この度、新型コロナウイルスが蔓延する中、統合幕僚学校国際平和協力センターにおいて教育を受講させていただき、感謝しています。本教育は、国際平和協力任務における派遣幕僚の立場を見据え、派遣経験者の講話、計画の立案に必要な意思決定プロセスであるプランニング等極めて有意義な内容でした。周到な準備の下愛情を込めて教育してくださった教官方、各種分野に精通した優秀な同期に囲まれ、教育は大変充実したものでした。
私は、安全保障分野における防衛省に対する寄与を自分自身のテーマとして、本教育に臨みました。私自身のジブチ派遣における、英語及びフランス語を使用した渉外業務を回想しつつ、司令部幕僚として派遣任務遂行に必要な「リーダーシップ」、「公平性」、「多様性の尊重」、「幕僚として必要な思考過程」等を改めて体系的に学ぶことができました。
私は、本教育の成果を今後の業務に生かしつつ、当該貴重な教官、同期等とのご縁や知識・思考を基に、防衛省の安全保障分野に寄与する人材になるべく、引き続き修練して参ります。
ありがとうございました。
令和3年度国際平和協力中級課程(特別)受講時
この度、令和3年度国際平和協力中級課程(特別)に参加する貴重な機会を頂きました。
教育内容については、次の2点が強く印象に残っています。
1点目は、司令部機能を支える中級幕僚も、これまでのPKOのあゆみや今後の課題(ジェンダー問題や部隊の安全確保など)を国際社会の変遷の中で理解する必要があることです。これは部外講師や国連本部で活躍中の先輩自衛官の講義からも強く実感しました。
2点目は、国連のドクトリンが定める幕僚活動のスタイルが、自衛隊とかなり共通していることです。グループ演習では、エンドステートを見定めて論理的に企画・立案することの重要性をあらためて痛感しました。
本課程で得られた知識や経験を今後の勤務に活かすとともに、さらに自己研鑽に励んで参りたいと思います。
令和3年度国際平和協力中級課程(特別)受講時
私は、極めて幸運なことに、職場の上司・同僚の協力を得て、令和3年度国際平和協力中級課程(特別)に参加させていただくことができました。
今回の中級課程は新型コロナウイルスの影響により、例年に比して様々な制約があるなかで開催された教育でしたが、徹底された感染対策や良く工夫されたカリキュラム、そして何より素晴らしい教官陣のもと、多くのことを学ぶことができました。
今回の教育では、国際活動の基礎のみならず、国連PKO司令部の幕僚として活動するために必要な、国連標準による計画策定手順など実業務に直結する知識を講義・実習を通じ習得し、能力の向上を図ることができました。
本課程で学んだことを生かし、以後の業務に邁進していきたいと思います。
令和3年度国際平和協力中級課程(特別)受講時
防衛省 統合幕僚学校 国際平和協力センター
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3等陸佐 番場 優貴
「防衛省の安全保障分野に寄与すべく・・・」