安全保障技術研究推進制度(防衛省ファンディング)
実施中の研究課題
(令和6年3月26日現在)
タイプ | 研究課題名 | 研究代表者所属機関 (研究代表者名) |
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S | 層状無機固体の精密構造制御に基づく新規プロトン伝導体の創製 | 熊本大学 (伊田 進太郎) |
災害医療対応・外傷処置・外傷手術XR遠隔支援システムの開発 | 北海道大学 (近野 敦) |
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パワーデバイス冷却機能強化を指向したダイヤモンドウェハ大型化 | 産業技術総合研究所 (山田 英明) |
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計算力学とゲームAIを応用したOODA意思決定・群制御の研究開発 | クラスターダイナミクス(株) (高岡 秀年) |
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超短パルスレーザを用いたCBRNE検知ライダシステムの開発 | (株)四国総合研究所 (朝日 一平) |
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実験・計算科学の融合による革新的塗膜創製と機序解明の基礎研究 | (株)GSIクレオス (柳澤 隆) |
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UHTCマトリックス複合材料及びプロセス技術に関する研究 | (株)超高温材料研究センター (中川 成人) |
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高速放電技術のための新規コンデンサ材料の探索 | (一財)ファインセラミックスセンター (森分 博紀) |
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超高耐圧α型酸化ガリウムパワー半導体の高度化のための基礎研究 | (株)FLOSFIA (四戸 孝) |
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衛星による測位・時刻同期の革新的な欺瞞対策技術の開発 | LocationMind(株) (柴崎 亮介) |
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A | マルチ機能を持つ軽量・高強度マグネシウム合金の基盤構築 | 熊本大学 (河村 能人) |
混晶エンジニアリングによる超高耐圧AlGaNパワー素子の創出 | 産業技術総合研究所 (三浦 喜直) |
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ISBTの革新による未開拓周波数・常温動作QCLの研究開発 | 理化学研究所 (平山 秀樹) |
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積層造形によるAl合金の熱物性と機械的特性の制御に関する研究 | 川崎重工業(株) (森橋 遼) |
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脳科学とAIによる精神状態、認知能力の最適化に関する基礎研究 | (株)KDDI総合研究所 (小林 亜令) |
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C | 電離圏プラズマを利用する新しい宇宙推進エネルギー工学 | 大阪公立大学 (森 浩一) |
高耐性を有する水中音響通信デジタル変復調方式の研究 | 北見工業大学 (吉澤 真吾) |
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荒天中操船に対応したHMD型デジタルツインシミュレータ開発 | 海上・港湾・航空技術研究所 (岡 正義) |
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ヒドリドイオンを利用した還元的分子検知と除去に関する基礎研究 | 物質・材料研究機構 (飯村 壮史) |
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異種材料の低温大気圧耐食性接合と固相分離を両立する極薄架橋層 | 物質・材料研究機構 (重藤 暁津) |
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スピン波のカオス的干渉を利用する超高速物理演算デバイスの開発 | 物質・材料研究機構 (土屋 敬志) |
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スピン偏極電子の磁場応答の可視化 | 量子科学技術研究開発機構 (岩澤 英明) |
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物理法則に立脚した解釈性・説明性の高いマルチモーダルAI | (株)RICOS (堀江 正信) |
タイプ | 研究課題名 | 研究代表者所属機関 (研究代表者名) |
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S | 飛沫中のウイルスを検出するグラフェン共振質量センサの研究 | 豊橋技術科学大学 (髙橋 一浩) |
マルチマテリアル接着接合を用いた航空機実現のための基礎研究 | 宇宙航空研究開発機構 (森本 哲也) |
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データ科学と単粒子診断法を融合した新規赤外蛍光体開発の高速化 | 物質・材料研究機構 (森田 孝治) |
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レーザー推進による衛星の運動制御のための宇宙用レーザーの開発 | 理化学研究所 (和田 智之) |
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マイクロ流体チップによる新規生物学的影響評価法に関する研究 | 量子科学技術研究開発機構 (田口 光正) |
