務省1名が第2週目以降のUNSOC(※)を受講しました。
当センターでは、今後も多様化・複雑化する現在の国際平和協力活動のニーズに応えるべく派遣ミッションにおける指揮官・司令部幕僚要員などの育成に努め、我が国の国際平和協力活動等に貢献して参ります。
※UNSOC: United Nations Staff Officers Course(国連平和維持活動幕僚課程)
集合写真
国内外講師による講義風景
国際平和協力センター 研究員
川田3陸佐
陸上自衛隊 国際活動教育隊
安保3陸佐
統合幕僚監部 運用第2課 国際協力室
内田2陸佐
防衛省防衛政策局
国際政策課能力構築室
川原2陸佐
防衛省防衛政策局
インド太平洋地域協力企画官
松沢 氏
AAR Japan 理事
名取 氏
※ISG教官
エリングセン氏
※ISG教官
アルブス氏
※ISG教官
バウアー氏
※ISG教官
平井 氏
※ISG:Institute for Security Governance(米国国防安全保障協力庁セキュリティガバナンス研究所)
受講風景
グループ討議風景
グループ討議の発表風景
演習風景
国際平和協力センターは、平成31年1月28日(月)から同年2月20日(水)までの間、第7期国際平和協力中級課程を実施しました。
今期の課程は、陸海空の自衛官9名が履修した他、ドイツ連邦共和国等8か国8名の留学生及び内閣府及び外務省から各1名が第2週目以降のUNSOC(※)を受講しました。
当センターでは、今後も多様化・複雑化する現在の国際平和協力活動のニーズに応えるべく派遣ミッションにおける指揮官・司令部幕僚要員などの育成に努め、我が国の国際平和協力活動等に貢献して参ります。
※UNSOC: United Nations Staff Officers Course(国連平和維持活動幕僚課程)
集合写真
国内外講師による講義風景
AAR JAPAN理事長 長 有紀枝氏
2等海佐 唐木 誠司(センター職員)
ハーレー・アルブス氏(CCMR教官)
イアン・パーカー氏(CCMR教官)
アレックス・リー氏(CCMR教官)
松沢 朝子氏(CCMR教官)
※CCMR:Center for Civil Military Coorperation(米海軍大学院民軍関係センター)
本課程での女性参加者及び教官
受講風景
グループ討議風景
グループ討議の発表風景
演習報告の様子
統合幕僚学校国際平和協力センターは、平成30年1月29日(月)から同年2月21日(水)までの間、統合幕僚学校国際平和協力センター(市ヶ谷駐屯地F2棟)において、第6期国際平和協力中級課程を実施しました。今期の課程は、陸海空の自衛官8名及び防衛事務官等2名が履修した他、バングラデシュ等6か国7名の留学生及び内閣府からの4名が第2週目以降のUNSOC(※)を受講しました。
当センターでは、今後も多様化・複雑化する現在の国際平和協力活動のニーズに応えるべく派遣ミッションにおける指揮官・司令部幕僚要員などの育成に努め、我が国の国際平和協力活動等に貢献して参ります。
※UNSOC: United Nations Staff Officers Course(国連平和維持活動幕僚課程)
集合写真
入校式
グループディスカッション
センター員による教育
卒業式
統合幕僚学校国際平和協力センターは、平成29年1月30日(月)から2月22日(水)までの間、統合幕僚学校国際平和協力センター(市ヶ谷駐屯地F2棟)において、第5期国際平和協力中級課程を実施しました。今期の課程は、陸海空の自衛官10名が履修した他、米国以下7カ国から、過去最多となる外国人留学生10名が課程の主要部分であるUNSOC(※)を受講しました。
当センターでは、今後も多様化・複雑化する現在の国際平和協力活動のニーズに応えるべく派遣ミッションにおける指揮官・司令部幕僚要員などの育成に努め、我が国の国際平和協力活動等に貢献して参ります。
※UNSOC: United Nations Staff Officers' Course(国連平和維持活動幕僚課程)
集合写真
入校式
図上演習
センター員による教育
卒業式
統合幕僚学校国際平和協力センターは、平成28年2月1日(月)から2月24日(水)までの間、統合幕僚学校及び部外施設において、第4期国際平和協力中級課程を行いました。今期の課程は、陸上自衛官5名、海上自衛官2名、航空自衛官2名及び防衛事務官1名が履修した他、課程の主要部分であるUNSOC※を内閣府1名、オーストラリア軍人2名及びマレーシア軍人1名が受講しました。また、UNSOCでは、中谷防衛大臣による視察を受けました。大臣は、課程教育に関する報告を受けた後、グループ討議等を視察しました。
我が国は、国内のみならず各国PKO要員の育成も積極的に行う方針であり、当センターでは、今後も多様化・複雑化する現在の国際平和協力活動のニーズにマッチした教育を行うことで、派遣ミッションにおける指揮官・司令部幕僚要員などの「人づくり」(人材育成)に邁進し、我が国の国際平和協力活動等に貢献して参ります。
※UNSOC: United Nations Staff Officers’ Course(国連平和維持活動幕僚課程)
集合写真
入校式 学校長訓示
センター研究員による教育
早稲田大学国際教養学部教授 上杉勇司先生
講話「民軍協力・平和構築」
外国人講師による教育
防衛大臣視察(学生激励)
防衛大臣視察(外国人講師挨拶)
机上演習における討議
卒業式 卒業証書授与
◆第3期国際平和協力中級課程◆
統合幕僚学校国際平和協力センターは、平成27年1月19日(月)から2月10日(火)までの間、統合幕僚学校及び部外施設において、第3期国際平和協力中級課程を行いました。
本課程は、PKOに従事する中級幕僚として必要な知識及び技能を修得するもので、特に課程の後半部分にあたるUnited Nations Staff Officers Course(UNSOC:国連平和維持活動幕僚課程)は国連から認定を受けた教育課程です。
UNSOCの部分には、自衛官、防衛事務官12名の他、国内から内閣府1名、国外からは、オーストラリア、ニュージーランド、大韓民国、タイ王国、ベトナム、英国から合計8名の軍人が参加しました。
7ヶ国からの教育参加者21名は、各々組織特有の業務手順や各国文化・伝統に基づく価値観及び個人の活動経験を有していますが、本課程を通じ、
これらを相互に共有・理解するとともに、国連PKOミッションにおける活動原則等を共に学び、国連PKOにおいて司令部幕僚としての即戦力となるべく知識・技能の修得を図りました。
当センターで実施する二つの課程(PKOCCC*、UNSOC)は何れも軍人を対象としたコースではありますが、現在、PKO任務の統合化・複雑化が進む中、
現地の実業務で協働する軍人・警察官・文民に対して、それぞれ独自に教育を行うのではなく、派遣前の教育訓練の段階から合同で教育・人材育成を行い、
各アクター間の連携を実現することが求められています。
国際平和協力センターでは、今後も統合化が進む国連平和維持活動を始めとする、国際の平和と安全を維持するための各種活動で活躍できる国内外の要員を養成していくために尽力して参ります。
* PKO Contingent Commanders Course
平成26年2月3日〜2月26日までの間、第2期国際平和協力中級課程を行いました。
平成25年2月25日〜3月19日までの間、第1期国際平和協力中級課程を開始しました。
防衛省 統合幕僚学校 国際平和協力センター
〒162-8805 東京都新宿区市谷本村町5番1号F−2棟1階
電話:03-3268-3111(代)内線32216
FAX:内線32249