安全保障・防衛分野における国際協力の必要性と潜在性がかつてなく高まる中、防衛省・自衛隊としても、国際協調主義に基づく「積極的平和主義」の立場から、わが国の安全及び地域の平和と安定、さらには国際社会全体の平和と安定及び繁栄の確保に積極的に寄与していくことが重要です。
このため、「自由で開かれたインド太平洋」というビジョンを踏まえ、地域の特性や相手国の実情を考慮しつつ、多角的・多層的な安全保障協力として二国間・多国間の防衛協力・交流を実施しています。
✔「自由で開かれたインド太平洋」の推進に向け、政府一体となって取り組んでいく方針

✔インド太平洋地域には安全保障上多くの課題が存在
✔防衛協力・交流を活用し、我が国にとって望ましい安全保障環境を創出

✔FOIPは包摂的なものであり、この考えに賛同するのであれば、いずれの国とも協力可能
✔日ASEAN防衛協力の指針「ビエンチャン・ビジョン2.0」を発表し、
ASEANの中心性・一体性を支持した防衛協力を強化する方針を明示



日ブラジル防衛相テレビ会談及び日ブラジル防衛協力・交流に関する覚書の署名式(2020年12月)
相手国軍隊などの能力向上を図り、相手国が国際平和・地域の安定のための役割を果たすことを促進する事業。具体的な事業:セミナーや実習、技術指導、教育・訓練の視察や意見交換など。
2012年よりインド太平洋地域の軍隊等に対して能力構築支援を実施し、これまでに約1,200名の自衛官等が派遣され、支援対象者は約6,900名を数えている。また、米豪軍などの関係国と協力し、それぞれの能力を活かしつつ事業を効率的に進める取組も実施。
ASEAN諸国に対する人道支援・災害救援事業(2018年以降毎年実施)

災害対応に関するセミナー、机上訓練、防災訓練視察等を通じ、大規模自然災害発生時における多国間協力体制の強化を目指す。
ASEAN諸国に対するサイバーセキュリティ事業(2022年、2023年、2024年実施)

講義と実習を通じ、サイバー空間で発生するインシデントに適切に対応するサイバーセキュリティ能力の向上に寄与。
モンゴルに対するPKO(施設)事業(2014年~2019年、2021年実施)

PKO派遣に必要な道路構築分野における人材育成に貢献することで、モンゴル軍独力での道路施工を可能とする体制の整備を目指す。
スリランカに対する航空救難事業(2019年、2020年、2021年実施)

航空自衛隊の救難機パイロットや救難員による技術指導や航空救難マニュアルの共同作成を通じ、洋上における捜索救難能力の向上に貢献。
パプアニューギニアに対する軍楽隊育成事業(2015年~2019年、2021年実施)

演奏・演出に関する技術指導等を通じ、パプアニューギニア軍楽隊の国家的行事や軍楽祭等におけるパフォーマンスの発揮に貢献。
東ティモールにおける米豪との共同事業(2015年~2019年、2021年実施)

豪軍主催のハリィ・ハムトゥック訓練に参加し、建築等の施設活動を通じて、東ティモール軍の能力向上に寄与すると共に日米豪各軍の関係強化を図る。
2020年4月~2021年3月の一年間、26か国及び1機関(NATO)との間で、大臣級会談を実施。(地図上、緑色の国※)
※大臣級会談を実施した国および機関
【アジア】インド、中国、パキスタン、モンゴル【東南アジア】インドネシア、シンガポール、フィリピン、ベトナム、マレーシア【中東】アラブ首長国連邦、イラン、サウジアラビア【欧州】イタリア、ウクライナ、英国、ドイツ、フランス、フィンランド、北大西洋条約機構(NATO)【北米】アメリカ合衆国、カナダ【中南米】ブラジル【大洋州】オーストラリア、トンガ王国、ニュージーランド、パプアニューギニア独立国、フィジー共和国
✔我が国の防衛の目標を達成するための3つの手段のうちの一つとして、安全保障協力を位置づけ
✔「自由で開かれたインド太平洋」の達成に資するよう、安全保障協力を強化
※リンクは国立国会図書館インターネット資料収集保存事業(WARP)のアーカイブに移動します。
2025年11月13日更新