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水中自律航行システムに向けた画像解析による位置推定手法の開発 | いであ(株) (木川 栄一) |
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高速及び低電圧動作EMP 防護素子とその回路に関する 基礎研究 | 音羽電機工業(株) (塚本 直之) |
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水中航走体用レーザ通信に向けた光トラッキング技術の研究開発 | ソフトバンク(株) (今井 弘道) |
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有機正極二次電池の充放電機構の解明と高エネルギー密度化の研究 | ソフトバンク(株) (齊藤 貴也) |
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波長・空間選択性に優れた量子カスケード素子の研究 | (株)東芝 (斎藤 真司) |
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海中通信・センシング向けの高性能配向圧電セラミックの基礎研究 | 日本電気(株) (山本 満) |
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A | 新たなデータ同化手法を使った海中水温・塩分推定/予測手法研究 | 宇宙航空研究開発機構 (松井 快) |
革新的SiCヘテロ接合技術を使った高周波デバイスの基礎研究 | 産業技術総合研究所 (佐沢 洋幸) |
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ワイアレスな量子鍵配送のためのポータブル固体量子光源の開発 | 物質・材料研究機構 (黒田 隆) |
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CMC強化材用高耐熱性ジルコニア連続繊維の量産プロセスの確立 | 物質・材料研究機構 (鉄井 利光) |
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3D積層造形プロセスのマルチフィジックスシミュレーション技術 | 物質・材料研究機構 (渡邊 誠) |
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光ファイバDASと微動探査による地盤モニタリング手法の開発 | 防災科学技術研究所 (藤原 広行) |
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全脳ネットワークを活用した革新的脳ダイナミクスイメージング法 | (株)国際電気通信基礎技術研究所 (山下 宙人) |
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極超音速飛行における可変機構の耐熱性・気密性向上に関する研究 | (株)ネッツ (東野 和幸) |
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C | 小型衛星用マルチ加速モード同軸スラスタの基礎研究 | 宇宙航空研究開発機構 (張 科寅) |
軟磁性材料の高強度・高延性化に向けた欠陥磁気物性の計測と設計 | 物質・材料研究機構 (新津 甲大) |
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グラフェンのスピン誘起ディラック電子とスピン拡散長の可視化 | 物質・材料研究機構 (矢治 光一郎) |
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海洋状況把握(MDA)等に適用可能な革新的画像処理技術の研究 | 川崎重工業(株) (久保田 伸幸) |
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EHDポンプによるヒレ推進魚ロボットの研究 | (株)テムザック (川久保 勇次) |
タイプ | 研究課題名 | 研究代表者所属機関 (研究代表者名) |
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S | 超高強度ヘテロナノ組織金属の特異な変形挙動のメカニズム解明 | 豊橋技術科学大学 (三浦 博己) |
難接着複合材と軽金属とのレーザ直接接合機構解明と特性評価 | 海洋研究開発機構 (川人 洋介) |
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高レジリエンス画像SLAMとその情報融合画像生成への適用 | (株)アイヴィス (川村 英二) |
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メタ認知の脳情報基盤解明と日常トレーニング環境の構築 | (株)国際電気通信基礎技術研究所 (川鍋 一晃) |
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体内精密情報デジタルツインシステム | (株)国際電気通信基礎技術研究所 (佐藤 匠徳) |
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超小型ナビゲーショングレードIMUおよびその自律航法の研究 | (株)東芝 (丸藤 竜之介) |
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海洋仕様のCFRPブレード接着接合構造に関する基盤技術の開発 | ナカシマプロペラ(株) (山磨 敏夫) |
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ナノチューブネットワーク制御による新規赤外線検出素子の研究 | 日本電気(株) (弓削 亮太) |
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環境制御観察における超高感度3D電磁場顕微鏡法の開発 | (株)日立製作所 (谷垣 俊明) |
