司令官挨拶

 いつも自衛艦隊のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
 また、平素より海上自衛隊の諸活動、とりわけ、自衛艦隊の任務、各種取り組み等に対し、多大なるご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
 また、この度の令和8年熊本地震及び千葉県豪雨災害で被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復旧を祈念申し上げます。

 さて、今、自衛艦隊の各部隊は、我が国周辺海空域の警戒監視・情報収集、アデン湾・中東方面での海賊対処・情報収集行動、令和8年熊本地震への支援活動など、多岐にわたる任務に従事しています。これらの活動は、隊員の高い使命感はもとより、ご家族の任務に対するご理解と隊員への物心両面にわたるご支援の賜物であり、改めて感謝を申し上げます。

 先日公表された令和8年版日本の防衛、いわゆる防衛白書では、国際社会は戦後最大の試練の時を迎え、新たな危機の時代に突入。わが国を取り巻く安全保障環境は、戦後最も厳しく複雑なものとなっており、東アジアにおいても、戦後の安定した国際秩序の根幹を揺るがしかねない深刻な事態が発生する可能性は排除できないと評価されています。同時に、中国の対外的な姿勢や軍事動向などは、わが国と国際社会の深刻な懸念事項であるとともに、これまでにない最大の戦略的な挑戦であり、わが国の総合的な国力と同盟国・同志国などとの協力・連携により対応すべきものであると述べられています。こうした中、最近も中露艦艇による本邦を周回する共同航行が確認されているほか、中東情勢は引き続き予断を許さない状況が続いています。

 自衛艦隊は、本年4月以降も平素の警戒監視はもとより、オーストラリアのシドニーで行われたFleet Commanders’ Round Table (FCRT) 2026への出席、米海軍第7艦隊司令官ハニフィン海軍中将との沖縄県に所在する陸海空自衛隊部隊への訪問、米比主催多国間共同訓練バリカタン26やRIMPAC2026等への参加を通じて同盟国・同志国との連携強化を図るとともに、令和8年度統合作戦部隊練成訓練では、統合作戦における海上作戦部隊としての練度向上を図ってきました。

 自衛艦隊は引続き、部隊の精強性と即応態勢の向上に努め、同盟国、同志国と協働して、わが国の平和と地域の安定及び「自由で開かれたインド太平洋」の実現に寄与して参ります。
 皆様には、今後とも自衛艦隊に対しまして、一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 

令和8年8月
 自衛艦隊司令官 海将 大町 克士

略歴は、こちらからご覧ください。

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