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A | 次世代二次電池のためのオペランド核磁気共鳴法に関する研究 | 岡山大学 (後藤 和馬) |
海底・地下での長距離量子センシングに関する研究 | 量子科学技術研究開発機構 (大島 武) |
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フォトンカウンティングによるX線スペクトル分析を活用した散乱線画像計測技術の研究 | (株)ANSeeN (小池 昭史) |
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3次元一体成型によるMEMS半球共振ジャイロスコープの研究 | 東京計器(株) (山口 高功) |
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全固体電池の開発に向けた電極-電解質のナノ構造界面設計 | (一財)ファインセラミックスセンター (幾原 裕美) |
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熱制御の高度化による革新的遮熱コーティングシステムの基盤構築 | (一財)ファインセラミックスセンター (北岡 諭) |
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C | グラフェン被覆アルミ粉末からなる高熱伝導焼結合金の界面設計 | 宇都宮大学 (馬渕 豊) |
不整地での移動を支援するバイオミメティックアシストスーツ | 大分大学 (菊池 武士) |
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高エネルギー物質を用いた高性能固体推進薬に関する実験的研究 | 千葉工業大学 (和田 豊) |
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波浪中応答解析と実験技術を利用したHMD操船シミュレータ開発 | 海上・港湾・航空技術研究所 (岡 正義) |
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反応環境下にあるガスの精密電子状態の研究 | 物質・材料研究機構 (山瀬 博之) |
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昆虫の偏光知覚を模倣した空の偏光航法に関する研究 | 川崎重工業(株) (磯村 直道) |
タイプ | 研究課題名 | 研究代表者所属機関 (研究代表者名) |
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S | レーザー反射光を利用する海中海底ハイブリットセンシングの研究 | 海洋研究開発機構 (石橋 正二郎) |
多元組成傾斜バルク材を用いた高温構造材料の網羅的な高効率探索 | 物質・材料研究機構 (大村 孝仁) |
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ジャイアント・マイクロフォトニクスによる高出力極限固体レーザ | 理化学研究所 (平等 拓範) |
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超小型ロバストテラヘルツ波イメージング装置の研究開発 | 理化学研究所 (南出 泰亜) |
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反転MOSチャネル型酸化ガリウムトランジスタの研究開発 | (株)ノベルクリスタルテクノロジー (宮本 広信) |
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AI的画像解析によるオペランド電子顕微鏡計測技術に関する研究 | (一財)ファインセラミックスセンター (平山 司) |
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強化学習を用いた環境適応型ファジングシステムの提案 | (株)リチェルカセキュリティ (木村 廉) |
タイプ | 研究課題名 | 研究代表者所属機関 (研究代表者名) |
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S | 高強度CNTを母材とした耐衝撃緩和機構の解明と超耐衝撃材の創出 | 筑波大学 (藤田 淳一) |
結晶設計 ・格子操作技術による固体レーザーの高速探索と機能開発 | エスシーティー(株) (鯉沼 秀臣) |
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沿岸域における海中サウンドスケープ観測システムの開発に関する基礎研究 | (一社)全国水産技術協会 (原 武史) |
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ナノ構造制御による高透明・赤外反射部材の創出 | 東レ(株) (宇都 孝行) |
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高性能SiCパワーデバイスを活用した大電力パルス電源小型化のための研究 | (株)日立製作所 (島 明生) |
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量子干渉効果による小型時計用発振器の高安定化の基礎研究 | (一財)マイクロマシンセンター (池上 健) |
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C | 輻輳海域の海上交通流を対象とした衝突危険性評価システムの開発 | 海上・港湾・航空技術研究所 (河島 園子) |
研究成果に係る実績
採択年度 | 研究成果の公表(件) | 産業財産権(件) | |
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論文発表*1 | 口頭発表*2 | 特許出願 | |
平成27年度 | 14 | 63 | 30 |
平成28年度 | 15 | 106 | 11 |
平成29年度 | 59 | 287 | 135 |
平成30年度 | 91 | 206 | 130 |
令和元年度 | 44 | 178 | 45 |
令和2年度 | 13 | 118 | 7 |
令和3年度 | 7 | 18 | 15 |
合計 | 243 | 976 | 373 |
(令和4年12月31日現在)
*1:学術論文、雑誌掲載等
*2:学会発表、プレス発表等
プレス発表を行った研究成果一覧
研究課題名 | 掲載日又は発表日 | 代表研究機関 (研究代表者) |
件名 |
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二次元機能性原子薄膜を用いた革新的赤外線センサの研究 | 令和5年5月26日 | 富士通株式会社 (佐藤 信太郎) |
自動転写グラフェンでFETを実現 (分担研究機関である(株)エアメンブレンによる発表) |
ナノチューブネットワーク制御による新規赤外線検出素子の研究 | 令和5年4月10日 | 日本電気株式会社 (弓削 亮太) |
NEC、カーボンナノチューブを活用した高感度非冷却型イメージセンサを世界で初めて開発 |
超高耐圧α型酸化ガリウムパワー半導体とパルス電源の基礎研究 | 令和5年3月3日 | 株式会社FLOSFIA (四戸 孝) |
世界初、アンペア級・1700V耐圧級のコランダム型酸化ガリウムSBD開発に成功! |
反転MOSチャネル型酸化ガリウムトランジスタの研究開発 | 令和4年12月8日 | 株式会社ノベルクリスタルテクノロジー (宮本 広信) |
次世代のパワー半導体β型酸化ガリウムの結晶欠陥イメージング技術を開発 |
反転MOSチャネル型酸化ガリウムトランジスタの研究開発 | 令和4年9月20日 | 株式会社ノベルクリスタルテクノロジー (宮本 広信) |
世界初 酸化ガリウム反転型DI-MOSトランジスタを試作 |
二次元機能性原子薄膜を用いた革新的赤外線センサの研究 | 令和4年7月28日 | 富士通株式会社 (佐藤 信太郎) |
二次元から三次元へ、原子膜の自動積層への挑戦 (分担研究機関である(株)エアメンブレンによる発表) |
1Gbps×100mのBL積を達成する水中光ワイヤレス通信技術の研究 | 令和4年1月26日 | 株式会社トリマティス (鈴木 謙一) |
1Gbps×100m超高速海中光ワイヤレス通信に成功― 海中ワイヤレス通信技術のパラダイムシフトを目指して ― |
極限量子閉じ込め効果を利用した革新的高出力・高周波デバイス | 令和4年1月25日 | 富士通株式会社 (小谷 淳二) |
世界初!新材料窒化アルミニウムを用いた高出力パワーアンプの開発に成功 |
強化学習を用いた環境適応型ファジングシステムの提案 | 令和3年12月28日 | 株式会社リチェルカセキュリティ (木村 廉) |
国産ファジングフレームワーク「fuzzuf」をオープンソース化 |
潜在脳ダイナミクス推定法の開発と精神状態推移の解明と制御 | 令和3年11月11日 | 株式会社国際電気通信基礎技術研究所 (内部 栄治) |
コロナ禍はメンタルヘルスの異なる要因に異なる時間で影響を及ぼす ~社会からの隔絶が長期的に進行~ |
10kV級酸化ガリウムトレンチ MOSFETの研究開発 |
令和3年6月16日 | 株式会社ノベルクリスタルテクノロジー (佐々木 公平) |
世界最高耐圧の酸化ガリウム縦型トランジスタの開発に成功 |
昆虫の脚の接着機構の基礎研究と移動体への実装 | 令和3年6月3日 | 物質・材料研究機構 (細田 奈麻絵) |
テントウムシ脚裏の接着原理を解明 ~なぜ、ガラスの上でも硬い脚先が滑らないのか。40年の議論にピリオド~ |
船舶向け軽量不揮発性高エネルギー密度二次電池の開発 | 令和3年3月23日 | 株式会社日立製作所 (奥村 壮文) |
難揮発性と化学耐久性を両立する新規の有機固体電解質を用いた長寿命リチウムイオン二次電池の試作に成功 |
二次元機能性原子薄膜を用いた革新的赤外線センサの研究 | 令和3年3月22日 | 富士通株式会社 (佐藤 信太郎) |
グラフェンの電子デバイス利用に向け転写の自動化に大きく前進 (分担研究機関である(株)エアメンブレンによる発表) |
雑音画像中の低輝度移動物体高速自動検出技術の開発 | 令和2年4月15日 | 宇宙航空研究開発機構 (柳沢 俊史) |
地球接近天体2020FC2の発見 |
極限量子閉じ込め効果を利用した革新的高出力・高周波デバイス | 令和元年12月5日 | 富士通株式会社 (小谷 淳二) |
GaN HEMT の放熱効率を高めるダイヤモンド膜の形成に成功 発熱量を40 %低減し、レーダーシステムの小型化が可能に |
不揮発性高エネルギー密度二次電池の開発 | 令和元年11月12日 | 株式会社日立製作所 (奥村 壮文) |
コンパクトかつ大容量で、安全性の高いラミネート型リチウムイオン二次電池を開発 |
超高温遮熱コーティングシステムの開発 | 令和元年7月1日 | 一般財団法人ファインセラミックスセンター (北岡 諭) |
世界初!遮熱コーティング材料にナノドメインを導入し、遮熱性の大幅改善を実現! |
海棲生物の高速泳動に倣う水中移動体の高速化バブルコーティング | 平成30年8月29日 | 物質・材料研究機構 (内藤 昌信) |
ペンギンが高速に泳ぐ仕組みに倣った摩擦低減バブルコーティング |
ヘテロ構造最適化による高周波デバイスの高出力化 | 平成30年8月10日 | 富士通株式会社 (中村 哲一) |
従来比3倍となる窒化ガリウムトランジスタの高出力化に成功 レーダーの観測範囲を約2.3倍に拡大 |
ヘテロ構造最適化による高周波デバイスの高出力化 | 平成29年12月7日 | 富士通株式会社 (中村 哲一) |
世界初、単結晶ダイヤモンドと炭化シリコンを常温で接合する技術を開発 効率的に冷却し、GaN-HEMT 送信用パワーアンプの高出力化によりレーダーの観測範囲を約1.5 倍に拡大 |
光電子増倍管を用いた適応型水中光無線通信の研究 | 平成29年10月2日 | 海洋研究開発機構 (澤 隆雄) |
水中光無線通信による100m超の20Mbps双方向通信に成功 ~水中光Wi-Fiの構築及び水中観測機器のIoT化へ大きく前進~ |
ヘテロ構造最適化による高周波デバイスの高出力化 | 平成29年7月24日 | 富士通株式会社 (中村 哲一) |
W帯向け窒化ガリウム送信用パワーアンプで世界最高の出力密度を達成 |
ダークメタマテリアルを用いた等方的広帯域光吸収体 | 平成29年4月26日 | 理化学研究所 (田中 拓男) |
アルミニウムのナノ構造体で「色」を作る -半永久的に失われず塗料より軽い「メタマテリアル・カラー」- |